【ソーシャルメディア運用に管理者は必要?】Facebookを複数人で管理する方法とは

2024年1月31日 6 min read

こんにちは、インド発のソーシャルメディアマーケティングのエキスパートStatusbrewです。

「企業がソーシャルメディアを運営するなら、毎日更新が必須!」という決まり文句。どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

Statusbrewの以前の記事でも、企業がソーシャルメディアを運営する際の適切な更新頻度について書いている記事がよく読まれています。

巷で当たり前のように「フォロワーを増やすには、更新頻度を上げよ!」と囁かれていますが、果たしてソーシャルメディアを定期的に更新すると、なぜフォロワーが増えるのでしょうか。このページを見ている方だと、すでにご存知の話で、まさに〝釈迦に説法〟ではありますが、ソーシャルメディアのタイムラインやフィードは、ユーザーに適した内容へと最適化されています。こうした仕組みのことをアルゴリズムと呼び、その目的は「より関心の引く投稿をユーザーに届けること」です。

つまり、InstagramやFacebookなどを始めとするソーシャルメディアのプラットフォーム側は、そうした機能を搭載することで、ソーシャルメディアの利用度をどんどん上げていきたいと考えているのです。ソーシャルメディアを開くと自分の興味のある投稿が並んでいると、ついつい時間を忘れて見てしまうのは、プラットフォーム企業の戦略に乗せられている...とも言えるでしょう。

では、ソーシャルメディアのプラットフォームは、どのようにしてユーザーの興味関心を把握しているのでしょうか。それは、「ユーザーの投稿内容や、その人がどんなアカウントを見ていてリアクションしているか」ということを総合的に見て判断しているのです。ソーシャルメディアを使っていると、フォローしていないのに自分の関心に近い投稿文がタイムラインに表示されることがあると思いますが、そうやって優先的に表示されるのは、定期的に更新されているアカウントです。そのため、企業がソーシャルメディアを使ってマーケティングする時に、意識的に更新頻度を上げてターゲット層の目に留まるようにすることが求められるのです。

また、ソーシャルメディアに定期的に投稿することは、社会的な存在感を高めるという意味でも重要でしょう。フォローしている企業の投稿が頻繁に目に入るだけで、潜在的にユーザーの中で存在感を増していくのです。以上のようなことから、企業がソーシャルメディアを運用するなら、定期的な更新を続ける必要があるのです。

しかし、企業によっては専門の担当者が不在で、別の業務の傍ら、ソーシャルメディアの更新を行う人もいるでしょう。そこで、Statusbrewでは、ページ全体の投稿管理を行う管理者を置くことをオススメしています。

前置きがやや長くなりましたが、

この記事では、Facebook運用になぜ管理者が必要なのか、その役割について解説し、どうやってFacebookの画面に管理者を追加するのかをお伝えしていきます!!

Facebookの管理者の役割とは?

Facebookの管理者には、以下の役割があります。


・Facebookページ全体の役割を管理する

・写真や最新情報の投稿、ライブ配信、コメントへの返信

・不必要な投稿の削除

不適切なコメントの削除や、返信

・不適切な発言を繰り返す人をブロック

・広告の作成や広告キャンペーンを実施し、投稿数を上げる

ページの動向を分析し、どのようなユーザーにアプローチするべきか検討する


Facebookページの閲覧者が増えると、投稿文の作成者だけではページ全体を管理していくことが難しくなってきます。また、ソーシャルメディアの担当者は、専任で担当しているケースは少なく、他の業務と兼任している場合が多いのが実情です。

そのため、例えばその担当者が休日の日に悪質なコメントがついてしまったとしても、誰も代わりに返信することができません。そうした緊急時とも言える時に担当者に変わって返信できる人を配置しておくことをオススメしています。その一つの手段としてページ全体を把握する管理者の配置です。多くのソーシャルメディアの管理者の業務内容は、ソーシャルマーケティングの担当者が不在の際の対応に加えて、ページ全体をいかに戦略的にコントロールしていくかということを考える役目を担っています。

以下、ソーシャルマーケティングに管理者を配置するメリットを5つ挙げていきます。

① ユーザーの潜在ニーズの把握


管理者を配置するメリットの一つ目は、ページ全体を戦略的に動かしていき、利益体質を作ることです。

SNSの投稿担当者は、投稿文の作成や写真撮影に関しての知識やセンスがあるでしょう。しかし、企業がソーシャルメディアを本格的に動かして、利益を生むためには、消費者の潜在ニーズの把握(インサイト)や、SNSの投稿文の作成に要した時間と、それによって得た成果の分析などを意識的に行う必要があります。

一方、そうしたマーケティングの最適化に関する知識は、投稿文を作成する技術とは別の知識が不可欠です。したがって、ページ全体を把握する管理者を新たに配置することによって、ソーシャルメディアを企業のマーケティングとして本格始動していけるようになるのです。

② 継続的な監視体制を整える

メリット二つ目は、ソーシャルメディアへの書き込みの監視体制の強化です。

インターネット上の世界は、誰もがいつでもアクセスできる環境なので、どんな時間でも誰かが閲覧している可能性があります。いつどんな人がコメントしてくるのか不透明であるからこそ、ソーシャルメディアの管理者を複数配置することで、ページ全体の秩序を保っていく必要があります。

以下は、コメント監視が重要な4つの理由です。

安全な環境の維持

不適切なコンテンツをフィルタリングすることで、攻撃的なコメントがプラットフォームの秩序を乱すことがなくなり、他のユーザーを不快な思いにさせません。

ブランドの評判の保護

ネガティブなコメントをフィルタリングすることで、ブランドの評判を守り、信頼性を維持できます。

ガイドラインとポリシーの遵守

法に反することがないようにコンテンツを規制し、アカウントの停止を回避します。

危機管理と世論

コメントへの適切な対応をすることで、企業は閲覧者との相互関係を持つことができます。

コメント監視の重要性については、これまで何度か弊社のブログ上で触れてきました。「もっと知りたい!」という方は、こちらの記事もご覧ください!

③ 属人化で発生するリスク回避

管理者を配置するメリット三つ目は、担当者不在時のリスク回避です。ソーシャルメディアの投稿管理が他の業務を兼任している場合、本業でいっぱい、いっぱいになってしまっている時にソーシャルメディア上で迅速に対処すべきコメントが発生してしまうこともあるでしょう。しかし、その担当者以外に管理者がいれば、そうした状況が発生しても、落ち着いて業務に取り組むことができます。

一人でソーシャルメディアを運営していると、その人が何らかの事情で管理できなくなるリスクが伴います。そうしたリスク回避のためにも複数の人での運営体系を構築しておく方が健全です。

④ エンゲージメントとユーザー数の拡大

メリット四つ目は、エンゲージメントとユーザー数の拡大です。
投稿文の作成者とは別に管理者を配置することで、管理者自身のネットワークにより、エンゲージメントやユーザー数を拡大できる可能性があります。または、管理者の交友関係の中に、インフルエンサーがいたら、その人が企業のページを紹介してくれるかもしれませんね!

さまざまな人がソーシャルメディアの運営に携わることで、より多くのユーザーにリーチできるでしょう。

⑤ 新しいアイディアや戦略の立案

ソーシャルメディアに管理者を配置する五つ目のメリットは、ソーシャルメディアの管理者が増えることで、新たな視点やアイディアが得られることです。

新たな〝頭脳〟が一つ加わることによって、マーケティングのキャンペーン強化につながるかもしれません。

Facebookに管理者を追加する方法

これまで、ソーシャルメディアに管理者を配置する意義について話してきました。

最後に多くの企業の間で使われているFacebookを例に挙げて、管理画面を複数人で共有する方法をお伝えしていきたいと思います!

【STEP1】

【STEP1】

①個人アカウントではなく、団体のアカウントでログインします。

②右上のアイコンが団体アカウントのロゴになっているかご確認を。

③その後、左の「設定」を押します。

【STEP2】

【STEP2】

「新デザインのページ」を押します。

【STEP3】

【STEP3】

「ページアクセス」を押します。その後、右側の「追加」をクリック。

【STEP4】

【STEP4】

「名前またはメールアドレスで検索」の欄に管理者に設定したい人の情報を入力します。

【STEP5】

【STEP5】

アクセス許可を押したら、指定した人を新たに管理者に設定完了です。

終わりに

この記事では、ソーシャルメディアの管理者を複数人置くことで、運営の属人化を防ぎ、より戦略的にメディアを動かしていける可能性があることをお伝えしてきました。

ソーシャルメディアは、いつでも誰でもアクセスできてしまうため、運営者が休暇日であっても、悪質なコメントなどが付いてしまう可能性があります。ページの秩序を乱すような書き込みがあった場合、企業のブランドイメージを損なってしまう恐れがあるため、迅速な対応が求められます。

こうした一連の流れは他のオーディエンスの目にも触れるだけでなく、企業の対応に注目が集まります。その際にソーシャルメディアの担当者が不在であっても、適切に対応できる体制を整えておけば、ピンチはチャンス、ブランドの印象アップにもつながります。以上のことから、企業のソーシャルメディアの運営は複数で行うことが望ましいのです。

ぜひぜひ、この記事を参考に、Facebookでの管理者を追加してみてくださいね!

Ayumi Yamamoto

Statusbrewのコンテンツマーケターです。SNS管理ツールの活用方法やマーケティング戦略に関する情報を発信します!SNSを効果的に活用する方法を模索していきましょう。 これまで6回ほど渡印🇮🇳、トータル1年くらいは住んだことがある人。インドに行くと、Anokhiで爆買いしたくなる衝動が抑えられません。最近、ダルカレーの美味しさに気づきました。いくらでも食べられます。

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