ソーシャルメディア代理店なら知っておきたい!クライアントのためのレポート作成方法

こんにちは。ソーシャルメディアマーケティングエキスパートのStatusbrewです。

ソーシャルメディアを代理で運用する場合、各ソーシャルメディアでコンテンツを投稿するだけでなく、どのコンテンツに反応が多くあったか、成果にどの程度繋がったかをしっかり分析する必要があります。


アカウントのPDCAサイクルを回して精度を高めるために、クライアントの目的や目標に合わせてソーシャルメディアレポートを作成しましょう。

今回はソーシャルメディアレポートの必要性から、作成方法までをご紹介します。

【目次】

  1. フォロワー増加数
  2. エンゲージメント数
  3. リーチ数
  4. 投稿数
  5. リンククリック数
    その他の指標:インフルエンサーの影響力
    その他の指標:カスタマーサポート



ソーシャルメディアレポートの必要性

なぜ、ソーシャルメディアレポートは必要なのか?それは、「運用の成果」を明確にすることができる重要なレポートだから。
「フォロワーが100人増えた!」などの報告だけでは、成果に繋がっているのかどうかわかりません。ソーシャルメディアのコンテンツを投稿しているのに、パフォーマンスを追跡していなければ意味がないのです。

また、レポートを作成することで、目的に向けた戦略を見直すことができ、成功要因・失敗要因を明確にしてクライアントの目標達成のための最適なアプローチを模索することができます。

ソーシャルメディアのパフォーマンスの基本的な指標

一般的に以下の項目を、ソーシャルメディアのパフォーマンスの指標とします。

アカウント全体の指標をレポートにする場合は週・月・年をまたいでレポートを作成し、キャンペーン投稿の場合は該当のコンテンツの指標をレポートにします。

1.フォロワー増加数

運用するソーシャルメディアのフォロワー数が、前回よりもどの程度増加したのかを示す指標です。フォロワー数は、ブランドや企業のソーシャルメディアの影響力や知名度を測るための重要な指標の1つとなります。

月間フォロワー増加数の例(Twitter Analytics機能)

投稿コンテンツからのフォロワー増加数の例(Twitterコンテンツ個別分析機能)‌ ‌

2.エンゲージメント数

(←Twitter投稿のエンゲージメント  Instagram投稿のエンゲージメント→)

ソーシャルメディアのエンゲージメント数とは、投稿に対してユーザーがどの程度反応したかを示す指標のことをいいます。

例えば、いいねやシェア(リツイートやリポスト)、コメントなどのアクション数がエンゲージメント数に含まれます。

投稿がどの程度多くの人に見られたか、興味を引いたかを計る指標となります。

3.リーチ数

ソーシャルメディアのリーチ数とは、投稿したコンテンツがどれだけの人々に届いたかを示す指標のことをいい、投稿が表示されたユーザー数(投稿を見た人数)がリーチ数に含まれます。

リーチ数を増やすためには、

投稿時間の最適化
・投稿内容のクオリティー向上
・Instagramであればハッシュタグの最適化

などが重要です。

ここで大事なことは、「すべてのユーザーが投稿を見てくれるわけではない」ということを知っていなければなりませんし、クライアントに説明する必要があります。



4.投稿数

ソーシャルメディアで投稿したコンテンツの総数のことです。どのくらい頻繁にコンテンツを投稿しているかを示す指標となります。

リンククリック数とは、ソーシャルメディア上で投稿されたリンクをクリックした人数を示す指標です。投稿にリンクを貼った場合に、計測するべき指標となります。

また、各ソーシャルメディアのプロフィールから対象のサイトへのクリック数を計測したい場合はGoogleアナリティクスのURL生成ツールを使用して、各ソーシャルメディア専用のパラメータを生成して設置しましょう。そうすることによって、どのソーシャルメディアのプロフィールからサイトへの流入が多いのか計測することができます。

提供:Statusbrew

その他の指標:インフルエンサーの影響力

マーケティングの一環として、インフルエンサーやアンバサダーにソーシャルメディアへのPR投稿を依頼した場合は、PR投稿へのいいねやコメント数(エンゲージメント数)、どれだけ多くの人に届いたか(リーチ数)を計測します。

また、PR投稿によって商品・サービスの購入に至るまでの割合を示すCV率も計測しましょう。インフルエンサーの影響力のビジネスへの貢献度の指標となります。

その他の指標:カスタマーサポート

あなたがSNSコメント監視も代理店としてサービス提供をしている、またはこれからしていきたい場合は、コメント監視(カスタマーサポート)における分析指標があることも知っておきましょう。

顧客からのメッセージの応答率、問題解決時間、問題解決率、質問数などの指標を把握することで、カスタマーサポートの改善点を見つけることができます。

Statusbrewでは、コメント監視をできる限り自動化したい人のためのエンゲージ機能もプランに含まれています。

ソーシャルメディアレポートの作成方法

STEP1:KGIとKPIを設定・明確にする

クライアントのソーシャルメディアの運用目的や目標に合わせて、ソーシャルメディアの戦略や目的達成のために重要なKGIとKPIを設定しましょう。

【例1】
KGI:認知度を向上したい
KPI:インプレッション数、リーチ数、いいね数

【例2】
KGI:売り上げ、来店客数をUPしたい
KPI:リンククリック数、いいね数

【例3】
KGI:ファンを獲得したい
KPI:フォロワー数、コメント数、プロフィールアクセス数

KGI・KPI設定の時は、下記の「SMART」を意識すると適切に設定をすることができるので、意識してみましょう。

  • Specific:具体的に
  • Measurable:測定可能な
  • Archievable:達成可能な
  • Related:目的に関連した
  • Time-bound:期限を決めて


STEP2:レポートフォーマットを作成する

レポートはStatusbrewの機能を使用するとスムーズかつ、視認性の高いレポートを作成できます。

まず、Statusbrewではテンプレートはなく、ブランクレポートという白紙状態のレポートから作成を開始します。カスタマイズ式のレポートを作成することで、クライアントのためにクライアントが欲しい数字を見たいディメンションで確認することができます。

ブランクレポートでは、ウィジェットというデータ単位を作成し、埋めていくことでダッシュボードが完成していく仕様です。ここではデータの取得期間を右上から選択し、

青色のデータウィジェットの作成をクリックしてデータを作成していきます。

データを作成したら保存することで、ダッシュボードにデータが埋まり、このような完成形としてクライアントにリンク共有します。またレポートはデータ取得期間とともに予約してしまうことでクライアントにデータ共有を忘れることもありません。

改めて作成方法を確認します。

①レポートの指定期間を選択

ソーシャルメディアのアカウント全体の分析は、前月比で出すことが一般的なのでここでは1ヶ月を選択します。

②レポートに掲示するソーシャルメディアアカウント(データソース)を選択する

③レポートに掲示する指標(フォロワー数やエンゲージメント数など)を選択する

クライアントのKGIに合わせた指標を選択しましょう。

レポートを保存、共有する




STEP3:次の目標を掲示する

作成したレポートを元に、次回のソーシャルメディア運用の目標を掲示しましょう。この場合、良かった要因と悪かった要因を探ると適切な次の目標を定めることができます。

・よかった要因→『次(次月)の運用に活かし、更に精度を高めていく』
【例】写真付きの投稿のいいね数やインプレッション数が多かった場合は、今後も引き続き投稿する。

・悪かった要因→『原因を探り、改善する』
【例】フォロワー数が伸びなかった場合は、そもそも投稿数が足りなかったり、投稿内容が単調でユーザーが興味を持っていない可能性があるので、それに対する対策を講じる。

また、ソーシャルメディアは新機能がどんどん追加されていくので、新たな挑戦も常に必要です。運用しているソーシャルメディアアカウントを盛り上げるためにも、レポート作成とともに新しい施策も考えると良いでしょう。


Statusbrewはソーシャルメディアレポート作成機能が豊富


ソーシャルメディア代理店なら、TwitterやInstagramのソーシャルメディア運用だけでなく、MEO対策としてGoogle Business Profileの管理も一緒に行うケースも多いですが、それぞれのアナリティクスやプロパティページを開けて、レポートにまとめるのは少し(いや、かなり...)手間がかかるものです.....

ですが、Statusbrewならソーシャルメディアの分析と同時に横並べでGoogle Business Profileの分析も1つのレポートとしてスムーズに作成を行うことができます。

また、複数店舗のアカウントを運用している場合は、店舗アカウントごとの指標も1つのレポートにまとめることができます。

レポートの外部共有リンク生成が可能

そして、Statusbrew上で作成したレポートは外部共有リンクでクライアントへ共有が可能!PDFをダウンロードすることなく、スムーズにレポートを共有することが可能です。

また、作成したレポートはカスタマイズしたサイクルで生成することができるので、毎度のレポーティング作業がスムーズに行えます。