SNS監視代行業を始めるための価格プランのフォーマット紹介

2024年2月6日 4 min read

こんにちは、ソーシャルメディアマーケティングのエキスパートStatusbrewです。Statusbrewはこれまでにも、ソーシャルを通したマネタイズをアドバイスしてきました。

マネタイズの方法はさまざまあり、その中でもSNS運用代行業者になる方法について紹介してきました。SNS運用代行業者は、元々ウェブデザイナーやグラフィックデザイナーの人が始めたりすることで既存の顧客のSNS(ソーシャル)運用周りも任されるパターンが多く、

・すでに事業内容や方向性、ブランディングについて既存知識があるため頼みやすい

・デザイン知識があるためソーシャル(動画など)のクリエイティブも作成してもらいやすい

・ソーシャル運用も含めると別業者に頼むよりも価格など交渉しやすくパッケージ化しやすい

ことが大きな理由でしょう。


Statusbrewでは、クリエイティブを作成してノルマの投稿を予約するだけが運用代行業、代理店の仕事ではないぞ、今後もっと活発化してくる新しい分野であるソーシャルメディアの監視業をビジネス化することを発信しています。

ソーシャルメディアを含む、監視業務をコメント(コンテンツ)モデレーションと呼びます。

詳しい解説はこちらから(完全日本語です)

コンテンツモデレーションは、事前に定められた一連のルールとガイドラインを実装して、ユーザー生成コンテンツを監視し規制することで存在します。テキストベースのソーシャルメディアコンテンツ広告、画像、動画やフォーラム、オンラインコミュニティ(5chや発言小町のような掲示板型コミュニティ)、ウェブサイトに至るまで、あらゆるタイプのコンテンツモデレーションの目標は、オンラインでのブランドの信頼性とビジネスとそのフォロワーの安全を維持することです。

ソーシャルメディアのモデレーション(監視)の成長規模と可能性!

Data Bridge Market Researchレポートによると、コメント(コンテンツ)モデレーションソリューション市場は、2027年までに年平均成長率(CAGR)10.7%で成長すると予測されています。

引用:maxicus社

このように「SNS監視ソリューションを提供する市場」では、組織や業界のサイズ、またコンポネントなど様々な視点から可能性を示唆することはできますが、なんといっても、消費の増加が市場成長を後押しすると予想されています。投稿されたコンテンツの主観的な発信とユーザーの受け取り方という複雑さジレンマが、コンテンツ監視ソリューション市場の成長を抑制すると予想されます。

ソーシャルメディア専門の監視代行業者になる方法

ソーシャルメディアの投稿代理だけではなく、コメント監視を含めたマーケティング代理店としての規模を広げていくためのステップはすでに下記で紹介しています。

SNSビジネスで稼ぐ: コメント監視の代理サービス事業を立ち上げよう
クライアントにつき平均して月額10万円は確実のソーシャルメディアに特化したアウトソーシングビジネスモデルをご紹介します。ただしクライアントにサービスを提供するからには、最も代理店であるあなたがSNSにおけるリスク管理やコメント対応への優先順位をつける判断のエキスパートでなければなりません。

こちらのブログをぜひ参考にください。

SNS監視業は誰もができる、というわけではありません。

リスク管理に対する考え方の一定の知識

・企業が気づかないリスクを予測して提案する営業力

リスクの重大さをスコアリングし、対応の優先度を自ら編み出す力

などは必須でしょう。

Statusbrewの自動監視ツールを導入する代理店様へはアドバイスや自動ルールの設定をサポートしています。

SNS監視代行業者としてのサービスをパッケージ化して販売する際のプロセスの一助にこちらのブログがなれば幸いですが、

  1. 市場分析とクライアントのニーズ理解:
    • ターゲット市場と潜在的なクライアントのビジネスモデル、業界特有のリスク、SNSの使用状況を分析します。
  2. サービスパッケージの開発:
    • 基本的な監視サービスから高度な分析、危機管理まで、異なるレベルのサービスを設計します。
  3. プライシングモデルの策定:
    • サービスの内容に応じた価格設定を行い、価格の透明性を保ちながら、柔軟な料金体系(例:月額固定費、成果報酬型など)を提供します。
  4. 販売チャネルとプロモーション戦略:
    • オンラインマーケティング、業界イベント、パートナーシップを通じてサービスを宣伝します。
  5. 顧客サポートとフィードバックの統合:
    • クライアントからのフィードバックを収集し、サービスの改善に役立てます。

おすすめのSNS監視プライシングモデル

【注意】価格はあくまでも仮定です。

  1. 基本プラン:
    • 月額固定費で基本的な監視サービスを提供すること。例えば、特定のキーワードやハッシュタグの監視、定期的なレポート提供など。
  2. プレミアムプラン(プロフェッショナルパッケージと命名):
    • より高度な分析、リアルタイム監視、緊急時の危機対応サポートなどを含むもので、価格は基本プランより高めに設定します。
  3. カスタムプラン(エンタープライズパッケーズ):
    • クライアント特有のニーズに合わせてカスタマイズされたサービス。価格は要件に応じて個別に見積もりですが、リスク管理の視点からリスク対応の優先度をつけたりと顧客が予想する以上のパフォーマンスが求められます。
  4. 成果報酬型プラン:
    • 特定の成果(例えば、不適切なコンテンツの削除率の向上)に基づいて報酬を設定。リスクが高い場合に適しています。

アドオンでチャージできるサービス内容

監視業むは非常に多岐にわたるため、アドオン(Add ons, 機能やサービス拡張の意義)でチャージすることもビジネスの幅が広がるでしょう。

例えばほとんどの企業は自社で監視基準書を作成することが難しいです。その労力や時間をエキスパートである、またエキスパートになろうとするあなたが作成することで一気に信頼も高まります。

どっちがよい?24時間監視 or 数時間ごとの部分監視

Statusbrewのような自動化ツールを利用している場合は、自然と24時間365日の監視となりますが、あなたが有人監視を行っている場合はその分時給換算した人件費がかかります。比例して値上げが必要のため、自動化ツールとの併用も推奨します。

SNS監視パッケージを作成する際には、AIや機械学習などの最新テクノロジーを活用して、効率的かつ効果的な監視を実現します。これにより、リアルタイムでの監視や複雑なデータ分析が可能になり、クライアントに付加価値を提供できます。

定期的なレポート提供やダッシュボードを通じて、監視活動の結果をクライアントに透明に報告しましょう。Statusbrewでは炎上リスク監視レポートを業界最多のメトリクスと共に提供しています。

それではまた!

Hisami Matsubara

北インド発のソーシャルメディアモデレーション&アナリティクスツールStatusbrewの日本支社代表です。日本市場立ち上げのため、2019年単身で渡印し、インド在住5年目です。 「日本語でありそうでない」マーケティング知見を執筆します。 91年生まれ岐阜県出身。少女漫画と文学作品、ワインとインドが好きです。

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