【SNS広告】ソーシャルメディアの広告はどの程度効果的か?InstagramとFacebookで広告を出稿したい人向けにまとめてみました!

2020年4月30日 6 min read

こんにちは、Statusbrewです!

目次

・近年の広告(Ads)事情
・ソーシャルメディア広告が活用される理由
・ソーシャルメディア広告はグローバルレベルでどの程度効果的か?
・ソーシャルメディア広告をクリックするのはどんな層か?
・広告をクリックする層はソーシャルメディアを何に利用しているか?
・広告クリック層はソーシャルで企業とどんな相互作用を生み出すか?
・Facebook広告の特徴と作用

2020年、変わりゆく広告チャネル

テレビのCMや印刷物の広告から有名人のオススメ、ソーシャルメディア(SNS)広告、スポンサー付きソーシャルメディア(SNS)の投稿まで、マーケティング担当者は、ターゲットオーディエンスにリーチするためのさまざまなチャネルを自由に利用できる時代です。

近年、インターネット・スマートフォンなどの普及から、SNSなどが発達し、莫大な費用をかけなくても誰もが広告を出せるようになりました。2000年以降にサービスを開始した、Google(旧:Google Adwords)のリスティング広告(検索連動型広告)や、Facebook広告の台頭は「広告なんて誰も見ないよ」の概念を変えました。
デジタル広告市場において、今やGoogleとFacebookがほぼ複占状態になるまでに環境が変化していると言っていいでしょう。

広告は、消費者が新しいブランドを発見する方法の1つの側面にすぎませんが、それを正しく理解することは重要です。

広告はイライラする、煩わしい、退屈なものになる可能性があります。これが消費者が広告をブロックする理由であることがよくあります。ブロックされるだけならまだ良いですが、最近では情報社会による価値観の共有が簡単になった時代なので、すぐに炎上というリスクも抱えています。

広告がブロックされるリスクなどあるにも関わらず、今日のインターネットユーザーの45%は、宣伝しているブランドを購入する可能性が高いと答えています。

eMarketerによると、2019年にグローバルなデジタル広告支出は18%増加して3,300億ドルに達すると予想されていて実際に数を突破しました。これは、広告市場が初めてデジタルと従来(テレビや新聞雑誌)型に均等に分割されたことを意味しています。さらに2023年には完全にデジタル広告が広告の6割以上を占めることになると予想されています。


ソーシャルメディアの広告が活用される理由

消費者の購入サイクルに基づいたお話を。ソーシャルメディアを使用して主に購入する商品の事前の下調べや検索を行っている人の割合は、、31%です。

これは、ユーザーの日常生活におけるソーシャルメディアの役割が変化したという事実の証です。現在では、購入への道のりに大きな影響を与えています。Instagramのハッシュタグに関する記事でもお伝えしましたが、今やハッシュタグが検索バーになる時代です。

さらに、SNSは人々がニュースフィードでブランド、オファー、製品を確認したい場所になりつつあります。


実際ソーシャルメディア広告はどの程度効果的か?

デジタル消費者はソーシャルネットワーク上で1日平均2時間26分を費やしているため、ソーシャルメディアの広告は、消費者に新しいブランドや製品を紹介する際に明らかに重要な役割を果たします。

世界的に、ソーシャルメディアに掲載された広告は、顧客がブランドや製品そのものを発見するのに4番目に人気のある情報源としてランク付けされており、インターネットユーザーの28%は、広告が新製品の発見に役立つと言っています。


ソーシャルメディア広告をクリックするのはどんな層?

全世界のインターネットユーザーの16%が、ソーシャルメディア上のプロモートまたはスポンサー付きの投稿を過去1か月にクリックしています。

ソーシャルメディアの広告をクリックしてくれる層は実際にどんな人たち(ペルソナ)なのでしょうか?

これからお出しするユーザー層があなたのブランド/製品のターゲット層とマッチングするかぜひチェックしてみてください!

・30代前半の可能性が最も高い
・既婚者(48%)
・フルタイムの正社員(56%)
・男性の方が若干割合が高い(52%)

広告をクリックする層はソーシャルメディアを何に利用しているか?

この消費者セグメントは、毎日約3時間ソーシャルメディアに費やしており、平均より30分長くソーシャルメディアを利用しています。

一日24時間のうち3時間をソーシャルメディアに費やすってすごくないですか?

ちなみにこれ私の1週間のスクリーンタイムでモバイルの利用時間が出ています。1週間で3時間じゃなくて1日3時間の人ってすごい

そんな1日3時間利用する彼らはソーシャルメディアのチャリティーネットワーカーである可能性が69%高いです。

これは、慈善活動を支援するためにソーシャルメディアを使用する傾向があり(26%が実際に行っている)、慈善活動やボランティア団体をソーシャルチャネルごとにフォローしているということです(30%が行っている)

彼らはこれらのプラットフォームで非常にオープンな傾向にあり、そう行った活動やアップデートを見逃さないようにするために張り付いているようです。

ソーシャルメディアの広告クリック層はマルチネットワーカーです。平均11個のソーシャルメディアアカウントを持っています。

皆さん、アカウント何個お持ちですか?私、ソーシャルメディアだけで数えたら仕事観利用も含めて17個でした。。

ここからがビジネスにおいて必須です。この層はこれらのプラットフォームでの企業アカウントやブランドアカウントとのエンゲージメント(=ソーシャル交流)に非常に積極的であり、そのうちの40%以上が1か月間にブランドのページを高く評価(いいね!)し、フォローもしています。


Facebookは、10人中4人が1日に複数回アクセスする場所であり、平均的なFacebookユーザーよりも83%高い確率で製品またはブランドに関するコメントを投稿しています。

広告クリック層はソーシャルで企業とどんな相互作用を生み出すでしょうか?

エンターテインメントとソーシャルネットワーキングの区別がますます曖昧になるにつれて、ブランドは消費者をユニークな体験に引き込む仕掛けの努力がされています。特にビジュアル重視されるInstagramでは工夫が織り成された芸術とも言える広告が多いですよね。

ソーシャルメディアの広告クリック層は、さまざまな種類の体験型ツールを利用する可能性が平均以上に高いオーディエンスです。

AR技術がデジタル広告市場の推進力となるため、過去1か月に拡張現実(AR)アプリを使用した可能性は2倍以上です。

EC業界でもソーシャル上でARを取り込む姿勢が増えています。プロダクトを直接使っているかのような体験ができるのですから、こんな良い手はないですよね。AR機能について調べてみるのも良いと思います。Statusbrewでも近いうちに記事を書きますね!

たとえば、Snapchatは、AR機能で時代を先取りしていますし、そのAd Kitは、AR広告を介してエンゲージメントとエンターテインメントの巨大な融合体を提供するだけでなく、200を超えるアプリとのインテグレーションを通じて、リーチを拡大するためのインフラストラクチャも提供しています。

Googleは最近、「AR Beauty Try-On」と呼ばれる新しいYouTube没入型広告機能も発表しました。(これが↑のブログで紹介したもののGoogle版です!)これにより、ユーザーはプラットフォームで、実質的にメイクを試すことができます。

ロレアルパリはアプリなしで自分の顔にあったリップカラーが試せます

ただし、ソーシャルメディアの広告クリック層もただ単に広告が目の前に現れたからクリックしているわけではありません。このような大規模なソーシャルメディアアカウントのポートフォリオにより、オーディエンスは日々、あらゆる種類の広告にさらされています。1日に何個の広告を目にしているか思い出してみてください。私はもう数え切れませんが、彼らを引き付ける広告は彼らの興味に関連している必要があり、パーソナライズすることはここで鍵となります。

ソーシャルメディア広告クリック層は、ブランドがパーソナライズされたおすすめを提供することを望んでいます。

実際に私もパーソナライズされた広告がソーシャル上で表示された時は、

私のことよくわかってる!!!!!!

の一言でした。

パーソナライズされたマーケティングは、リッチメディアコンテンツと革新的な機械学習ツールの力により、ブランドはダイナミックでカスタマイズされたショッピング体験をソーシャルメディア広告を通して提供して、エンゲージメント更にコンバージョンに繋げる大きな補助を担っています。

なんでこんな私の傾向まで知ってるの?と思うくらいドンピシャな広告がソーシャル上で表示されること、ないですか?

↑「育毛剤の広告がFacebookで表示されたんだけど俺の最近の写真みてんの?」というコメント。笑っちゃいました。

ビッグデータは私たちのすべてを知っているので、気味が悪いくらいですよね。

そして更にFacebook社はソーシャルプラットフォームの特徴を生かした最大の強みを持っています。Facebookは年齢、学歴、居住歴、職場と職場から予測される年収、結婚や子供の有無、直近の購買記録までパーソナルな情報と膨大なデータを所有しているので、このデータを利用したターゲット広告がFacebookとInstagram広告をStatusbrewが推す最大の理由の一つです。

さて、ここまででSNS広告を出稿するのに十分な理由になったでしょうか?ソーシャルメディア広告はFacebookやInstagramで誰でも今日からでも始めることができます。

Statusbrewはソーシャルメディア広告のマネジメントやエンゲージメント獲得のエキスパートが揃っています。いつでもご相談ください :)

Hisami Matsubara

北インド発のソーシャルメディアモデレーション&アナリティクスツールStatusbrewの日本支社代表です。日本市場立ち上げのため、2019年単身で渡印し、インド在住5年目です。 「日本語でありそうでない」マーケティング知見を執筆します。 91年生まれ岐阜県出身。少女漫画と文学作品、ワインとインドが好きです。

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