ハッシュタグが復活!?[2021年]Facebookアルゴリズムに関わる35の事実

2020年12月17日 6 min read

こんにちは、Statusbrewです。Facebookは日本では10代20代の若い世代が若干離れている傾向にありますが、世界の月間アクティブユーザー数25億人のFacebookは、ユーザー数ではいまだにトップのソーシャルメディアプラットフォームです。

2020年はソーシャルメディアマーケティングを行う全ての担当者にとってかなりアルゴリズムに振り回される大変な年だったのではないでしょうか?

これまでは、「オーガニックリーチが欲しければタイムリーで関連性のあるコンテンツを発信する」ことが王道かつ常識だったのですが、それだけでは特に小規模ビジネスにとってはもう十分ではありません。非常に残念ですが、FacebookはFacebookアルゴリズムを通じて、小規模企業よりも、アクティブかつ大規模なファンベースを持つ大企業を優遇するように実質変更されました。もちろん直接的な表現はないですよ!ただ、FacebookもInstagramも、2020年は個人で頑張るアーティストや個人事業主がかなりダメージを受けるようなアルゴリズムの変更がありました。

Instagramへの不満爆発する世界中のユーザー

さて、もしあなたがFacebookをマーケティングに使用している、または2021年さらなる使用を計画しているのであれば、理解しておいた方が良いことの一つは、Facebookのアルゴリズムです。

あなたのFacebookの投稿がFacebook上でどのように閲覧されるかを理解するのに役立つように、最も関連性の高いFacebookアルゴリズムの要因、更新、変更点を25個集めてこのブログ記事の一番最後に一気に羅列しましたので、ぜひご参照ください。

2021年のFacebookのアルゴリズムに対応しよう


現在、Facebookのアルゴリズムは、各ユーザーが見ている投稿を、様々な要因に基づいて、ユーザーが「興味ありそうな、楽しめそうな」順にランキングしています。これらの要因はランキングシグナル(Ranking Signals)と呼ばれています。

ランキングシグナルは3つの主要なカテゴリーに分類されます:ユーザーが一般的に誰とFacebook上で交流するか、投稿に含まれるメディアの種類(動画、静止画像、GIFなど)、投稿の人気度です。

つまり、あなたのフォロワーがFacebookで好きなコンテンツや嫌いなコンテンツの種類を積極的に決めることができるということです。では、あなたのランキングシグナルのためにアルゴリズムを機能させるための3つの方法を紹介します。

1.フォロワーにあなたの投稿にコメントをつけてもらおう!


2021年にはフォロワーとの会話を始めることに焦点を当てなければなりません。

出版社KADOKAWAのアニメチャンネル公式Facebookページ

直接的なプロモーションを含まないよう注意しましょう。あなたの目標は、コメント欄を活性化させることです。あなたのフォロワーがあなたの投稿に反応すればするほど、あなたのFacebookコンテンツ全体の人気が高まります。

長めの動画をFacebookにネイティブに投稿する

やはり動画コンテンツが強いです!3分以上の動画を定期的に投稿すれば、Facebookはより多くのオーガニックリーチに報いてくれます。

ザ・リッツカールトン・大阪の公式Facebookページ

ただ、YouTubeに動画を投稿してからFacebookでYouTubeのリンクを共有しても、その成果は得られません。YouTube(Google社)とFacebookは競合関係にあります。最も多くのリーチを得るためには、動画をFacebookにネイティブでアップロードする必要があります。

ライブ動画は、Facebookのアルゴリズムでは好まれます。Facebookのライブ動画は、オンデマンド動画の平均6倍のエンゲージメントを得ることができます。あなたのページのエンゲージメントを高めるために、定期的にFacebookでライブを行いましょう。

ザ・リッツ・カールトン大阪のレシピ動画:ちょ

投稿する動画の尺が短くても、エンゲージメントの高いものであれば、オーガニックなリーチを得ることができます。

さらに上記のザ・リッツ・カールトン大阪の公式Facebookページでは、カバーフォトも動画フィルムにしています。動画コンテンツの盛り上がりの波をうまく生かしていますね。

フォロワーに、あなたのコンテンツをニュースフィードで優先順位をつけてもらう


ファンに「お気に入り」の設定にチェックを入れるように促すことで、あなたの投稿を確実に毎回フォロワーに見てもらうことができます。この簡単な手順で、あなたの投稿が重要なものであることをアルゴリズムに知らせることができます。

これを行うには、あなたのフォロワーがあなたのFacebookページのトップバーにある3点ドットボタンをクリックして、ポップアップメニューの一番上にある[フォロー設定]を開きます。

そしてニュースフィードの[お気に入り]にチェックボックスを入れることで、あなたのFacebookページから発信されるコンテンツはそのファンユーザーのニュースフィードで上位に表示されます。

ハッシュタグが復活!


Facebookが立ち上がった当初、ユーザーはハッシュタグも使って投稿していました。その後、エンゲージメントが低下したため、ハッシュタグの使用は減少しました。しかし今では、ハッシュタグが復活しています!みなさん、ハッシュタグは使いましょう!

ハッシュタグは、投稿の最初か最後の方につけましょう。ハッシュタグをつけていなかった場合、今すぐにでも過去のFacebookの投稿に戻って、リーチを再ブーストできるかどうかを確認するためにハッシュタグを追加してみましょう!もちろんイベント告知やキャンペーンなど過ぎてしまった投稿にもつけましょう。

FacebookのストーリーをInstagramのストーリーに接続する


Facebookのストーリーセクションは人気が高まっており、これを利用してFacebookページ全体のエンゲージメントを高めることができます。

InstagramのストーリーとFacebookのストーリーを結びつけて、同じコンテンツを両方に投稿することは、最大のリーチを得るためには意味あります。この2つのプラットフォーム上でのストーリーの視聴者の属性は異なる場合、通常のFacebookフィードでの投稿のようにクロスポストによる影響を受けることはありません。

あなたのInstagramのストーリーで設定して、Facebookのストーリーで同じコンテンツを同時に自動的に共有することができます。

Facebookで成功する投稿の作成方法と発信方法


2021年は、エンゲージメントを高めるために様々なビジュアルをミックスすることを推奨します。ミックスとは具体的に申し上げると、

ある投稿には、文章と一緒に大きな正方形の画像を置き、別の投稿では、いくつかの画像のカルーセルを追加します。そしてある投稿では短いビデオを埋め込むなど。様々なビジュアルの組み合わせはバリエーション豊富なコンテンツとしてオーディエンスの興味を引きます。

■Facebookに投稿する頻度とタイミング

最新の統計によると、Facebookへの投稿は1日1回がベストとされています。 実際、1日に1回以上投稿するページでは、エンゲージメントが50%も低下するという研究結果が出ています。

投稿する時間帯を決めましょう。あなたのフォロワーがあなたのコンテンツに最も頻繁に参加している時に定めるために、Statusbrewのカテゴリー投稿と分析などを利用しましょう。

■Facebookで投稿を公開する前に気をつけるべきこと
あなたの投稿がクリックベイトや「いいね!」をしたり、スパム的なリンクを含んでいないことを確認してください。

また頻繁に同様のコンテンツの繰り返し投稿(使い回し)はしないようにしましょう。あくまで新鮮でトレンド感のあるコンテンツが好まれます。過剰なプロモーション、クリックベイト(過大表現)、リンク先の記事とサムネイルの内容があまりにも違う場合は、これもアルゴリズムは好まず、「フェイクなコンテンツばかりを流す、Facebookユーザーにとって好ましくない」とFacebookにジャッジされますので、やめましょう。

■Facebookへ投稿する画像のベストプラクティス
エンゲージメントを高めるためにはビジュアル(メディア)をミックスすることを推奨しています。

ある投稿には、文章と一緒に素敵な大きな正方形の画像を置くべきです。別の投稿では、いくつかの画像のカルーセルを追加します。3つ目には、短いビデオを埋め込む。様々なビジュアルは、あなたのオーディエンスをあなたの発言に興味を持たせ、あなたのリーチを向上させます。

■サイズにこだわる

Facebook上の静止画像の推奨アップロードサイズは1200×630ピクセルです。アスペクト比で画像処理の作業をする場合、Facebookはあなたのフィード画像が1:1であることをお勧めします。

複数の画像でカルーセル投稿をする場合、すべて同じサイズとアスペクト比であることを確認しましょう。下記のFacebookの画像サイズガイドを参照ください。

いかがでしたでしょうか?動画マーケティングはFacebookでもはじめてみましょう!それでは一気にアルゴリズムにまつわる35の事実です!

Facebookアルゴリズムに関わる35の事実


Facebookはアルゴリズムを変更しただけではなく、有料のストーリー、大企業・人気ブランドや広告からのストーリーの表示を優先するようになりました。では、Facebookに関わる事実を一気に35個ご紹介します。

(1)ニュースフィードの主な目的の一つは、友人や家族と人々を結びつけることである。(超基本!)
(2)ニュースフィードに多くのコンテンツを持っていない人は、同じソース(アカウントやページ)からの複数の投稿を見ることになる。
(3)Facebookは誤解を招くような、さらに既視感のあるスパム的なものよりも、リアルなストーリーを優先する。
(4)文章だけより、写真や動画、リンクなどの共有コンテンツは、より目に付きやすくなる。
(5)Facebookは、ニュースフィードのオプション(最初に見る、デフォルト、またはアンフォロー)を使用して、人々がFacebookの体験をカスタマイズできるようにしている。
(6)あなたの友人/フォロワーには、あなたが「いいね!」した投稿、画像、動画をニュースフィードに表示しなくなった。
(7)信憑製がある、かつ情報が豊富なローカルなニュースが優先される。
(8)人と人との会話や有意義な交流につながるような投稿が優先される。
(9)エンゲージメントBotを使用しているページはランクダウンされる。
(10)フェイクニュースを共有するページは、Facebook広告を掲載することができなくなる。
(11)動画のふりをした投稿は、ニュースフィードで降格される。
(12)モバイルでの読み込みが遅いリンクを持つ投稿は、ニュースフィードでの表示が少なくなる。
(13)クリックベイトのような見出しの投稿は、ニュースフィードでの順位が下がる。
(14)質の低いウェブサイトをリンクしている投稿は、ニュースフィードでの順位が下がる。
(15)本物かつタイムリーな投稿は、ニュースフィードでの順位が高くなる。
(16)尺が長くて魅力的な動画は、短くて魅力的な動画よりも、ニュースフィードでの順位が高くなる。
(17)情報が豊富な投稿は、関連性があると思われるユーザーのニュースフィードで上位にランクされる。
(18)あなたの友人が発信する投稿は、ニュースフィードで上位にランクされる。
(19)人々の関心を引きつけるリンクがある投稿は、ニュースフィードで上位にランクされる。
(20)ライブビデオがライブストリームされると、ニュースフィードで上位にランクされる。
(21)Facebookは、企業が自分の投稿に対して人々がどのように反応しているかを理解するのを助けるために、リアクションを開始した。(いいね!だけではない、「超いいね!」「面白いね」「悲しいね」)
(22)Facebookはニュースフィードの順位を上げるためにアンケートを利用している。
(23)Facebookは、人々がニュースフィードに表示されるものを簡単にコントロールできるようになっている。
(24)Facebookは、ニュースフィードで動画をランキングする際に、動画に対するアクションをより多く考慮するようになった。
(25)ストーリーに費やされた時間がランキングの要素になる。
(26)Facebookは「いいね!」のカウント方法を更新した。
(27)デマはリーチが少なくなり、警告が追加される。
(28)Facebookでは動画が成長しており、優先順位が上がっている。
(29)過度に宣伝的な投稿は、Facebookでのリーチ数が減る。
(30)Facebookは、人々の投稿へのエンゲージメント率を考慮するようになる。
(31)攻撃的な広告や不適切な広告は表示されなくなるか、停止される。
(32)Facebookは、クリックベイトの見出しがある記事かどうかを判断するために、バウンス率を見るようになる。
(33)Facebookは、動画サイトへのリンクよりも、Facebookに直接アップロードされた動画の方が良いランクがつく。
(34)エンゲージメントを明示的に求める投稿(いわゆるポッド)は、ニュースフィードでの順位が下がる。
(35)Facebookがユーザーに高品質なコンテンツを見つけて見せるための新しいアルゴリズムを開発中。

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Hisami Matsubara

北インド発のソーシャルメディアモデレーション&アナリティクスツールStatusbrewの日本支社代表です。日本市場立ち上げのため、2019年単身で渡印し、インド在住5年目です。 「日本語でありそうでない」マーケティング知見を執筆します。 91年生まれ岐阜県出身。少女漫画と文学作品、ワインとインドが好きです。

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