近年、ビジネスの多くはデジタル化の波に乗り、顧客とのコミュニケーション手段も多様化しています。その中でも、ダイレクトメッセージ(DM)や個別メッセージは、ユーザー同士がプライベートでカジュアルかつ即座にコミュニケーションする方法を提供するツールです。ビジネスにおいてもDMは有用です。カスタマーサポートや顧客との関係構築、コンバージョンの向上など、さまざまな形で活用されています。
美容院、サロン、飲食店など一部のビジネスでは、DMを通じて直接やり取りをしながら予約を入れることができます。
しかし、DMを活用した予約受付には、メリットとデメリットがあり、それらを理解したうえでDMを利用することが重要です。では、DMのメリットとデメリットはどのようなもので、どのような場面で効果を発揮することが出来るのでしょうか?
DMを活用した予約受付のメリット
顧客とのダイレクトなコミュニケーション
DMの一番の特徴はなんといっても、顧客と直接やり取りが出来ることです。コミュニケーションを取りながら柔軟な予約設定とカスタマイズが可能です。
より良い顧客体験
予約受付にDMを利用することで、顧客はログインの手間が無く簡単に予約ができ、リマインダーを直接受け取ることができるため、より良い顧客体験を提供することができます。
検索・予約システム(ホットペッパービューティーなど)に依存しない
掲載料や予約を受ける際の手数料が発生しないため、経費を抑えることが出来ます。
複数のプラットフォームから予約を受けることが出来る
Instagram、Facebook、LINEなど複数のルートから予約を受けることが出来るのもDMを活用した予約受付のメリットです。
顧客ロイヤルティの向上
限定オファー、クーポン、お得な情報を使って再来店を促すことができます。普段使うSNSのプラットフォームだからこそ、顧客の目に止まりやすく効果的にアプローチできます。
まとめると、DMの特徴は、ダイレクトで、顧客との距離が近い事です。また、普段使うツールなので、気軽に使えることも特徴です。そのため、予約の敷居を下げ、顧客との強い関係構築に役立つと言えます。
DMを活用した予約受付のデメリット
構造化されていない予約フロー
手動で行われるコミュニケーション手段であるため、混乱やダブルブッキング、予約の紛失、通知を見逃してしまうなどのリスクが生じる可能性があります。
DMの機能に制限がある
テーブル予約やスケジュール調整がDM上では出来ない点もDMを使った予約管理のデメリットです。具体的には、顧客は希望日時の空きがあるかどうか、チャットで問い合わせなければならない場合があります。
労力が必要
予約の連絡に対して、空きを確認し予約を取るための対応や、メッセージボックスを監視する必要があり、他の事に使う時間を圧迫してしまうこともあります。また、予約前のリマインダーメッセージの配信も手動で行う場合はさらに時間が掛かります。
プロ意識に欠けると捉えられる場合がある
フォーマルで体系的な予約方法を好むユーザーには、DMを通じた予約フローは合いません。プロフェッショナルなイメージではなく、よりフレンドリーでカジュアルなイメージになります。
これらのデメリットを考慮しつつ、適切な状況でDMを活用することが重要です。
では、適切な状況とはどのような状況でしょうか?
個人向けサービス業
DMは、ヘアサロン、ネイルサロン、タトゥースタジオ、飲食店などの個人向けサービス業の予約スケジューリングに利用できます。親しみを覚えてもらうことが購買に繋がる業界でDMは有効なツールとなります。
ソーシャルメディアから集客を行っている場合
インスタグラムやツイッターなどのソーシャルメディアで情報発信を行っており、それらを通じてブランディング、顧客を得ている場合は、そのままのプラットフォームでやり取りできるDMが効果的です。
検索・予約システムに依存したくない場合
掲載料や予約を受ける際の手数料は、それらのシステムを経由して行われた購買の一部を取られます。費用対効果が十分に得られていない場合は、DM経由の予約システムに誘導し、直接予約を受け付ける方が効率的です。また、それらのシステムを使いつつも、窓口を広く設けて潜在顧客を逃さない為にもDMは活用できます。
DMを適切に導入することで、顧客とのコミュニケーションを活性化し、ビジネスの成果を向上させることができるでしょう。
手数料が引かれない代わりに、ホットペッパービューティーや食べログに比べて手間がかかるDM経由での予約受付。
Statusbrewを使えば、DMを使った予約フローをより簡単で確実なものにできます!
Statusbrewで出来ること
予約のDMを担当者にアサイン&通知
ルールエンジンを使えばキーワードに対して担当者をアサイン、担当者に通知を送ることができます。
複数のソーシャルメディアアカウントを一括管理
Instagramだけでなく、X(旧Twitter)、LINE、Facebookなど複数のソーシャルメディアアカウントに送られるメッセージを、一つの受信トレイに集約することができます。これにより、全てのソーシャルメディアアカウントを監視する手間が無くなり、またDMを見逃すことも無くなります。
キャンセルや変更のアラート通知
突然のキャンセルや変更はお店にとって大きな痛手。それらの連絡にはなるべく早く対処したいものです。「キャンセル」や「変更」といったキーワードを登録して、顧客から送られてきた場合にアラート通知を受け取り、迅速に対応出来るようになります。
予約確定時の返信テンプレート
予約確定時に、時間・注意事項・道順など毎回送る情報をテンプレートにして返信を効率化出来ます。名前タグも作れるので、初回案内、休業日案内、クーポン利用案内など複数のテンプレートを作成し簡単に送ることが出来ます。
予約リマインダーの設定
スヌーズ機能で会話チケットごとにリマインダーをセットすることができます。予約を忘れていて当日お越しにならなかった、、なんてことを防げます。
顧客情報の管理
タグでユーザーに顧客の要素を特定するラベリングができるます。予約1回目、2回目、お得意様など、分類をしてそれぞれにあったフォローアップのメッセージを送ることが可能になります。
分析と改善: 予約の傾向や処理時間、キャンセル率など
顧客とのメッセージのデータを取り、分析することが出来ます。
これらの機能を活用し、メリットを最大化し、弱点を補うDMを使った予約フローを提案します。
Statusbrewを使ったワークフロー例
ネイルサロンを経営していると想定してDMを使った予約フローを作成してみました!
初めてのメッセージまたは友達登録(LINE)をしてもらう
- 投稿を通じて予約を呼びかけましょう!その際に、予約方法を指定することが必要です。とくに、キーワードを指定することが大切です。そのキーワードを使って予約を管理することになります。
例
ご予約方法について
あらためてご案内です✨
ご予約は基本的にDMから頂いております。
※1人で運営しているためお電話は施術中には受付できないことをご了承ください💦
ご予約の際は以下を記載の上DMを送って頂けると、スムーズに予約が完了しますのでご協力お願いいたします😌
初回
①お名前フルネーム
②ご連絡の取れるお電話番号
③ご希望のメニュー
④ご希望のお日にち・お時間帯を複数お願いします。
*予約という単語を入れてください
*お問い合わせ、ご質問などがございましたらご記入ください。
例)
予約希望です!
①星 瑛実子
②0123456789
③ワンカラー
④第1希望10/21 9:00〜
第2希望10/25 11.12:00〜
第3希望10/23 9.10:00〜※一度、AIによる自動返信がありますが
担当より承認のメッセージが来ると
予約完了になります!🙆♀️
(返信にはお時間をいただく場合もあります)
ぜひ皆様のご予約をお待ちしております!
- ストーリーやハイライトでもアナウンスしましょう!
自動リプライ(InstagramとFacebook のみ)
- メッセージは鮮度が命!InstagramやFacebookからDMが届いた際は、自動返信できます。
例)お問い合わせいただきありがとうございます!担当からの連絡をお待ちください。
タグ付け、担当者に通知
- 受信した予約メッセージをタグで分類し、適切な担当者に通知を送ります。
- ルールエンジンを活用して、特定のキーワードを含むメッセージを特定の担当者に割り当てることができます。
空きを確認
- 担当者は予約の空き状況を確認し、顧客とやり取りを行います。必要に応じて複数の日時を提案することも可能です。
予約
- 顧客とのやり取りを通じて、適切な日時を決定し、予約を確定させます。
予約確認メッセージ・住所・注意事項などのテンプレートを送る
- 予約が確定したら、予約確認メッセージをテンプレートを使用して送信します。このメッセージには詳細な情報(時間、場所、注意事項など)が含まれます。
- テンプレート機能を活用しましょう。
リマインドメッセージの登録or送信
- 予約の日時が近づく前に、リマインダーメッセージを設定しておくことで、顧客に予約のリマインドを送信します。
- 自動送信機能が活用できます。
来店後のフォローアップ (限定オファー・クーポンなど)
- 顧客が来店した後に、限定オファーやクーポンを提供するなど、再来店を促すメッセージを送信します。
- 自動送信機能を活用
- リマインダーを活用
データ分析と改善
- 顧客とのメッセージのデータを取得し、分析することで、予約の傾向や処理時間、キャンセル率などを把握し、改善に役立てます。
- 顧客にロイヤリティ度別に、初回、2回目、お得意様などタグをつけて分類することができます。
このようにをStatusbrewを使うことで、DMを活用した予約受付をスムーズに行うことができます。顧客とのコミュニケーションを強化し、顧客満足度を向上させるだけでなく、効率的な予約プロセスを確立することが可能です。
まとめ
DMを活用した予約受付にはメリットとデメリットがありますが、適切な状況で活用することで、ビジネスの成果を向上させる一助となることでしょう。
- ソーシャルメディアで集客を行っている方
- 複数のソーシャルメディアを運営している方
- 顧客と密にコミュニケーションを取りたい方
- ホットペッパービューティーなどの検索・予約システムを導入したくない・できない方
には、Statusbrewを使ってこれらの機能を実現し、効果的な予約フローを構築することをお勧めします。
Statusbrewの特徴は様々な機能があり、カスタマイズ性が高い事です。あなたにぴったりのソーシャルメディアの運営の仕方をご提案いたします。30日間の無料体験も実施中です。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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