ソーシャルメディアのコンテンツプランニングを考える〜戦略と計画の違い〜

2022年8月17日 3 min read

こんにちは、Statusbrewです。

もし、あなたが「プランニング(計画)」と「ストラテジー(戦略)」という言葉を同じように使っている場合、今すぐ切り離して考えましょう。特に、ソーシャルメディアマーケティングにおいてよく頻用される「コンテンツ」という言葉が前に出てくる場合は、特に要注意です。

ソーシャルメディアマーケティングのコンテンツ戦略において、持続可能なワークフロー一貫したプロセスに支えられた、組織的なコンテンツプランなしには、コンテンツ戦略を実行することはできません。

こちらの記事では「戦略」と「計画」の違いを説明し、どちらもどのように捉えるべきなのか、また本題のコンテンツプランニングについて解説します。

1.戦略と計画の違い
2.ソーシャルメディアのコンテンツプランニングとは?
3. ソーシャルコンテンツプランニングで考慮されるべきポイント
4.ソーシャルコンテンツプランニングの要素
5.Statusbrewで行うコンテンツプランニング

1.戦略と計画の違い

戦略と計画の違いをよく説明した動画を見つけました。

引用:ハーバードビジネス「計画は戦略ではない」

戦略とは、先行きの見えない、常に展開する環境のもとで、目指す状況いわゆるビジョンを実現するまでの道のりを意図し、

計画とは、目標を達成するための行動の仕方です。

Planning - '何をしなければいけないか'
Strategy  - '自分が望む成果は何か、そこに到達するためにはどうすればいいか。'

2.ソーシャルメディアのコンテンツプランニングとは?

コンテンツプランニングとは、企業がどのコンテンツ施策をいつ実行するかを決定するための仕組みです。プロセスやワークフローが重要なポイントになります。

コンテンツプランニングは、ソーシャルメディアマーケティングで日々直面する以下のような課題の克服に役立ちます。

  • コンテンツの独自性と関連性を維持する: チームとの共同プランニングにより、より多くのメンバーからアイデアを得ることができます。
  • ワークフローとプロセスを改善することで、チームの効率と生産性を向上させることができます。
  • 各コンテンツのエンゲージメントを最適化する:コンテンツプランニングにより、各コンテンツに必要な注意を払い、高いエンゲージメントを維持することができます。
  • スケジュール管理:コンテンツカレンダーがあれば、コンテンツチームが抱えるタイムライン、タスク、プロジェクトの進行に関する一般的な問題を軽減することができます。

逆にコンテンツ戦略とは、"ビジョン "と "目的 "だとStatusbrewは定義づけています。ソーシャルメディアコンテンツ戦略とは、運用のあらゆる要素を考慮した指針となるフレームワークです。そして、常に具体的な目標(コンバージョンと呼ばれるものに繋がるもの)に向かって導く必要があります。

コンテンツ戦略には、業界や競合のリサーチ、目標、企業としてのメッセージ、テーマなどが含まれ、理想の購買層とそのニーズ、モチベーション、課題に焦点を当てなければなりません。

よりテクニカルな話になると、コンテンツ戦略には、コンテンツの作成、公開、ソーシャルガバナンスが含まれます。コンテンツ戦略では、コンテンツのアイデアから配信まで、すべてのコンテンツとその経路を管理する必要があります。

3. ソーシャルコンテンツプランニングで考慮されるべきポイント

ソーシャルメディアのコンテンツプランニングを行う際には、多くのことを考慮する必要があります。つまり「何をどのように行うか」を決めなければなりません。

-トピックは、戦略のテーマやメッセージと一致していますか?
-すべてのコンテンツは、ターゲットオーディエンスが消費したいと思うようなものであるか、つまり、適切で役に立つものであるか?
-コンテンツの種類は、オーディエンスにとって意味のあるものか?例えば、30分のYouTube動画と、簡単にショートでまとめたInstagramリールでは、どちらがオーディエンスにとって手に取りやすいものになりそうでしょうか?
-あなたの業界には、時期や季節にちなんだプロモーションの時期がありますか?それらはあなたのプランにどのような影響を与えますか?
-競合調査を通じて、どのようなコンテンツのアイディアや機会が見つかりましたか?
-コンテンツの「再利用」はできる内容ですか?今後も似たテーマで作成する場合、テンプレート化できそうかも考えましょう。

4.ソーシャルコンテンツプランニングの要素

ソーシャルメディアのコンテンツプランニングに最も重要となりうる、要素をリストアップしました。

  • コンテンツの作成から公開までのワークフローを文書化する:すべてのクライアントとチームメンバーが同じプロセスに従うことが最も大切です。
  • コンテンツカレンダーを使う:ソーシャルメディアのコンテンツマーケティング専用ツール上でスケジュールを可視化し、承認フローやキャンペーン管理、コミュニケーションを容易にする。
  • プロモーションと配信のABテスト:ターゲットとなるオーディエンスとつながるための適切なチャンネルを特定します。
  • 透明性とコミュニケーション:チームメンバー間のコラボレーションを瞬時に行い、妨げのないチームワークを確保します。
  • 効果測定と最適化:測定基準を追跡し、分析にアクセスすることができます。

5.Statusbrewで行うコンテンツプランニング

Statusbrewはコンテンツプランニングと、エンゲージメント分析に特化したツールです。

  • 複数段階の承認ワークフロー
  • コラボレーション可能なコンテンツカレンダー
  • キャンペーンの計画とアナウンス

キャンペーンプランの期間と、コラボレーションするチームメンバーを選び、キャンペーンごとの結果を追跡します。

キャンペーンの作成画面

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Hisami Matsubara

北インド発のソーシャルメディアモデレーション&アナリティクスツールStatusbrewの日本支社代表です。日本市場立ち上げのため、2019年単身で渡印し、インド在住5年目です。 「日本語でありそうでない」マーケティング知見を執筆します。 91年生まれ岐阜県出身。少女漫画と文学作品、ワインとインドが好きです。

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