こんにちは、ソーシャルメディアマーケティングのエキスパートStatusbrewの松原です。
日本でも爆発的に知名度が上がってきているタスク・プロジェクト管理ツールのAsana(アサナと呼びます)。私たちStatusbrewもAsanaを使って日々の業務特にプロダクト管理ツールとして活用しています。
Asanaとは?
Asanaはサンフランシスコ発のワークマネジメントツールです。
もともとこのようなタスク管理ツールはソフトウェアのエンジニアやプロジェクトマネジメントにもともと専門性のある人が使いこなせる仕様だったのですが、Asanaは打って変わって違います。様々な部署、様々な業務に互換性があり、「これができたらいいのにな」と思うことは大抵できてしまう操作の柔軟性とUIの美しさ、親しみやすさに特徴があります。
Asanaのすごいところは「計画倒れ」が起こらないとです。「このプロジェクトをこの手段を使って社内のこのチームといつまでに」と一度設定したら業務に漏れなくタスクを着々と完了していくことができます。
私(Statusbrewとしても)の中で間違いなくSaaS三大神器の一つですが、そんなAsanaはソーシャルメディアマーケティングにも利用できるのでは?と思いこの記事を書きます。ソーシャルメディアのエディトリアルカレンダーとして便利なことはすでにこれまでもブログでお伝えしていますが、本日は具体的にAsanaを使って何ができるかをチェックしましょう。
ソーシャルメディアにおけるマーケティングのタスク管理って?
ソーシャルメディア(SNS)を使ったマーケティングは、主に
・投稿の計画と実行
・コミュニティ形成(エンゲージ管理)
・モニタリングによる自社と競合の調査
・分析
という4つの業務により成り立ちます。
1つ目の投稿の計画と実行は一見簡単そうに見えて「計画倒れ」するケースが多く、コンテンツやSNSチャネルが増えるほど煩雑です。
あなたが一人で個人アカウントを運用している場合は、自分がどんな投稿をしているのか、したいのかはもちろん明確かと思います。
ではどんな時が「大変な時」なのでしょうか?
・あなたがSNS代理店としてクライアントの投稿作業を管理している場合
・あなたがインフルエンサーで様々なInstagram上の案件を抱えている場合
・自社アカウントを社内複数の人間を通して承認作業している場合
Asana を使うと、どの投稿がいつ、どのチャネルにどのように公開されるのかを明確にできます。逆にどうしてこの投稿計画が立ち往生しているのか、予定通りに公開されていないのかを追求することもできます。SNS向けのマーケティングプランを入念に準備してこそ、フォロワーがある程度増えた先のホンモノのソーシャルメディアマーケティングに繋がります。
では早速Asanaのソーシャルメディアカレンダーというテンプレートを利用してみましょう。(※エディトリアルカレンダーというSNSだけではなくマーケティング企画としても利用できるテンプレートもありますが、ここではソーシャルメディア用に特化したものを紹介します)
Asanaを使うなら絶対にやるべきSNS管理方法!!
・このプロジェクトのアイディア発案は誰でどんな内容なのか?
・このプロジェクトを通したクライテリアは?
・タスクの消化を判断する指標は何か?
Asanaを明確にすることができます。必ず上記3つはAsanaで見える化しましょう。Asanaは基本的にサブタスク=チケット制でチケットを消化していく、つまりタスク完了していくことがゴールになりますが、自分の作業がどの状態であればタスク完了になるのかをチームで決めます。
テンプレートをそのまま使うとボード形式ですが、実際に「アパレル商品を販売するEC企業」を想定してリスト形式にて作成したものがこちら!
1.ソーシャルメディアプロジェクトを作成し、関係者を招待しよう
ソーシャルメディア投稿に関わるメンバーを追加します。タスク管理ツールを使うということは、少なくとも2人以上のメンバーが関わるのではないでしょうか?複数部門のコラボレーターと連携しましょう。
・PRマネジャーなどの管理者
・投稿の写真を撮影や編集する現場スタッフ
・投稿作成、準備するメンバー
・デザイナーやマーケティング部
・クライアント
などです。
2.セクションを作成して優先順位やコンテンツの種類を分ける
Asanaのソーシャルメディアカレンダーの中では、投稿の公開優先順位をつけるためにセクションがあります。優先度の高いもの(今すぐにでも公開したいもの)、毎週の定番コンテンツ、UGCコンテンツなどにカテゴリーを分けることができます。
3. 複数のプロジェクトにタスクを追加する
Asanaはそもそも元はと言えばプロジェクト管理ツールです。ソーシャルメディアだけではなく、複数のプロジェクトにタスクを保存できるので、例えば、上記アパレルのEコマース企業だとしましょう。別のプロジェクトとして商品リストやキャンペーンリストを作っておきます。
各商品には商品番号や商品URL、担当者やSNSにアップしたい期限を記載しておきます。
PRマネージャーなどEコマース担当者が取り組んでいるEコマース(オンラインサイト)へ公開されたら、先ほどのソーシャルメディアのカレンダーに追加するだけです。これにより、2つの異なるプロジェクト(ECとソーシャルメディア)のコンテキストで同じ情報を表示することができ、重複作業を効果的に排除することができます。
4. タスクは分析指標まで必ず明確にする
ソーシャルメディアコンテンツカレンダーには何を含めるべきでしょうか?
どんな投稿でも最後まで追跡できるものである必要があります。投稿するまでの過程だけではなく、その後もです。投稿先のソーシャルチャネル、投稿に含める画像、@メンションやハッシュタグなどを各タスクに埋めていきましょう。
そして何がこの投稿の目的なのか?を必ず明確にする必要があります。
ソーシャルメディアへの投稿をタスクに取り込んだ後は、何がうまくいったのか、どこに改善の余地があるのかを総合的に記録することができます。以下のような情報を含むコメントを各タスクにコメントとして追加しましょう。
・投稿がシェア(もしくはリツイート)された数
・リーチ数
・エンゲージメント数(保存数含む)
・この投稿に関わるブランドハッシュタグが期間内に利用された数
時間の経過とともに、何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのか、どんな要素を今後増やしていけば良いのか実務を重ねるためにも1つ1つタスクに上記の結果をまとめていきましょう。また、人気のあったコンテンツを再共有するためにタスクを複製することもできます。
5. 承認ワークフローを作ろう
再度上のスクリーンショットをご覧ください。あなたが投稿を公開するまでに、PRマネージャーや上司、クライアントへのコンテンツ内容のダブルチェックがいる場合は、Asanaで承認して欲しい相手ユーザーをコラボレーターとして指名しましょう。
コラボレーターになると、このコンテンツの動きをずっと追跡できます。サブタスクとして投稿作成者が、
・投稿のコンセプト作り
・投稿のキャプションやハッシュタグの選定
・投稿の画像作成
・分析指標の選定
を作成したら、承認者は確認してOKだったらサブタスクを完了にしていきます。
サブタスク完了=投稿の公開OKというサインであるという認識のもと、このコンテンツは「アイディア」のフェーズから「予約済み」フェーズに移ります。
リスト上のタスクはドラッグ&ドロップで簡単にセクションを変更することができます。
ソーシャルメディアのタスク管理とワークフローを自動化する
コミュニティやお客様、フォロワーとのつながりを深め、ソーシャルメディアをより活用するには、ワークフローを完成させるためのツールを組み合わせることをお勧めします。
Asanaは元々はタスク管理ツールですので、ソーシャルメディアを直接予約することはできません。
ソーシャルメディア管理ツールStatusbrewは、コンテンツのスケジュールを立てたり、指標やパフォーマンスを把握することができます。さらにAsanaのようなリスト形式・カレンダー形式のソーシャルメディアに特化したプロジェクト管理ができます。
ツイート、リツイート、メンションやシェアをすぐキャッチし、適切な担当者にルーティングし、素早くUGCのシェアなど対応することができます。
Instagramのフィード・ストーリーズを予約するだけではなく、ワンクリックで承認ワークフローができるStatusbrewはソーシャルメディアのための管理ツールです。
AsanaをEC商品リスト化などとして併用することで、コンテンツがタイムリーで魅力的なものになります。
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