皆さんこんにちは、Statusbrewです。鬼滅の刃をアニメからNetflixで観てしまい、話の続きが気になって仕方ない、原作であるコミックも課金寸前。という配信戦略が素晴らしいマーケティング戦略にずっぽりハマってしまった中の人です。
鬼滅の刃は漫画家:吾峠 呼世晴原変作で人喰い鬼の棲む大正時代の日本を舞台に、主人公の竈門炭治郎と鬼との戦いを描いた週刊少年ジャンプで連載開始後、アニメ化を火付けに爆発的なムーブメントになっている作品です。鬼滅の刃を全視聴後に私が感じたのは、今の世代に王道のヒーローアクションものであるBreach(ブリーチ)やNARUTO(ナルト)にとって代わる作品がないために、その隙間を狙って豪華な声優製作陣とそして美しい高品質アニメで流行を作り上げたマーケティングの勝利の作品、です。
鬼滅の刃のコンテンツ戦略を仕掛けている集英社のマーケティングは興味深く、まさにコンテンツマーケティングのヒントが詰まっている傑作と言えるでしょう。(もちろん作品自体は多少グロテスクな描写もあることから、必ずしも万人受けするとは思っていません)
とにかく視聴者との接点が多く、VOD(ビデオオンデマンド)でいつでも視聴できるとなると今までの地上波だけとは比べ物にならないくらいユーザーとの接点が増えます。さて、その後はいい意味で漫画というコンテンツは「早く続きが読みたい」と思わせる中毒性があるので気になってしまう人は課金して続きをコミックで読むと、発行部数は自然と伸びていく。
1)配信量を増やすためにチャネル拡大=>ファンだけじゃないユーザーの接点増
“視聴者との接点を作るために、テレビ21局に加え、ネットフリックスやAmazonプライムなど20の配信先と提携” — AERA記事より引用
2)お祭りの場を用意->口コミ発生->Twitterで加速
“ストーリーの区切りに、過去の放送分をまとめて見せる「お祭り」も用意”
多くのプラットフォームで配信し、視聴者との接点を作る。そこで生まれたロイヤルカスタマーがソーシャルメディア(SNS)で宣伝してくれるという流れは、このように最近はどこから火が付くかわからないんだな、としばらくアニメ閲覧をしていなかった私も驚きです。
と、ここまで配信戦略について熱く語ってしまいましたが、個人的にはもちろん鬼滅の刃のコンテンツ自体に愛される要因があると思ってます。
やはりヒットを作るには、コンテンツ力とマーケティング力の双方が必須です。
人が集まっているところに、質の高い良いコンテンツを投下すれば、きちんとオーディエンスの心に刺さる→広がるを鬼滅の刃から学んだ気がします。そんな訳で、鬼滅の刃では主なキャラクラーに9つの柱と呼ばれる悪者を倒す少数精鋭のヒーロー役が9人います。
マーケティングの世界では、絶対に必要とされる柱はなんなのか、9つに厳選して説明していきたいと思います!
近年、テクノロジーとソフトウェアの進歩により、PRとマーケティング手法は根本的に変化しています。 あなたの起こすマーケティングのアクションはこれまで以上に測定可能になり、何が機能したのか、作用したのか簡単に見つけることができます。
これだけは変わらないマーケティング9つの柱
(1)JTBDフレームワークを取り入れたウェブサイト構築
(2)SEM (SEO別名オーガニックおよびPPC広告)
(3)コンテンツマーケティング
(4)ソーシャルメディアマーケティング
(5)PR (メディアリレーション)
(6)バイラルマーケティング(バズマーケティング)
(7)Eメールマーケティング
(8)インフルエンサーマーケティング
(9)インターナショナルマーケティング
が私たちStatusbrewが考えるマーケティング手法9選ですが、その中でも1つめの、Jobs To Be Doneフレームワークを取り入れたウェブサイト構築についてご紹介します。
Jobs To Be Doneフレームワークを利用したウェブサイト構築
まずJTBD(Jobs To Be Done)フレームワークをご存知ですか?Clayton Christensenという2020年の年明けに惜しまれて亡くなった教授が編み出した理論で、「どうしてユーザーはあなたの製品を採用(hire)するのか」という自社のプロダクトやサービスを展開するうえで、顧客の本質的なニーズをロジカルに掴むために有用な理論です。日本ではジョブ理論と呼ばれています。私たちStatusbrewもこのJTBDフレームワークを根底に起き、SaaSプロダクト(=SMMT)を展開しています。
では今回ご紹介するようにウェブサイトをマーケティング手法の一つとした場合、コンバージョン率の高いランディングページの定義って何だと思いますか?
結論から申し上げますと、商品を採用(Hire)するメリットと主要な機能の両方を強調する必要があります。具体的に言うと、ターゲットオーディエンスが共感する言葉を使って、簡潔にする必要があります。
ある特定のシチュエーションでユーザーが成し遂げたいことをJTBDではジョブと呼びます。つまりユーザー/顧客には必ずジョブが付随してきます。そしてユーザーは特定の製品やサービスを消費します。その行為を「採用する、雇う(Hire)」とここでは呼んでいます。「消費する」ではなく「採用する」と呼ぶことでジョブをより理解できるのではないでしょうか。
そもそもランディングページを設置する目的は、ウェブサイトの訪問者を販売目標到達プロセスの素にすることですよね。この世にあるほとんどの製品(商品やサービス)には、顧客が達成できる共有のジョブ理論があります。下記のJobs-to-be-Doneフレームワークの先かげとなる質問に答えを見出して使用すると、これらの一般的な問題を理解する強力な方法であることがわかっています。以下の質問と答えをぜひご自身のノートに書き出してみましょう。
一部抜粋すると…彼らはどんな問題を抱えていますか?
ユーザーが私たちを採用するジョブとは?あなたの製品は解決できますか?
どのようにしてソリューションを検索しますか?
ユーザーは解決策を見つけるためにどのような言葉やフレーズを使用していますか?あなたの製品が競争に勝つ要素は何ですか?
ストーリーを語る->何を採用してもらうのか?ガイドラインを作成する
ランディングページのコピーライティングの最初の1行を書く前に最初にすべきことは、上記の通りユーザーがあなたの製品を採用(Hire)すべきジョブをよく理解することです。 需要を生み出すもの、そしてユーザーがそのジョブ(=成し遂げたいこと)のために製品を採用する必要があるときにこそ何をどのように探しているのかを知っているべきです。これこそがJTBDマーケティングです。
上記の青色の質問のプロセスは、これからあなたが書くコンテンツをまとめるのに役立つドキュメントです。コンバージョンにつながるランディングページを作成するためには、あなたが語るストーリーに目を向けましょう。
SEO->ユーザーに採用されるきっかけを逃さない
対象ユーザーがあなたのビジネスを見つけられない場合、ランディングページはそもそも役に立ちません。ユーザーは採用するプロダクトを探しているとき、いくつかの関連するキーワードを使用して、GoogleまたはBingで最初に検索をします。これが上のJTBDの中で考慮されるべき「どんなキーワードであなたのプロダクトにたどり着くか」ですね。
例えば私たちStatusbrewはソーシャルメディアマーケティングプラットフォームを提供する企業です。ユーザーがどうして私たちを採用(Hire)するのか、一番必要とされている機能に関連するキーワードをGoogle検索かけた時に、検索結果のトップに躍り出るようにオプティマイズしています。こちらは日本以外の海外のお客様向けに最適化したものです。ランディングページURL、見出し、コピーでこれらのキーワードを特定して焦点を当てることは、ページのオーガニックランクを向上させるための1つの手法です。 ページのランクが高いほど、Googleのような人気のある検索エンジンからページにアクセスするサイトトラフィックが多くなります。
あなたの製品がジョブを成し遂げる方法を”一言”で説明する
“8秒間”何の数字でしょうか?Microsoft社のの調査によると、これは今日の平均的な人が集中して注目するスパンだそうです。コンバージョン率の高いランディングページを作成するには、この貴重な8秒がどのように訪問者の興味を引くのに費やされなければならないのか考える必要があります。
実際にまずどこかのアプリケーションやソフトウェア、何でも良いのでどこかのランディングページに行き、8秒間測ってみてください。どんな情報を取得しましたか?
ンディングページで最初に行う必要があるのは、ユーザーがあなたの企業が作る製品で成し遂げることのできるジョブを明確にすることです。Statusbrewではこれをヒーローと呼びます。インパクトを与えるためのほんの数秒で、あなたのコピーと見出しはパンチの効いたものでなければならず、イラストは理解しやすいものでなければなりません。
製品のショーケース->実際にどう使えるか?仕組みを一瞬で魅せる
「語らず、ビジュアルで見せる」こともマーケティングにおいて特に重要です。テキストや箇条書きの機能リストに依存するよりも、製品が何をするかをシンプル伝えるためのはるかに効率的な方法です。と、なると短いGIFやビデオを見る方がはるかにユーザーの直感的な理解に繋がりませんか?実際製品のGIFってどういうこと?と思った場合はStatusbrewのランディングページをぜひスクロールして見てみてください。
GIFだけではなく、私たちのソフトウェアがどのようにお客様のジョブを解決するために役立つか、ランディングページ中央にStatusbrewを3分以内で説明する動画を配置しています。YouTubeにもアップしています。
直感的なナビゲーション->重要な情報を見つけやすくする
ランディングページには、「固定ナビゲーション」、つまりページを下にスクロールしたときにブラウザーのウィンドウの上部に固定されるナビゲーションバーがあります。この方法でランディングページを設計すると、訪問者は、価格表、ソリューション、ケーススタディーなど、サイトの関連ページにサイト内ですばやく移動できます。そして常にCTA(Call-To-Actionボタン)から目的のページへ飛びやすくします。
あなたにウェブサイトへのビジターがスクロールした時点で少なくともああなたの製品に興味があると言えます。そこからはさらに興味を惹きつけるための裏付けをする必要があります。これは、製品の各ジョブを簡単に消化できるエレメントに分解することを意味します。具体的にどんなことをすれば良いのかと言いますと、製品の概要を説明するセクションであり、製品で顧客が実行できるジョブ=ソリューションを説明していなければなりません。
Statusbrewでは私たちの主要な4つの機能ごとのサブランディングページも作成していますが、よりユーザーのフェーズに合わせて、そのジョブを強力にする主要なサブジョブについて説明しています。具体的には上記のように、ユーザーの仕事での立ち位置に合わせたセクションと、ジョブの目的に合わせたソリューションをメニューとして提示しています。そうすることで自分のファンネルはどこかをユーザーが自分自身で無意識のうちに見つけることができるのです。
ソーシャルエビデンス->信頼性を確立するために実際の顧客実績や評価をアピール
見込み客との信頼性をコンバージョン前から確立することは非常に重要です。 具体的には、実際の顧客の自社ロゴは、社会的エビデンス、信頼性を提供する効果的な方法です。「このような企業様にもご利用いただいています」と言うメッセージは何よりも製品を採用する時に、製品を使用している実際の企業があることを保証されている安心感を与えます。
また、最も成功している顧客の成功事例をランディングページに載せることで、ランディングページのコンバージョン率を向上させることもできます。 そのため、各ランディングページでお客様の声と会社のロゴを強調させましょう。
価格->明瞭に”いくら”するのかを隠さず提示する
採用(Hire)する際に、「うちの予算とマッチするか?」はユーザーが必ずといって考える事項です。その答えを誰よりもユーザーが見つけやすくする必要があります。価格は必ず誰でもすぐに見える場所に明瞭に表示しましょう。またこの価格ページはどこのページにもリンクさせると良いでしょう。
ルート->ユーザーが簡単にサインアップできるようにする
コンバージョン率の高いランディングページには、ページ全体に複数のCTA(Call-To-Action)を含める必要があります。 つまりサインアップやメールアドレスの登録などです。ページのどこに配置するか、どんなコピーにするかも重要な要素です。
Statusbrewのランディングページのヒーローセクションには、すぐにでも始めたい人のためのCTAがあります。 また、もう少し説得力が必要な訪問者のために、ページの下部近くにもあります。そしてサブランディングページにもあらゆる必要と思われるところに配置しています。
サポート->リアルタイムで問い合わせができるライブチャット
ユーザーのジョブを理解するにはもちろん直接のコミュニケーションが効果絶大です。ユーザーがどんな言葉を使うのかに耳を傾けましょう。もちろん青いパネルの質問を直接ぶつけるのではなく、どんな言葉をあなたが使えばその答えを引き出せるでしょうか?
Statusbrewではランディングページでユーザーがすぐに私たちに問い合わせができるライブチャット窓口を設けています。
いかがでしょうか?たった一つのランディングページでもこれだけ考慮すべきことがありますね。JTBDは特にSaaS企業で取り入れられるマーケティングのフレームワークですが、ぜひあなたの会社のサービスや製品にも活かせないかミーティングしてみてください。
本日のウェブサイトにおけるマーケティング手法をまとめると以下の通りです。
①ソリューションの提示=何のためのビジネスなのかの明記
②常にアップデート内容をブログで発表
③商品の価格は一番わかりやすいところに提示
④サインアップ専用のレジストレーション配置
⑤製品導入のためのトレーニング予約窓口
⑥リアルタイムで問い合わせができるライブチャット
⑦ビジネスを3分以内で説明するチュートリアル動画の配置
私たちStatusbrewはユーザーを迷わせないランディングページであると自負しています。そしてウェブサイトをマーケティングの重鎮として置くことを強くお勧めします。KPIを与え、それらを定期的に測定し、パフォーマンスの低下に対処しながらその可能性を最大限に活用します。
コンテンツのこのような作り込みは一つ一つは小さく、「え、こんなこと?」と思うかもしれませんが、どの小さな要素がコンバージョンに響くか、当たるかわからないものです。
今回、9つの柱として第一歩である1つめをご紹介しました。リクエストがあればSEOやそして私たちのエキスパートであるソーシャルメディアマーケティングについてももっと詳しく各章で解説します。ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
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