日本特有トレンド!?Instagramの投稿に文字入れするだけでファッション雑誌化!

2023年6月12日 5 min read

こんにちは、Statusbrewです。

Instagramのフィード投稿の魅せ方は国によって特有だと感じますが、皆様はいかがでしょうか?

特に日本のインスタグラムユーザーの使い方は非常に上手です。日本はいい意味で「活字文化」です。TikTokやYouTubeなど動画文化が定着する中でも、本来「読むのが面倒」なはずの活字も日本語特有のコンテンツの見せ方によりスタイルは様々あります。

こちらの以下の画像をパッとご覧ください。もちろん元々の興味関心分野にも関わるかもしれませんが、どのコンテンツに目が行きますか?

私は断然、日本語で大きくタイトルが書いてある投稿に目がいってしまいます。

例えば一番左上の女性がトップになっている投稿も、「おすすめの通販サイト」という大きな見出しがあるだけで「そこに良い情報がある」と覗きに行きたくなります。

そして、一番下の真ん中の女性の全身写真も、そこに「ZARA black code」とあるだけで、単なるファッションスナップではない魅力を感じます。特にZARAはZARAコーデというハイボリュームを誇るハッシュタグがあり、その中でもわかりやすい紹介が好まれます。

他にも

・今月のベストコスメ
・男性がきゅんとくる手の繋ぎ方

など「文字」で投稿の内容を表している投稿は自然と目が行きます。

写真に文字を書き込むことで、キャプションよりも目立つ形で文字情報を伝えられます。効果的な使い方の定番は、署名のような意味合いでブランド名などを加える方法です。

日本特有なのは他にも、

・漫画やエッセイを10枚の画像に収めて投稿
・情報をキャプションではなく10枚の画像に収めて投稿
・ファッション雑誌のようなギャラリー形式で投稿

でしょう。

漫画やエッセイは「育児漫画」が有名なのではないでしょうか?

「文字投稿」が増えた必然的理由

日本は活字文化ではありますが、「インスタ映え」という言葉が日本で知られているように、確かに写真自体のクオリティも必要なのでは?と思うかもしれません。ですがそこにはInstagram特有の難しさがあったのです。

まずInstagramではほとんどの場合、

1.まず1枚めの画像を見る 2.気になれば2枚め以降の画像を見てからキャプションを読むという流れがほとんどかと思います。いくらキャプションに有益な情報を提供するために書いていても、1枚めの写真が見られなければ意味がありません。

Instagramはただでさえコンテンツが流動的で大量のため、すぐにスクロールされてしまいがちです。ですので一瞬で「この情報をもっと知りたい」と思わせる作戦が必要です。

■誰もが発信者になれる!「有益情報」を公開してこそ勝てる時代

ハッシュタグ検索があるように、今は欲しい情報をInstagramやTwitterで検索にかけて探す時代です。そして有益な情報の発信がいかにオープンになっているか、出し惜しみされていないかがポイントになります。

そして自分の専門性も、ごく一部の媒体だけではなくより多くの人の目があるソーシャルメディアで発信することでよりオーディエンスの幅が広がります。

ただ右にスワイプしていくだけで短時間で有益な情報が発信されているアカウントにニーズが高まっています。

ウェブメディア化するInstagramフィードの使い方

最近では元々は他の媒体でのウェブメディアだった企業がどんどんInstagramプラットフォーム自体をコンテンツの媒体本拠地にしています。

そして[ECとメディアの融合化時代の到来であなたの企業が勝つには?ソーシャルコマースのこれから-国内外の事例付き!]でも述べましたが、Eコマースがメディア媒体を作ってそこから商品購入への道を作り始めています。

SillyByは韓国系ファッションのEコマースですが、自社商品をごく自然にファッション雑誌の特集ページのように宣伝しています。

左がSilly発のメディアで右が本家Eコマースアカウントです。

Sillyのメディアの良いところは、ファッション雑誌をそのまま体現化しているところです。ファッション雑誌は一つのブランドのコーディネートだけを掲載していませんよね。

自分たちのアパレル商品を紹介するコーディネートやアイテム紹介投稿も作りつつ、

・100均のオススメアイテム特集
・買うべき冬用のヘアケア商品10戦
・ダイエットの食事法則
・Instagramストーリーズを可愛く見せるエフェクトまとめ
・おしゃれブランド家電
・ZARA、ユニクロコーデ七変化
・コンビニスイーツ食べ比べ
などなど企画力といい、プロのファッションメディア顔負けの内容になっています。

もしEコマースを通して商品やサービスを販売している場合、ぜひメディア発信アカウントも作成してみてはいかがでしょうか?

今すぐでも真似したい!事例集

手軽に誰もが開くInstagramで、手に入れたくなる情報がすぐにスワイプするだけでゲットできるのは大きいですね。

またどのメディアも自社の商品ページにすぐに飛べるようにバイオ上のリンク掲載も欠かしていません。

(1)美容・ファッション系メディアのInstagram活用

(2)学び

ヴィーガンについての情報まとめや、英語学習、法律などなど、Instagramは「写真」だけで訴えるものではなくなってきたのがよくわかる活用方法です。

さらにこれらのアカウントはストーリーズのハイライトをうまく活用していることもポイントです。わざわざスクロールしなくても、ハイライトのタイトルだけで欲しい情報がハイライトにまとめられているのはユーザーフレンドリーです。

画像に文字入れして有益情報発信コンテンツを作成する方法

では早速作成してみましょう!

もともとイラストを自身でタブレットで描いたり手書き発信する方も多くいらっしゃいますが、ほとんどの方は「デザインなんてどうやってやるの?」と思うかもしれません。

ですが意外と簡単です。

・文字入れする
・文字の後ろにロゴ入れ
・背景を変える
などはグラフィックツールで完成します。

オススメのツール

非常に多くのデザインツールがありますが、オーストラリア発のグラフィックデザインツールCanvaはご存知でしょうか?Canvaは何と言ってもプロが作った美しい何千種類ものテンプレートや、イメージに合わせたカラーパレットや可愛いフォントが自慢です。

Canvaを立ち上げると、まずは「何を作りたいか」フォーマットを選びます。ソーシャルメディア用の投稿として、Instagramフィード投稿を選びましょう。

■背景色を選ぶ

Canvaの良いところは色の組み合わせなど素人では手の届かないところも自動サジェストしてくれます。

上の検索バーでpinkと検索しただけで、カラーパレットと呼ばれる色調の組み合わせをオススメとして一覧で提供してくれます。

■テンプレートを選ぶ

Instagramフィード投稿を選んだ時点で左のバーに無数のテンプレートが表示されますので、あとはお好みの「土台」をまず選ぶだけです。

Canvaはこのテンプレートから、全ての文字やロゴに至るまで全てをカスタマイズできますし、この文字のテンプレートはいらないな、と思う場合は削除もできます。

そしてもちろん画像の入れ替えもできますので、ご自身の商品写真やお好みの画像をCanvaにアップロードして写真を挿入しましょう。

いかがでしょうか?

画像に文字やロゴを入れたり、背景色を変えるだけで一気に「雑誌を読んでいる」ようになります。

Canvaで作成してそのままStatusbrewで予約投稿

ソーシャルメディアマーケティングツールStatusbrewは投稿の予約機能を備えています。

そしてCanvaとインテグレーションしているため、Statusbrewを開いてそのままCanvaをStatusbrew内で立ち上げて上記のようにコンテンツを作成してそのまま予約投稿したり、分析することができます。

「Instagramを自社メディア化」して、自社商品やサービスへの集客を測ってみませんか?

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Hisami Matsubara

インド発のソーシャルメディアモデレーション&アナリティクスツールStatusbrewの日本支社代表です。日本市場立ち上げのため、2019年単身で渡印し、インド在住5年目です。 「日本語でありそうでない」マーケティング知見を執筆します。 91年生まれ岐阜県出身。少女漫画と文学作品、ワインとインドが好きです。人生で最も好きな本は「赤毛のアン」「嵐が丘」です。

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