ハッシュタグ分析だけでは補えない!?"タグ"分析を取り入れよう

2022年1月4日 4 min read

こんにちは、Statusbrewです。

Instagramなどのハッシュタグの分析をしたい!!というソーシャルメディアマーケティングご担当者の方など多いのではないでしょうか?

もっと深掘りすると、どうしてハッシュタグの分析が必要なのか、というところに行き着きます。

・人気ハッシュタグを知りたい
・どのハッシュタグ経路でユーザーが来てくれたのか知りたい
・使っているハッシュタグが適切かどうか知りたい

といったところではないでしょうか?

本日は、実はあまり知られていないハッシュタグ分析の落とし穴とハッシュタグ分析を最大限に活かすためにタグ分析についてご紹介します。

おさらい!ハッシュタグを使う意味

ハッシュタグは、コンテンツにラベルを付け、ブランドの認知度を高めるために使用されるため、Instagramだけではなくほとんどのソーシャルメディアマーケティングキャンペーンを成功させるために不可欠なものです。

またハッシュタグは、ソーシャルメディアユーザーが効率的にデータを構造化し、すべての無関係な情報をフィルタリングして、興味のあるコンテンツにのみアクセスすることを可能にする画期的なツールです。

そのため、企業はターゲットとするユーザーに確実にリーチすることができ、マーケティングに費やす労力を無駄にすることがありません。

ハッシュタグは、ユーザーからあなたのブランド(商品やサービス)が発見されやすくするだけでなく、ソーシャルメディア上で共有されるユーザー生成コンテンツや、ブランドや製品に関連する会話をリアルタイムで把握することも可能です。

ハッシュタグ分析ってどういうもの?

ハッシュタグ分析は様々な観点から行うことができます。

・業界における現在のトレンドの発見
・ハッシュタグを利用したマーケティングキャンペーンの追跡とオーディエンスのエンゲージメントの分析
・ハッシュタグを含むポジティブおよびネガティブなメンションを追跡し(センチメント分析)、それに応じて対応する。
・現在のブランド認知度を把握することができる
・ブランドアンバサダーとなりうるあなたのビジネスに関連したインフルエンサーを特定する。
現在利用可能なツールのほとんどは、これらの基本的なインサイトを与えてくれますが、すべてのツールが個々のケースに適しているわけではありません。

アカウントをベースとしたハッシュタグ分析

こちらはStatusbrewのハッシュタグ分析機能です。また自社運用アカウントの結果を示しています。

[アカウント]ごとでに利用したハッシュタグ>そのハッシュタグを利用した投稿が受け取った平均エンゲージメントや平均インプレッション、平均リーチごとに並べています。

一番右のPost Count(投稿の数)で並べてみると、また違ったインサイトが得られます。 39個もの投稿に#socialmediamarketingtools(ソーシャルメディアマーケティングツール)というハッシュタグを利用したにも関わらず、エンゲージメントは平均で17でした。

ところが#socialmediastrategy(ソーシャルメディア戦略)というハッシュタグを使った投稿は合計4つという少ない高回数にも関わらず平均エンゲージメントは28.5というように、

マーケティングファネルにおける、Awareness/Consideration/Decisionに汎用できるように、大規模なハッシュタグと中〜小規模ハッシュタグどこをどんな場合のコンテンツで狙っていくかの目安にもなります。

ハッシュタグごとのエンゲージメント分析

  • 各ハッシュタグの使用量と利用したInstagram投稿のオーバービュー
  • [日付別]該当ハッシュタグを利用した投稿の数とエンゲージメント総量のグラフ(各エンゲージメント種類ごとの) + インプレッション、リーチ数

タグ機能を使って、メディアの種類(写真/ビデオ/すべて)、エンゲージメントの種類によって結果をフィルタリングすることで、どんなタイプの投稿とハッシュタグの組み合わせが最もパフォーマンスが高かったのかを把握することができます。

Instagramマーケティング:ハッシュタグ分析だけでは補えきれない!?

世の中にハッシュタグ分析ツールは数多くありますが、そのデータの取得穴に、どうしてもぬぐいきれない落とし穴(?)があります。

それは、Instagramのハッシュタグ分析は上記での説明の通り、

どのハッシュタグからあなたの投稿へアクセスがあったかということはInstagramは公示していないということ、
そしてハッシュタグにかかるエンゲージメントやインプレッションをどのように算出しているかというと、

特定のハッシュタグを利用したInstagram投稿が受け取ったエンゲージメントやインプレッションの平均を割り出しているのです。

ただ、Instagramでは30個までハッシュタグがつけられること、また投稿に複数の同じハッシュタグをつけている場合、どのハッシュタグがパフォーマンスがよかったのか、という起因自体を確実に特定するものではありません。

エンゲージメントの良し悪しはハッシュタグだけに由来しない

Instagrakマーケティングを行う場合、あなたのコンテンツマーケティングのパフィーマンスの良し悪しはハッシュタグだけが理由ではありません。

どんな要素があなたのInstagramマーケティングを成功に導いているのかの要素を分解してみましょう。

・キャプション(テキストの内容)
・画像(商品画像やモデル画像)
とまず大きく分けて2つの要因がありますね。

#Statusbrew というハッシュタグがあった場合、そのハッシュタグを利用した投稿をさらにカテゴライズしましょう。

あなたがするべきカテゴリー分析:エンゲージメントのパフォーマンスを測定する

どんなハッシュタグを利用したか、と同時にどんな要素を含んだコンテンツなのか、どんな種類の投稿なのか、ということをラベリングしましょう。

こちらはStatusbrewが提供する高機能分析ツールですが、前半ご紹介したハッシュタグ分析に+して、タグ分析もしてみましょう。

タグって?

ハッシュタグとタグ、混同するかもしれませんが、タグはStatusbrewオリジナルのコンテンツ・ラベリング機能です。

タグは検索、並べ替え、分類、抽出、セグメント化をより効率的に行うためだけではなく、広範囲に渡る高度分析ツールにも利用できます。

コンテンツ予約投稿時にタグを付与していくだけで、結果として分析データを取得します。

タグ分析のコツ:

ハッシュタググループとコンテンツの組み合わせを作成・定義してみましょう。それにちなんだタグを付与していくと、

どんなハッシュタグを利用したどのタイプのコンテンツがエンゲージメント、リーチ、インプレッションを最も高く得られているのかを把握します。

これにより、例えば製品紹介や製品の業界にちなんだハッシュタググループ+動画コンテンツを定義するタグをつけることで、より特定に近づきます。

最もベストな投稿時間: ハッシュタググループ別

どのようなコンテンツをどの時間帯に最もインプレッションを獲得したか、リーチを獲得したか、またオーディエンスがアクティブだったか、など様々な角度で展開します。

Statusbrewの分析ツールは、ハッシュタグ分析/タグ分析など業界トップクラスのカスタマイズ性を兼ね備えています。

ハッシュタグ分析だけに特化でず、ぜひタグやカテゴリーを利用した戦略でより深いインサイトを取得してみませんか?

Hisami Matsubara

北インド発のソーシャルメディア管理&アナリティクスツールStatusbrewの日本支社代表です。日本市場の立ち上げのため、2019年単身で渡印し、インド在住5年目です。 「日本語でありそうでない」マーケティング知見を執筆します。 91年生まれ、岐阜県出身。少女漫画と文学作品、インドが好きです。

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