お金で買える!? SNSのフォロワー購入におけるリスク!!
皆さんこんにちは!タイトルの通りですが、今日はお金でフォロワーを購入することについて色々と考えてみました。
大手企業ならともかく、起業したばかりの会社ともなると、SNSマーケティングを行っていく中で必ずぶつかる壁があります。それは、「どうやってフォロワーを増やすか」です。
これまでStatusbrewのブログの中で、Twitterやインスタグラム、Facebookの活用法やフォロワーの増やし方などの記事を書いてきました。そして自分で書いておいてなんですが、いずれの方法も即効性のある方法ではありません。要するにこれまで紹介してきた方法は、長期的にコツコツと続けてフォロワーを少しずつ増やす方法であり、1日で爆発的にフォロワーを増やす夢のような方法ではありません。
しかし私は考えました、何か1日で爆発的に増やす方法はないかと。そして1つだけ思いつきました。それは、「フォロワーをお金で買う」ことです。
以前私は、インスタグラムの偽インフルエンサーの見分け方について記事を書きました。偽インフルエンサーというのは、お金でフォロワーを増やしてあたかもインフルエンサーであるかのように振る舞っている人のことですが、実際にこの方法を会社に当てはめた場合、マーケティングをしていくうえでどのようなリスクがあるのかを考察してみました。
いつもより若干ブラックな内容ですが、どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。
目次
1.SNSのフォロワー購入方法
1–1:専門業者から購入
1–2:ヤフオクで購入
2.フォロワー購入におけるリスク
2–1:そもそも規約違反である
2–2:エンゲージメント率が低く信頼されない可能性がある
2–3:本質的なマーケティングからかけ離れてしまう
3.偽フォロワーのチェックツール
4.結論
1.SNSのフォロワー購入方法
SNSのフォロワー購入は、実はとても簡単でそれほど高くありません。ここでは主な購入方法2種類を紹介します。
1–1:専門の業者から購入
え、専門の業者なんてあるの!?と思った皆さん!あるんですよ!しかも少なくありません。時代の変化とともにYoutuberやインスタグラマーなど新しい職業が登場しているので、フォロワー販売業者が現れても不思議ではありません。「フォロワー 販売」で検索すれば、色々出てきます。
ただSNSのフォロワー販売業者と聞くと、どこから危ない匂いがしますよね?実際色んなサイトを見てみると、怪しい外国人が経営してそうな変な日本語だらけの会社もあります。
今回は、日経新聞やテレビ朝日などの大手メディアで取り上げられたこともある、株式会社イメディアさんの運営する「Twitters」をご紹介させていただきます(なんとなく一番安全そう?なので選ばせていただきました)。

このTwittersでは、名前の通りTwitterのフォロワーやアカウント、リプライの販売が中心に行われています。

そして国産品が高くなるのは食品に限った話ではなく、販売されているフォロワーも外国人のほうが安いようです。

またTwitterだけでなくインスタグラムやFacebook、さらにはYouTubeの再生回数やチャンネル登録者、高評価まで販売しているようです。



一応業界シェア2年連続1位らしく、高品質のフォロワーを販売していると見ては良いのではないでしょうか?(ツッコミどころはあるかもしれませんが、ご勘弁ください)。
1–2:ヤフオクで購入する
オークションサイトとして有名なヤフーオークション、通称ヤフオク。こちらでもフォロワーの販売は、盛んに行われています。

試しにこのように検索しますと、検索結果に次々とフォロワーが商品として出てきました。筆者もヤフオクを使ったことはありますが、まさかSNSのフォロワーまで売っていると思わなかったのでびっくりです(笑)

2.フォロワー購入におけるリスク
さて、ここまででフォロワー販売の実態は、いくらかお分かりいただけたと思います。ここから実際にフォロワーを購入におけるリスクについて解説していきます。
2–1:そもそも規約違反である
フォロワーというシステムで運営しているTwitterとインスタグラム、実はどちらも公式規約でフォロワーや「いいね」などの販売を禁止しています。


インスタグラムに関しては、「購入」が違反かどうかという明確な規約はありませんが、Twitterは購入も禁止しているので、運営側にばれた時にアカウント凍結などの措置が取られる場合があります。
もし会社のアカウントが凍結されてしまったら、マーケティング活動ができないだけでなく、ユーザーからの信頼も失ってしまうので、かなりハイリスクだと言えます。
2–2:エンゲージメント率が低く信頼されない可能性がある
偽フォロワーを大量に抱えるアカウントは、投稿が不自然だったりします。例えばフォロワーが1万人以上いるのに、投稿に対する「いいね」がほとんどなかったり、コメントがなかったり。普通はたくさんのフォロワーを抱える人気のアカウントなら、多くの人が投稿に対して何かしら反応を見せるはずです。
つまりフォロワーの数のわりにエンゲージメント率が低いという、まさに偽インフルエンサーのような事態が起きてしまいます。
そんなアカウントを見ても、そもそも他のユーザーは信用しない可能性が高いので、結果としてただ偽フォロワー達に宣伝をし続ける、でくの坊に囲まれたアカウントになってしまいかねません。そうなったら、アカウントを運用している時間自体が無駄です。
もちろん業者によってはエンゲージメントまでやってくれるフォロワーを販売している場合もありますが、たいていがbotなので投稿に対して非常に不自然なエンゲージメントになってしまう可能性もあります。
いずれにしろ、本当の意味でのエンゲージメント増加には繋がりません。
2–3:本質的なマーケティングからかけ離れてしまう
そもそも大量にフォロワーを購入している時点で、情報を発信する相手が偽のフォロワー達になってしまいます。皆さんがコンテンツを投稿しても、でくの坊しか見てくれません。
本来SNSマーケティングとは、自社のターゲットに向けて有益な情報、あるいは興味をそそるようなコンテンツを発信することで、最終的に自社の顧客になってもらうことを目指します。
偽のフォロワーに情報を発信し続けて、彼らは皆さんの会社のお客様になってくれるでしょうか?そんな夢のような話が本当であれば、地道なSNS運用なんてやめて今すぐ大量にフォロワーを購入するべきですが、世の中そんなに上手くできているわけではありません。
もし本当の意味でのマーケティングを行いたいのであれば、ちゃんと実在する自社のターゲットとなる人々に対してコンテンツを配信するべきであり、お金でフォロワーを購入するのは時間と労力の無駄となります。
3.偽フォロワーのチェックツール
実は、購入された偽フォロワー達をあぶりだすツールがあります。
StatusPeopleが出しているフォロワーチェッカーツールです。こちらはTwitterのユーザー名を入れると、Fake(偽フォロワー)・Inactive(最近100日間活動していないフォロワー)・Good(活動しているフォロワー)の3項目でそのアカウントのフォロワーを判定します。

https://fakers.statuspeople.com/
ちなみに、弊社のTwitterアカウントをこのツールにかけてみた結果がこちらです。

うーん、アクティブユーザーが半分くらいというのが少し気になりますが、まあいいでしょう!(笑)
ちなみにフェイクユーザーが3%いると表示されていますが、Fakeにはアカウントを消してしまったユーザー等も含まれるので、必ずしも購入したとは限りません(というか弊社は購入してません)。
もしTwitter上で怪しいアカウントなど発見したときに、ぜひ使ってみてください。
また、偽フォロワー達をあぶりだす機能ではありませんが、Statusbrewではアクティブユーザーをより詳しく調べることが出来ます。
ウェブブラウザ版では、左の横のメニューからオーディエンス画面を開くと、自分のTwitterアカウントにおけるフォロワーやアンフォロワーをチェックすることが出来ます。

ここで画面左を見てみると、フィルターをかけてフォロワーの絞り込み表示を行うことが出来ます。ここで例えば3か月とフィルターを設定すれば、StatusPeopleのInactiveに相当するユーザー達を一人一人詳細にチェックすることが出来ます。

4.結論
フォロワーは買わない方がいいと思います。短期的には効果があるように一見見えますが、長期的な目で見た時にハイリスクローリターンなやり方です。
やはり時間はかかれど、コツコツと少しずつ真のフォロワーを増やしていく方がいいと思います。
本日はいつもより突っ込んだ内容になりましたが、いかかがでしたでしょうか。
本記事の情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。