こんにちは、InstagramマーケティングのエキスパートStatusbrewです。私たちは毎度のことながら、Instagramマーケティングにおいて誰でもすぐに今日からでも取り組める戦略として、ハッシュタグの最適化について語ってきました。
そんなInstagramハッシュタグですが、関連性のあるハッシュタグを、と私たちは謳ってきました。本日はあるケーススタディーとともにさらにInstagramハッシュタグの真髄に迫ります。
前提として、Instagramはアルゴリズムの変更により、またInstagram自体が公式の情報を提供はしていないため、正しい答えはベールに包まれています。しかしながらこれまでのInstagramハッシュタグに基づく検証とともに、お役に立てれば幸いです。
Statusbrewのお客様(Aさんとします)でInstagramアカウントをビジネス目的で運用している方がいらっしゃいます。2019年12月初頭、Aさんはハッシュタグからのインプレッションが数百、多い日では数千も落ち込んでいることに気づきました。
そこでなんとかしなければと、少しの期間アカウントのパフォーマンスをトラッキングしたようです。
投稿する時間帯、曜日、投稿頻度、ハッシュタグからのインプレッション、いいね!、コメント、ウェブサイトへのクリック、合計リーチ、新規フォロー、キャプション、画像のクオリティ、複数の画像を投稿など。。
100種類の投稿にまたがるパターンを検証したところわかったこと、それは複数の画像を使用した投稿でハッシュタグのエンゲージメントだけが著しく下がっていたことです。
Aさんはひとまず投稿で複数の画像を使用するのをやめ、代わりにフォロワーを彼女のストーリーに誘導して、フィード投稿を見るように促しました。そうすることでハッシュタグの、主にインプレッションは12月以前の状態に戻ったそうです。
ここまでがケーススタディーです。
これにより、Instagramのハッシュタグアルゴリズムがどのように機能するかについて私たちはさらに考えるようになりました。前置きが長くなりましたが、 Instagramのハッシュタグの「トップ投稿」セクションに投稿を表示する方法に焦点を当てて、今回もお話ししたいと思います。
ここで出てくる疑問は、このAさんは基本的にすべての投稿に同じハッシュタグを使用し(例:週に5件の投稿)、過去6か月間でインタラクションが劇的に減少していることもわかりました。
Q1.ハッシュタグ間の適切なローテーション期間はどれくらいか?
Aさんの投稿の90%には、商品であるヘッドフォン、またはヘッドフォンを使用しているユーザーのライフスタイル画像を占めています。同じような写真の投稿で#Headphoneというハッシュタグを使うべきかどうか?と言うことについてお答えします。
A. 連続した投稿で同じハッシュタグをあまり使用しないようにしましょう。
解決方法としては、ハッシュタグの使い方、使い回しリストを作成すれば、あまり手間暇をかけずに実行できるはずです。この週に5回という投稿は過剰に投稿しているようには見えないので、それほど問題にはならないはずですが、ハッシュタグの関連性と、コンテンツを最も代表する「ニッチな」ハッシュタグを見つけることにフォーカスすべきだと思います。
アルゴリズムの変更により、関連性がより重視され、ハッシュタグを多く使用している人は、関連性の低いタグを連発している可能性が高くなっているのではと見解します。
アルゴリズムの変更は、そもそもInstagramが政治的な理由で投稿のモデレートを増やすという公表から始まりました。
「Moderation(モデレーション)」とは、節度、適度という意味です。コンテンツモデレーションというと、一般的にネット上の書き込みをモニタリングする投稿監視業務を指すことが多いです。
私たちStatusbrewの理論: Instagramは、プラットフォームポリシーに違反するコンテンツを検出するために自動化されたツールいわゆるモデレーションを年々厳しく設置して使用しています。 Instagramは露骨なコンテンツを宣伝/推奨することを望んでいません。 Instagramは投稿の最初の1枚目の写真だけに露骨な内容がないかチェックしているという情報が出回り、ユーザーは投稿の2番目、3番目、4番目…の写真に目が張られていないとのんで、ルールに引っかかりそうなコンテンツを掲載し始めました。そこでInstagramはこれに気づき、さらにコンテンツのアルゴリズムを容易くしていないのではと考えています。
つまり、アルゴリズムに対応しつつも、ハッシュタグを最適化する最大のポイントはやはり関連性と言えるでしょう。
ハッシュタグのジェネレーターと言うものが世の中に多くありますし、無料のものもあります。
ですが今回は、無料でツールを使わずに自分ですぐにできる、関連性のある最も効果のあるハッシュタグの探し方を下記よりご紹介します。
無料で関連性のあるInstagramハッシュタグを見つける方法
Step1.Instagramで競合他社を見つける
あなたのビジネスアカウントに似たアカウントを探して、リスト化してみましょう。リストはいっそ手書きでもエクセルでも、ソーシャルメディアCRMツールを用いてもなんでも構いません。Instagramのおすすめ機能も利用できます。
Step2.リストから最も魅力的なアカウントをいくつか整理してみる
そのアカウントの投稿ごとのエンゲージメント(いいねやコメント)数をチェックして、それらの数が多い投稿もピックアップしてください。
Step3. 投稿から関連するハッシュタグをコピーしてノートにまとめる
各投稿で10〜15個のハッシュタグを使用し、ローテーションを維持します。
下記にもっと詳しく書きます!
Instagramの発見タブでハッシュタグ検索を直接使用して、検索の下のタグセクションに移動します。あなたの狙いたいキーワードのトップ検索を表示します。
あなたの商品やサービスが何であれ、商品の競争他社を見つけ、競合が使用しているハッシュタグを見つけてください。それは最初は良い指標になるはずです。ちなみに競合他社とは実際のビジネス視点での競合他社と言うよりも、このInstagram内での、あくまでソーシャルメディアマーケティングという観点での競合と考えた方が良いです。
最近の誰もが使っているアイテムといえばマスクなので、#マスクと基本的にカタカナで検索してみました。
この#マスクの下に表れているハッシュタグが関連するハッシュタグに近しいです。
さらに#マスクショップと限定してトップ投稿を覗いてみましょう。
このトップ投稿を1つずつ覗いてみて、それぞれどのようにハッシュタグを考えているかをみてみましょう。
例えばですが、こちら2つの投稿のハッシュタグと内容に注目してみましょう。
左はもともとハンドメイド系のショップで、もともとの商品展開としてマスクを宣伝しており、ハッシュタグもマスク=ファッションに統一しつつ揃えています。
右側は韓国ファッションの買い付けアカウントで、使用している30個のハッシュタグのうち、マスクに関わるものはこの#マスクショップだけでした。
どうしてか?と思い、
他にもこのように元はブライダル系のアイテムの販売ビジネス用アカウントであり、さらにほとんどがプレ花嫁さん向けハッシュタグが閉められており、これでは巷で推奨されている関連性のあるハッシュタグの理論が通らないではないか、と思いますよね。
この一見して関係のないハッシュタグを使っているのにエンゲージメント率が高いのはなぜなのか、を調べてみると、こういった種類の投稿は共通点として
・それ以外のハッシュタグ自体の人気度が高い(韓国ファッションやブライダル系)
・そもそもフォロワーが多い
と言うところでした。
ですので、あくまで何十万フォロワーがいるアカウントとかけ離れている場合はそこに追いつこうとはせず、うまくバランスの取れている投稿のハッシュタグの使い方を真似しましょう。
こちらの投稿は、これこそバランス感覚の良い、関連性の強いハッシュタグの羅列ではないでしょうか?
あなたのビジネスのために最も重要なハッシュタグタグの種類は、繰り返しになりますが次のとおりです。
・人気のハッシュタグ
・ニッチなハッシュタグ(コミュニティハッシュタグの組み合わせもGood)
・ブランドのハッシュタグ
です。
これら3つの組み合わせを、競合アカウントを参考にしながら使用してみてください。
Statusbrewではハッシュタグ分析だけではなく、ハッシュタグだけが要因ではない、とも考えているため、コンテンツの中のどの要素がエンゲージメントに響いているのか?を洞察するためのタグ分析というものもございます。
Instagramマーケティングについて、これからも最新のインサイトを発信してまいりますのでよろしくお願いいたします!
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