全部見せます!インド発SaaSスタートアップのInstagramマーケティング成功例!

2021年9月12日 14 min read

こんにちは、ソーシャルメディアマーケティングツールのStatusbrew(ステータス・ブリューと読みます)です!

私たちは北インドに本社を構えるSaaS企業として、アメリカのCAや日本の東京にも拠点があり、筆者自身は日本チームのカントリーマネージャー兼日本Market Growthとして働いています。

Statusbrew本社オフィス @インドかどうか疑われますがインドです

Statusbrewは海外最先端のソーシャルメディアマーケティングに関わる知識やTipsをいつも日本語にてお届けしていますが、「私たちStatusbrewがどうやってフォロワー数6万人の自社Instagramアカウントに育てたか」と、「実際にどうやってソーシャルメディアコンテンツを作成、管理しているかの実際のワークフロー」をすべて惜しみなくご紹介します!

  • 複数のチームメンバーでSNS運営している企業様向けになるように書いています。

とっても細かくInstagramマーケティングのワークフローをご紹介しますので、長くなります!ぜひブックマークしてご参照くださいね。

※圧倒的人気ツールCanvaを使ったInstagramマーケティングのコンテンツTipsも紹介しますのでお見逃しなく!

1.私たちStatusbrew(ステータスブリュー)とは?

Statusbrewは、今やマーケティング手法としてなくてはならないソーシャルメディアを利用するすべての企業様、インフルエンサー様のための投稿管理・高度分析ツールを開発・販売しています。

Statusbrew: 日本の東京にもオフィスがあります!

ソーシャルメディアの特性上、

・商品やサービスのプロモーションをソーシャルメディアに公開したい
・ソーシャルメディア上で広告を出稿して宣伝したい
だけではなく、
・ソーシャルメディア上でカスタマーサービスがしたい、接客がしたい
・リスニングがしたい
・分析結果を入念にチェックして戦略立てがしたい
とソーシャルメディアだけで多くのことができるため、その一連のマーケティング作業を行うことがStatusbrewではできます。

さらにShopifySalesforceZendeskなど他のマーケティングツールと連携することで、マーケティング・顧客管理・営業・EC運営など一括で行うことができるのも大きなメリットです。

1-1.様々なSaaS企業のソーシャルメディア(Instagram)の使い方

まずソーシャルメディアは今やどんな企業も運用しています。「商品」がはっきりしているEコマースなどだけではなく、私たちのようにソフトウェアを扱うSaaS企業も、続々ソーシャルメディアでのプレゼンスを伸ばしていますし、ユーザーもカスタマーサポートを求めて直接企業のソーシャルアカウントに問い合わせするケースも多々あります。

ソーシャルリスニングを利用したUGC活用例

つまりソーシャルメディアはもはやtoC個人だけではなく企業の担当者にまで届かせる幅広いオーディエンス層をターゲット化できるツールになっています。

よく見かける良い例がカスタマーサポートサービスのZendesk(toB)やデザインツールCanva(toB,C両方向け)ですね。

顧客エクスペリエンス向上のための全てを備えたZendesk

様々な企業は、ユースケース、ウェビナーの告知、限定コミュニティとの交流だけではなく、役に立つ業界特有のTipsなどをシェアしています。

私たちがたどり着いたのは、「よりエンゲージメントをゲットできる確率が高く、コミュニティ形成ができる」プラットフォーム、Instagramでした。

1-3.その前に:Statusbrewのソーシャルメディア運営事情

ソーシャルメディアを管理するプラットフォームである私たちStatusbrewにとって、優れたソーシャルプルーフを持つことは重要でした。

ちなみにStatusbrewは大きく分けて5つのソーシャルチャネルを運営しています。1つめが今回ご紹介する、フォロワー数5万8000人近くを抱える公式アカウント(@statusbrew)です。

Statusbrewグローバルアカウント

私たちは基本的にプレスリリースや機能の使い方などに応じてソーシャルメディアに投稿したり、カスタマーサポートのために利用しています。それがTwitterやFacebookでした。

フォロワー数210万人突破しているTwitterアカウントです

しかしよりソーシャルメディア上のブランドとしての一貫性とエンゲージメントが必要でした。

2.ソーシャルチャネルの選び方

私たちStatusbrewは目的別にチャンネルを使い分けています。
IG:ブランドの顔、バラエティ、エンターテインメント、コネクション、コミュニティの構築
Facebook、Twitter、LinkedIn:ブランドの存在感、ブログへの誘導、企業としての取り組みや企業カルチャーの紹介、求人
YouTube:私たちの製品のショートビデオを紹介したり、ブログ内容をビデオ化

Facebook、Twitter、LinkedIn、Instagram、YouTubeと様々なソーシャルネットワークがある中で、インスタグラムはコンテンツの種類が最も多く、エンゲージメントの可能性が最も高いプラットフォームだったので、2021年よりインスタグラムを優先することにしました。

これらのソーシャルチャネルをコンテンツの種類ごとに仕分けして、必要なオーディエンスからほしいエンゲージメントを受け取るためには、それなりの人的リソースを費やす必要があると決断しました。

✍️ちなみにすべてのソーシャルチャネルの管理はStatusbrewで行なっています

Statusbrewのタスク管理機能

そこで私たちは、ソーシャルチャネルに完全に責任を持つ、独立したソーシャルメディア・マネージャーを配置することにしました。

そのマネージャーが、Statusbrewインド本社のマーケティングチームの一人です!

StatusbrewソーシャルメディアマネージャーのAnjali

2-2.ソーシャルメディアマネージャーの仕事 - Sociam Media Manager🖋


Statusbrewは、適切なInstagramの中でのブランドとしての存在感を示すために、ソーシャルメディア・マネージャーを彼女に任命し、プラットフォーム上での投稿の一貫性を確保しました。投稿のエンゲージメントとリーチに影響を与えるような、コンテンツの統一と維持が役割です。

彼女がマネージャーになってからというもの、圧倒的に「バズる」コンテンツが増えてきました。

32,300の再生回数!!

StatusbrewのInstagramコンテンツの平均閲覧数は3908で、「いいね!」の獲得率は0.62%、コメントは4.77%と、同業他社よりも高い数値を示しています。

3.インスタグラムのアルゴリズムを理解する🚗


Instagramのアルゴリズムを分析することは、成功するInstagramマーケティング戦略を構築するために、すべての企業が注目すべきパラメータです。Instagramのアルゴリズムは急速に進化しており、誰のどのコンテンツをトップフィードに押し上げるかを決定するものです。

StatusbrewのInstagramマーケティングは、ターゲットオーディエンスの興味に基づいた投稿、Instagramアプリの使用頻度、多様なコンテンツフォーマットの導入、投稿の関連性とオーディエンスとのエンゲージメントという6つの有名なランキングシグナルに完全に従うようにしています。

Statusbrewは、フィード投稿、リール、ストーリーズ投稿など、すべてのInstagramコンテンツフォーマットを活用しています。なぜなら「すべて網羅する」「特に動画コンテンツに力を入れる」ことがアルゴリズムに勝つ秘策だからです。

4.私たちが大切にしていること:SMARTゴールの設定 - SMART Goal


Statusbrewでは、InstagramマーケティングのためのSMARTゴール設定を必ずしています。何を基準にすれば良いのかわからなくなる、という側面を一切なくすためです。方向性を見失ったコンテンツはオーディエンスからの共感を得られず、結局時間だけの消費だけになってしまうためです。

計画が具体的であること-[Specific]:スプリントを取り入れています。マイルストーンを設定し、作業はスプリントに分割され、各メンバーのプロセスと役割が定義されます。私たちはまずタスク配置をAsanaで行なっています。

投稿だけではなくエンゲージすることもタスク内にあります。

測定可能であること-[Measurable]:毎週、チームは作業の進捗状況を確認するためにスプリントレビューミーティングを行い、スプリントはInstagramのインサイトと分析を測定するレトロスペクティブミーティングで終了します。Statusbrewの大規模なレポート機能は、Instagramのエンゲージメントとリーチを細かく掘り下げるのに役立ち、チームがパフォーマンスを評価し、改善が必要な場合はコンテンツに集中するのに役立ちます。

達成可能であること-[Attainable]目標を設定している間、チームメンバーはそれぞれ、現在の市場を理解するための調査、競合他社の分析、ソーシャルでの進行中のトレンドの評価などを行い、それに応じて達成可能な目標を設定します。

関連性があること-[Relevant]:チームは、Instagramマーケティングから最大限の効果を得るために、コンテンツ内容は全てソーシャルメディアマーケティングという業界、ビジネスに関連していることを全員が確認しています。膨大な数のソーシャルコンテンツを見たり、コンテンツやキーワードの調査を行ったり、開発チームとの連携を図ったりしています。 良いと思うコンテンツはSlackのチャンネルでシェアしあっています。

4-1.コンテンツのアイディアの引き出し🚄

そもそも私たちがInstagramに注力し始めたのは、Instagramという「動画コンテンツが伸びる」と言われている本音を徹底的に利用できると思ったからです。

実際に私たちのInstagramのリールなど動画コンテンツをぜひ見てみてください。

コンテンツの中でもブログは1つの記事をオーディエンスに読んでもらうことが難しいです。ブログの中で伝えたい情報を、「Instagramの動画コンテンツ」にうまくエンターテインメント要素を交えて伝えることがアイディアの根本でした。

世界のソーシャルメディアユーザーの65%は、視覚的な情報をテキスト文体よりよく認識しており、「伝えたい情報」にビジュアルやイラストを融合させることで、エンゲージメント率に速やかに影響を与えます。

インスタグラムのTipsを届けている @xenaaosborneさん

中でも、「動画コンテンツの寿命と価値を高めるためのヒント」、「ブランドが定期的に追跡する必要のあるソーシャルメディアの指標のリスト10選」、「フォロワーの増やし方」「インスタグラムをカスタマーサービスに活用するためのヒント」など、さまざまなインフォグラフィックやイラスト、小芝居を含めた動画が目に入ります。

これらのコンテンツを作成するために、まずInstagramのレポートを詳細に分析し、あくまで私たちStatusbrewブランド価値に沿った適切なコンテンツを選択します。Instagramの分析結果に基づいて、マーケティングチームはコンテンツのフォーマットを吟味後承認し、ソーシャルメディアマネージャー、デザインチームのワークフローを効率化させています。

4-2. ビジュアル・アイデンティを創造する - Creating A  Visual Identity

私たちのようなSaaSスタートアップの場合、Instagramだけではなく、アプリケーションのデザインやウェブサイトデザイン、ブログバナーなどこの世に出すすべてのコンテンツの色の選択やフォントに一貫性を持たせており、これがブランドのビジュアル・アイデンティティの構築です。

私たちの場合、ブランドカラーパレットがデザイナーの手によってすでに作成されています。

インスタグラムにおけるビジュアル・アイデンティティ・ボードは、単に画像だけではなく、私たちが本当に伝えたいメッセージのアウトラインを示すものです。 StatusbrewのInstagramビジュアルには上記のように特定のカラーテーマがあり、すべてのフィード投稿に同じカラーパレットが採用されています。すべてのフィード投稿やストーリー投稿に色とフォントの一貫性を持たせることで、オーディエンスが私たちStatusbrewという企業(商品)を認識させるようにしています。

5.コンテンツ計画と投稿公開までのプロセス⏰


Statusbrewは、Instagramのコンテンツを事前に合理化し、時間をかけずにコンテンツをスケジュールして最適化します。StatusbrewのInstagramコンテンツ企画プロセスは、7つのステップに分類されています。

5-1.キャプションとキュレーションのためのワークフロー

  • コンテンツの種類の選定方法

まずソーシャルメディアマネージャーのAnjali(上記写真で紹介)がInstagramのフィードを片っ端から調査してネタ集め、一旦保存します。

見せ方(魅せ方)のトレンドを追っているコンテンツを保存し、それを私たちStatusbrewブランドの意思に変換していきます。ブランドの意思とは、例えばInstagramのフォロワーの増やし方、というタイトルであれば私たちStatusbrewの持つリソースや意見に完全にコンバートします。

あくまで「動画コンテンツの見せ方」としてのアイディアを参照にする、という意味で行うフローがこちらです。

コンテンツ制作の主なワークフローは、「スクロール-保存-制作-エンゲージ」と定義できます。

  • ユーザーの声を参照にコンテンツを作成する

また、私たちは常にソーシャルメディアを運用する世界中のユーザーへ毎日Statusbrew製品を知ってもらうためのデモやヒアリングミーティングを行っています。そのデモの中で発生するお客様の日々の悩みや質問を、「アンサー」としてコンテンツに落とし込んでいます。

ソーシャルメディアマネージャーも、本来なら営業(Customer Success)チームだけが参加するクライアントとのデモセッションに参加することで、コンテンツのキネタ探し、キュレーションを行うことができます。ソーシャルメディアチームはデモに参加し、私たちのターゲット層の要望を理解し、それに応じてコンテンツを作成し、見込み客とのエンゲージメントを図ります。

なぜなら質問や疑問は、一人の顧客のもならず、多くのユーザーが同じ疑問や要望を持つためユーザーの声を傾聴してコンテンツの作成を進めたことは非常に良い取り組みでした。

  • コンテンツレポジトリ(Contents Repository)を作成する

マーケティングチーム(Anjali)は、ソーシャルメディアに公開する予定のコンテンツのレポジトリシートを作成しています。

コンテンツレポジトリとは?>さまざまな種類のドキュメントやアイディアを格納して一つのシートにまとめたものです。私たちはGoogleドキュメントを利用しています。このシートでは、作成準備した動画や画像が保存されているGoogleドライブフォルダへのリンクが貼られていたり、ハッシュタグの選定を行っています。コンテンツリポジトリシートは、ワークフローを合理化し、コンテンツ作成プロセスから実行プロセスまでを自分たちの手でシステム化しています。

5-2.コンテンツレポジトリ(Content Repository)の作り方

レポジトリをGoogleドキュメント上で作成することで、マーケティングチームがコンテンツ作成のプロセスを十分に追うことができます。開くとまずこのように「投稿予定日」ごとにタイトルわけがしてあります。これにどんどん新規用としてページを増やしています。詳しい作成方法は以下でご紹介します。

Step 1: まずはIGマーケティングに必要なすべてを収納するためのGoogleフォルダーを用意します。私たちはContentというタイトルで作成し、その中に各IGコンテンツの種類ごとのファイルを作成済みです。

この中に、先ほどのGoogleドキュメントシートを新規で作成し、これがコンテンツ・レポジトリシートとなります。

Step 2:  コンテンツ作成期間の日付&曜日を入力してください。フォーマットをyyyy/mm/ddとして記入していきます。

Step 3: 目次を挿入する位置をクリックします。[挿入]>[目次] をクリックし、目次の形式を選択します。新しい日付は目次の一番先頭に来るようにしましょう。

Step 4: 日付の下に、作成したいコンテンツフォーマットの名前を記入します。キャプション使用するハッシュタグを記入します。ここで、コンテンツが利用できるドライブリンクを追加します。

プロモーション投稿に、正しい画像/動画が紐づいているかを確認していきましょう。内容が新鮮なものであるか、など必ず整理整頓されているようにしましょう。

Statusbrewではコンテンツ種類(リール)>日付ごとに毎回フォルダを作成しています。

リールの場合は、コンテンツのドライブリンクと一緒にカバー画像のリンクを追加します。また、そのリールで使用したい音楽についても記載します。ストーリーについては、「スワイプアップ」のリンクを追加します。Q/Aや投票等のステッカーを使用する場合は、ステッカーの説明やステッカーに用意されるべきオプションについても細かく書き留めています。

5-3.リール、ストーリー、フィード投稿等コンテンツの頻度

コンスタントに一貫性のある投稿を心がけ、

・毎日1本のリール
・毎日1本のマーケティングTipsを伝えるフィード投稿
・フィード投稿のストーリーズへの引用
・週に2~3本のカルーセル投稿

ブログを宣伝したい際、「スワイプアップ」リンク付きのストーリー投稿でもサイズを変更したブログカバーと同じデザインのストーリーをシェアしています。

スワイプアップ for ブログ記事

さらに、その中でも週に2つはインフォグラフィックをシェア
を目標に行なっています。

[インフォグラフィックとは] Information + Graphicsの掛け合わせの通り、データや情報を図形やイラストを利用してわかりやすくまとめる手法のことです。Statusbrewが実際に作成しているインフォフラフィックはこちら!

5-4.キャプションとハッシュタグの付け方

キャプションはオーディエンスへの会話形式で書くようにしています。つまり必ず「問いかける」文体にしています。例でいうと必ずクエスチョンマークで終わる質問(例:ご存知でしたか?あなたはどうですか?)

この手法は基本的に聞こえるかもしれませんが、エンゲージメントを高めるための有益な戦略です。

またフィード投稿には、関連するハッシュタグが使われています。弊社のソーシャルメディアマーケターは、この「ソーシャルメディアマーケティング」コミュニティがすでに使っているハッシュタグを片っ端から調べ、ニッチなハッシュタグを探し、それに応じて各投稿に関連するハッシュタグのセットを選びます。

ジェネリックなハッシュタグ>#ソーシャルメディアマーケティング #インスタマーケ になるかと思いますが、対して
ニッチなハッシュタグ> #ソーシャルメディア投稿管理 #ソーシャルメディア分析指標 など少し内容に踏み込んだ、検索する人がジェネリックよりも絞られてくるハッシュタグを指します。

私たちStatusbrewの投稿は、汎用性の高すぎるハッシュタグや、内容にそぐわないハッシュタグは一切使わずに勝負しています。

5-5.事前にコンテンツを作成

私たちだけではなく、SaaSスタートアップのInstagramの投稿は、ほとんど事前に計画されています。「その場で考えた」「行き当たりばったり」のコンテンツが世に流れないのは、やはり業界ならではの「ブランド・ボイス」に十分にこだわる時間、ダブルチェックする時間が必要だからです。

Statusbrewのソーシャルメディアマネージャーは、ソーシャルメディアコンテンツ戦略と計画をとして、フィードのグリッドフォーマットの分析からInstagramの投稿計画の開始まで、すべて1~2週間前に行っています。

Instagramだけではもちろんありません。Facebook、Twitter、LinkedInと他のソーシャルプラットフォーム用のコンテンツを検討して、ブランドの存在感を高めたり、ブログやYouTubeで製品のショートビデオを紹介したり、ブログをビデオ形式に変換したりして、オーディエンスを様々なチャネルからStatusbrewへ誘導します。

Tips: すべてのソーシャルトラフィックを追跡できるように必ずUTMパラメーターも作成しています。UTMパラメーターもStatusbrewのツール内でそのまま作成しています。
UTMパラメーターのカスタムビルダー搭載


5-6.投稿時間の最適化

コンテンツがターゲット層に確実に届くように、Instagramにコンテンツを投稿する最適な時間を常に分析しています。私たちStatusbrewがターゲットとするオーディエンスが最もアクティブな時間帯を把握するために、チームはオーディエンスタブからInstagramのインサイトやガジェットデータを掘り下げ、オーディエンスが最もアクティブな時間帯や曜日などを調べます。すべてのパラメータに基づいて情報を監視および収集します。投稿はオーディエンスのアクティビティが急増するときに狙って予約しています。

最もインプレッションの多い時間と曜日を調査する分析機能


5-7.統一型ダッシュボードでのソーシャルアカウントの管理

私たちのInstagramは、一元化されたダッシュボードで管理されています。

コンテンツはレビューのために「承認者」であるまた別のマーケティングマネージャーに送信され、マーケティングマネージャーは Statusbrewの承認ワークフローを使用して、ソーシャルメディアマネージャーと共同作業を行います。

5-8.ソーシャルメディアのエディトリアルカレンダーを利用


重要な日付を念頭に置き、ソーシャルメディアマネージャーはデザインチームと協力して、その特定のイベントや日に関連するコンテンツを作成します。ストーリーやフィードの投稿は、世界的なイベント、国内のイベント、ソーシャルメディア上のイベント、国際的な祭典やソーシャルメディア上の休日にも作成されます。毎日のインスタグラムへの投稿と合わせて、適宜スケジュールが組まれます。ソーシャルメディアマネージャーは、ゲームの一歩先を行くために、国内外のすべてのイベントのリサーチと収集に時間をかけ、インスタグラムキャンペーンを活用し、スケジュールされた投稿にトレンドの関連ハッシュタグを融合させることで、インパクトのある投稿のリーチを増やすことができます。

5. 絶対に怠らないエンゲージ

Statusbrewが最も大切にしていること、それはエンゲージすることです。そもそもアルゴリズムが最も作用する要素の一つに、「あなたのコンテンツに関わってくれたオーディエンスに応答しているか」ということがあります。

Statusbrewのインスタグラムコンテンツには非常に多くのエンゲージメントがあります。その多くはコメントです。

コンテンツの性質上、

  • 私はこうしています
  • 私の意見は〜です

というコメントが多く寄せられますので、必ずオーディエンスとコミュニケーション取るようにしています。

また、オーディエンスの声(顧客の声)がフィードバックとして新たなコンテンツ作成の元になるので、そういったものは必ずStatusbrewのエンゲージ機能でタグ付けして、度々集計します。

「どんなオーディエンスがどんな質問や疑問の質なのか」を把握することで、対象コンテンツが違ってきますし、ハッシュタグも変更する必要があります。

ハッシュタグのすり替え

コメントやメンションをしてエンゲージしてくれたユーザーのアカウントへ必ずいって、どんなハッシュタグを利用しているかチェックします。そのハッシュタグが自分たちのものと関連性があれば、さらにコンテンツを深掘りしてよりオーディエンスがリーチしやすいハッシュタグを探す、のループで行なっています。

6. Instagramアナリティクスで効果測定する方法

ソーシャルメディアマーケティング戦略において、分析結果を追跡することは非常に重要なことです。アナリティクスを活用することで、オーディエンスがより興味を持ってくれるコンテンツの種類を読み解くことができます。逆に何が作用しなかったのか、作用しなかったのはコンテンツ自体の問題なのか、それともタイミングが悪かったのか、など深掘りできます。 StatusbrewのソーシャルメディアマネージャーはInstagramインサイトを使ってコンテンツのパフォーマンスを測定し、特にストーリー投稿やリールのパフォーマンスに関するデータをGoogleスプレッドシートに収集もしています。

  • インスタグラムリールの分析シート公開
  1. コンテンツの公開日時
  2. コンテンツのタイトル(上部で説明したレポジトリのタイトルと合わせる)
  3. プロモーション対象となる商品/サービス名 (私たちの場合は投稿機能など)
  4. 最初の48時間で獲得した視聴数
  5. 最初の10日間で獲得した視聴数
  6. いいね!数
  7. コメント数
  8. 各種エンゲージメント率 etc..

収集したデータをもとに、次は自分たちのライバルのコンテンツをベンチマークとして比較分析しています。

Later社とHubSpot社の分析

6.Instagramマーケティングツールを使う方法🎨

CanvaはStatusbrewのInstagramコンテンツになくてはならないグラフィックデザインツールです。「デザイナーではない」マーケティングチームがバランス感覚のある美しいビジュアルコンテンツを作成するのに役立っています。Canvaでコンテンツを作成するには、適切なデザインや必要なサイズを選択することから始めなければなりません。Canvaのホームページでデザインタイプを選択すると、各グラフィックに最適な寸法が表示されます。

6-1. オーストラリア発!デザインツールCanva

※Canvaは無料版もありますが、人気機能のテンプレートを豊富に使いたい場合はアップグレードをお勧めします!StatusbrewはCanvaとインテグレートしていますのでダブルで利用する場合は課金の必要はありません。

1.Canvaをすでに利用中の方はご存知かと思いますが、まずは右上のデザインを作成ボタンを押すことからスタートします。+カスタムを選ぶと、ミリ、ピクセル、インチからサイズを選択できます。ただありがたいことにIG投稿の種類のほとんどをデフォルトで網羅してくれているので、IGコンテンツに合わせてフォーマットを選択しています。

2.早速ですが、背景を選びます。背景には画像や無地(色選択)を選ぶことができますが、色を選ぶ際には、ブランドパレットから選ぶことをお勧めします。StatusbrewのInstagramフィードの背景色は、白またはブランドパレットに沿った青色や緑色で、青の背景には白のバックフロントを使用し、白の背景には、フォントカラーは背景色で、オーディエンスの注意を引くために黄色のダッシュを使用しています。

上記は白い背景で作成したフィード投稿で、下記が緑色背景で作成したものです。

(3)Canvaは一度フォーマット化してしまえば、基本デザインを抑えたテンプレートとしてそのまま内容を編集していくことができ流ので便利です。

グリッドを追加して写真を背景として使用し、サイズ変更、切り抜き、反転、レイヤーなど、多様な視覚効果を利用することもできます。画像を検索するか、自社のアセットである画像をアップロードして、グリッドに画像をドラッグ&ドロップします。必要に応じてフィルターを追加して、画像の明るさ、透明度、彩度を変更します。これは、テキストや要素を重ねる際に有効活用できます。

StatsubrewのInstagram投稿デザインは、テキスト、アイコン、写真、動画、そしてイラストで構成されており、これらの要素をバランスよく切り取りしています。

さらに、Statsbrewの投稿デザインを分析すると、すべての要素にバランスが保たれていることがわかります。各要素は必ず中央に配置し、どの要素もページの端に近づきすぎていないため、シンプルでありながら情報量を多くしています。さらにフォントはデザインに大きな影響を与え流ので、2つ以上のフォントを使用していません。

コンテンツを作成する際には、まずは第一に「読みやすさ」が重要な要素のひとつとなります。Canvaを使ってデザインされたStatusbrewのコンテンツからヒントを得てください。

  • [基本中の基本]暗い背景には明るい色のテキストを使用し、明るい背景には暗い色のテキストを選択します。テキストを目立たせ、クリエイティブの読みやすさを高めることから始めましょう。
  • テキストの後ろに色付きのエレメントを使用し、透過度を調整することを忘れないでください。また、背景にフィルターをかけることもできます。
  • テキストの行感覚と文字間隔を確認しましょう。文字数が多かったり、アイコンや要素、背景が多すぎたりしないようにしましょう。

6-2. 予約投稿/エンゲージ管理/分析ツールのStatusbrew

StatusbrewはInstagram投稿を予約できるだけではなく、Canvaを搭載しているので、コンポーズと呼ばれるエディターからそのままCanvaを立ち上げてクリエイティブを作成後、そのまま予約送信ができます。

コンテンツプランニングをチーム体制で行い、効率的なキャンペーン管理とレポーティングの取り組みをユーザーに提供しています。

特にStatusbeewのプランナーと呼ばれるタスク管理機能は、視覚的に「計画通りのコンテンツ作成が進んでいるか、バランスよくコンテンツが振り分けられているか」をタイムライン上で確認できます。

6-3. Instagramのためのインサイト!

Statusbrewの新しい高度分析ツールは上記でもちらっと説明しましたが、ネイティブのインサイトでは取れない情報が詰まっています。

  • 見たい指標
  • ディメンション
  • ビジュアライゼーションで完全カスタマイズしたレポートを作成できます。
  • インプレッションが高まった時間帯
  • 実際にフォロワーがアクティブな時間帯
  • 「いいね!」などのエンゲージメントを多く獲得できた時間帯

をすべて見比べて、タイムラインのギャップを観察したり、

  • インプレッションとリーチのバランス>コンテンツに止まってくれているか、どれだけあなたの商品やサービスに興味を持ってくれているか、またどのサービスに興味があるのか
  • メンションやDMなどの「会話」の種類ごとのセンチメントをAIで取得してファンユーザーの本音の解析

等に利用できます。

Statusbrewはソーシャルメディアマーケティング・マネジメントのエキスパートとして、マーケターが必要とする機能を揃えています。

今回は私たちのStatusbrewがどんなインスタグラムマーケティングを行っているか?ということに着目させていただきました。参考になれば幸いです。

Hisami Matsubara

インド発のソーシャルメディアモデレーション&アナリティクスツールStatusbrewの日本支社代表です。日本市場立ち上げのため、2019年単身で渡印し、インド在住5年目です。 「日本語でありそうでない」マーケティング知見を執筆します。 91年生まれ岐阜県出身。少女漫画と文学作品、ワインとインドが好きです。人生で最も好きな本は「赤毛のアン」「嵐が丘」です。

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