なぜインスタグラムのアナリティクスが必要なのか？=エンゲージメントの重要性=

こんにちは、Statusbrewです。

ソーシャルメディアはトラフィックやフォロワーの数を追うものではなく、エンゲージメントこそが追求すべきものとなりました。

そもそも、

ソーシャルメディアでは、

コンバージョン
ユーザーのアクティブ度

があなたのビジネスの成長を担うソーシャルメディア上のエンジンです。

ソーシャルメディアだけに限りませんが、コンバージョンにより、見込み顧客を実際の顧客=あなたのビジネスにお金を払ってくれるユーザーに変換することでビジネスは成長します。

ただコンバージョンにより成長し続ければ良いわけではなく、継続したユーザーのアクティブ度が必要になります。

なぜならコンバージョンにかかるリソースは、継続したユーザーのリテンションと比べてどうしても高くなってしまうので、継続するには「既存のユーザーがずっとフォローし続けてくれること、あなたのソーシャル上のビジネスで常にアクティブでいてくれること」が非常に重要になります。

このようなコンバージョンの先行指標として、ソーシャルメディア上で最も有名な指標があります。それがエンゲージメントと呼ばれるものです。

このエンゲージメントを中心として、様々な成長指標を組み合わせて計測することができます。例えばフォロワーの数が減少していたりすると、もうすでにそれは「フォロワーがすでにある程度減ってしまった」という「後の結果」なので、「反省点」としかなりませんよね。

このような現象を、先に抑えることが必要です。

よくある"フォロワー数"の罠

インスタグラムのフォロワー数は何よりもバニティ・メトリクスなことをご存知でしょうか？フォロワーが合計で何人いる、という算出は虚栄の指標と呼ばれています。

Don't Use totals (合計を使用しないこと)
私はダッシュボードに合計フォロワー数などの指標を表示することに賛成しません。
この数字は基本的によほどコンテンツ投稿が滞っていたりしなければ、常に上昇するものです。

重要なのは成長率です。
今月、週にどれだけ成長したのか？

総フォロワー数よりも、週あたりの増えたフォロワー数の方がはるかに分析指標として優れています。
これは、「今週のマーケティング活動は成功したのか」という疑問にすぐに答えてくれるからです。

それでもほとんどの人はフォロワーを増やしたいと思っているのではないでしょうか。フォロワーの増加は、人々があなたの投稿を気に入り、あなたの写真や動画を友人と共有する準備ができていることの証です。しかし、すべてのフォロワー増加が良いとは限りません。なぜなら多くのインスタグラマーが、フェイクアカウントや役に立たないアカウントを運用しており、このような人たちをフォロワーにしない方が良いのです。

アルゴリズムに影響するフォロワーの質

アルゴリズムはどれだけ質の良いフォロワーが質の良いエンゲージメントをあなたのコンテンツに与えてくれているかをしっかり見ています。

何もインタラクトしないフォロワーがいると、「エンプティ・ユーザー（空っぽのユーザー）」またはフェイク・ユーザーとみなされ、実際にはコンテンツを閲覧さえしていない、コンテンツの向上に役立っていないともジャッジされます。

アルゴリズムはあくまでユーザー間の親密度がポイントになります。

そのため、インスタグラムのフォロワー数の増加を追跡して、自分のアカウントが "正常 "に運用されているかどうかを確認することの方が有効です。

エンゲージしてくれるフォロワーを集めよう

「フォロワーを増やす」ためのフォロワーを集めることはあまり意味がありません。自分の投稿に興味を持ってくれるフォロワーだけが必要です。少なくとも、あなたが投稿するコンテンツをまずは見てもらう必要があります（=インプレッション）。また、写真や動画にコメントしてくれたり、シェア、保存してくれたりする人が望ましいです。

もちろん、あなたのフォロワーがあなたの投稿に毎日いちいち目を通してくれるわけではありません（よほどそのブランドのファンでない限り。ほとんどの人は芸能人・著名人はチェックしても、特定のブランドをくまなく毎日チェックしている人の方が少ないのではないでしょうか）。実際、Instagramのアルゴリズムは、フォロワーの質評価に応じて、一定の割合のフォロワーにしか投稿を表示しません。

Instagramのエンゲージメントに関する業界標準のガイドラインでは、エンゲージメント率を示唆しています。

1%以下＝エンゲージメント率が低い
1% - 3.5% = 平均/良いエンゲージメント率
3.5％～6％＝高いエンゲージメント率
6%以上＝非常に高いエンゲージメント率
ただし、インスタグラムのアカウントの規模は、エンゲージメント率に大きな影響を与えます。フォロワー数が多ければ多いほど、質の高いフォロワーをターゲットにしていても、エンゲージメント率は低くなりがちです。なぜならフォロー/フォロワー数がほぼ0に近いような実質幽霊ユーザー（エンプティ・ユーザー）も相対的に増えるからです。