皆さんこんにちは!本日は、かつて「エッジランク」と呼ばれていた、Facebookのアルゴリズムについて解説していきます。SNSマーケティングをしていく上で、アルゴリズムの特徴を理解することは必須です。現在、Facebook側は公式に「アルゴリズム」という名称を用いていて、エッジランクという名前は使われていませんが、依然としてこのエッジランクが根底には存在するため、エッジランクへの理解も併せて深めておきましょう。
目次
1.エッジランクとは?
1–1:親密度(Affinityscore)
1–2:重み(Weight)
1–3:経過時間(Time)
2.最新のアルゴリズム
1:エッジランクとは
エッジランクは、親密度(Affinityscore)×重み(Weight)×経過時間(Time)という計算方法でスコアを算出するアルゴリズムです。
実はFacebookのトップ画面(ニュースフィード)は、2通りの表示方法があります。
1つ目は、「最新情報」です。名前の通りこちらに設定していれば、トップ画面には投稿してからの経過時間が短い順に、他のユーザーの投稿が表示されます。
2つ目は、「ハイライト」です。こちらは上記の、エッジランクのスコアが高い投稿から順に表示されていくスタイルです。そしてFacebookのアカウントを作った段階では、トップ画面の設定はこの「ハイライト」に設定されています。つまりデフォルトがハイライトなので、ユーザーが自分で設定を「最新情報」に変えない限り、エッジランクのスコアが高い投稿ばかりが表示されます。
ではここからは、エッジランクを構成する3要素を細かく見ていきましょう!
1–1:親密度(Affinityscore)
Facebookにおける親密度は、ユーザー同士の関わりの強さを表します。
ここで言う関わりとは、
・いいね
・コメント
・タグ付け
・メッセージ
・プロフィールの閲覧
といったアクションです。
例えばAさんには、Facebookでつながっている友人BさんとCさんがいたとします。
AさんはBさんと仲が良くて、お互いの投稿にはよく「いいね」やコメントもしますし、メッセンジャーで直接やり取りもしています。
一方でCさんとは、一応つながりはあるもののお互いにあまり興味がないので、投稿に「いいね」やコメントをすることもありません。
するとアルゴリズムは、AさんにとってBさんのほうが親密度が高いと判断し、AさんのニュースフィードにはBさんの投稿を優先的に表示するようになります。
1–2:重み(Weight)
Facebookにおける重みは、投稿そのものに対する評価基準です。
投稿された文章の内容、写真や動画といったコンテンツそのものに加えて、投稿に対する「いいね」や「コメント」の数も反映されます。さらには、コンテンツやアカウントに対するいわゆる「報告」、といったマイナスなアクションも反映されるようです。
重みというだけあって、日常の近況報告よりも、結婚や出産といった一大イベントのほうがスコアが高くなり表示されやすくなるようです。
1–3:経過時間(Time)
その名の通り、投稿してからの経過時間が高いほどスコアが高くなります。特にニュースフィードの設定が「最新情報」になっている場合は、投稿時間がそのまま反映されます。
ただし経過時間に関しては、上記2つの要素と比べると重要度は低いです。なぜなら、投稿してから時間がだいぶ時間が経っていても、親密度と重みのスコアが高ければ多くの人に表示されるからです。
2.最新のアルゴリズム
最新のFacebookアルゴリズムでは、
・誰が投稿したか
・いつ投稿されたか
・投稿の種類
・投稿への反応
を評価基準としているようです。
誰が投稿したか、いつ投稿されたか、という部分は上記のエッジランクとほぼ同じと考えていいでしょう。ここでは、投稿の種類と反応について解説していきます。
2–1:投稿の種類
エッジランクの重みの部分に含まれますが、ここでいう投稿の種類というのは、テキストのみ、写真・動画、他サイトやページのリンクといったものです。そしてどの投稿の種類がスコアが高いか?というよりは、どのユーザーがどの種類の投稿を好むのかを重視しているようです。
2–2:投稿への反応
これもエッジランクの重みに含まれますが、「いいね」やコメント数が多いかどうかだけでなく、「超いいね・うけるね・すごいね・悲しいね・ひどいね」といった「いいね」以外の反応の数が別でカウントされるようです。要は、「いいね」と違ってボタンを長押ししないとできない反応は、若干の手間がかかる分スコアも高く付くのです。
いかがでしたでしょうか?
今回はFacebookマーケティングを行う上で知っておきたい、最低限の情報を紹介しました。
次回以降の記事では、今日紹介したアルゴリズムを前提に置いたうえで、Facebookを活用して実際にマーケティングを行っていくヒントを紹介していきたいと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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