こんにちは、ソーシャルメディアマーケティングのエキスパートStatusbrewです。
私たちは「企業版エゴサーチ」としてソーシャルリスニングの重要性を唱えてきました。
そもそもなぜソーシャルリスニングがこれほどまでにソーシャルメディアマーケティングを行う上で大切なのでしょうか?それはソーシャルリスニングをすることで、ユーザーが実際に利用しているキーワードを集めることから、
・クリエイティブのテキスト文書の関連性の向上→よりユーザーの核心になる言葉を使う
・広告のターゲティングの精度を高めるための材料になる
というソーシャルメディアマーケティング戦略でもっとも大事な要素に繋がるからです。
消費者の会話から得られる情報こそインサイトである
Twitterのようなソーシャルメディアには、顧客の本音や動機が詰まっています。私たちStatusbrewはこの顧客の深層心理のことをInsights(インサイト、知見)と呼んでいます。
顧客は商品やサービスに対する要望があるのはもちろん、その商品やサービスを購入に至るまでの強い動機が必要です。この顧客の深層心理を正しく理解していると、顧客の「動機」により繋がる強いメッセージを作成できるようになります。
ここからは例を出してお話します。例えばEvernoteやNotionのようなノート(メモ)アプリケーションを販売しているブランドのデジタルマーケティング担当者なら、消費者がNotion/Evernoteというブランドや、Notion/Evernoteというブランド問わずツールについて何をツイートしているかを把握しなくてはいけません。
では、ソーシャルリスニングの最初の一歩であるTwitterでの高度検索を行います。
ノートアプリやドキュメント管理、タスク管理に関するツイートを調べるでしょうし、ユースケースに合わせたアプリの利用方法について投稿している人も見つかるかもしれません。
早速Twitterで、まずはNotionという製品/ブランド名で検索してみました。これらの情報によって、どのようにあなたのソーシャルメディア広告戦略が変わるでしょうか?
※Twitterの高度検索の方法については下記の記事をご参照ください。
ではもっと深く進めていきましょう。
(1)関連性の高いソーシャルリスニングのキーワードを集める
先ほどTwitterでNotionというキーワードを使って検索にかけました。関連性の高い=質の高いキーワードチケットです。
ここでいうチケットにはBotや広告、スパムは含まないようにしましょう。スパム的なツイートを除外して検索する方法については上記のブログに掲載していますので参考にしてみてくださいね。
(2)キーワードの種類を分解する
"Notion"というキーワードで検索すると早速下記のようにツイートが絞られます。
ここで分解していくのですが、今回の「ソーシャルメディア広告」「ソーシャルメディアコンテンツ」戦略のために行うポイントとして、
ユーザーはどんな言葉を使ってNotionという商品について語っているか?です。
Notionという商品はユーザーからどんな言葉で形容されていますか?
Notionをメモアプリと表記するか、タスク管理ツール、ドキュメンテーションツールと形容するか、多岐に渡っていますね。Notionというブランドの認知をソーシャル上で深めていくために、まずはNotionというキーワードチケットを一定期間分集約したデータをダウンロードして集計します。
どんな呼称/形容をされているかで、まず今後のコンテンツに含めるキーワード、含めないキーワードを絞れますね。
(3)共通言語化しよう!単語をユーザーの表現方法をさらに分解して取り入れる
Notionというキーワードを含めたツイートをもっと読み込んでいくと、Notionという多機能ツールは様々な業界の個人が利用しているようです。
そのユースケースは下記のようにプログラマーだったり、
逆に企業がチーム共有しながらのプロジェクト管理としたり、採用ページに使ったり多岐に渡ります。
どんな人がどの用途で使っているか、をセグメント分けもキーワードをもとにしていきましょう。
そしてセグメントを分けた中で、毎回ソーシャルメディアで広告を含むコンテンツを発信する場合は、そのセグメント界隈のユーザーが親しみやすい、実際に使っているキーワードに寄り添うことができるようになります。
・Notionだけで完結
・Notionでコンテンツ管理
のようなキーワードを拾ってこれますよね。
(4)ユーザーのユースケースや悩み解決に繋がるようなキーワードを拾う
基本的に広告を出稿する時は、ユーザーのクエリに突き刺さるようなフレーズを入れているはずです。
そんなユーザーのクエリもソーシャルリスニングにより何が一番、難点となっているのか?ユーザーがあなたの商品やサービスを購入する時のネックは何なのか?そんなクエリが「どのキーワードを使ってツイートされているか」を掴めるのもソーシャルリスニングの利点です。
例えばこのように、Notionというツールは「テンプレート」を使うことでもっと幅広い機能に拡張してアクセスすることができます。
このツイート主は「あるテンプレートを使うことでインスタグラムの投稿管理」ができると投稿しています。似たような使い方をしているユーザーをキーワードを元にデータ取得して、これらのキーワードをターゲティングの材料にできます。
Statusbrewのリスニング機能をソーシャル広告のターゲティングと組み合わせれば、ユーザーの悩みやニーズをより正確に捉えて、広告の効果を最大限に高めることができます。
広告は、どれだけ出稿してもユーザーの細かい顧客真相(インサイト)に突き刺さらないと全く相手にされないからです。
先ほどのNotionの例でもありますが、同じNotionというツールでも、自分のノートテイキングのために使いたいのか、仕事のドキュメント整理に使いたいのか、それとも自分のページを使って公開したいのか、によって全くターゲティングする層が違います。
もっと言えば、大学生と、エンジニアのような開発者がNotionというツールに対して語る口調や言葉は全く異なるはずです。
Statusbrewのリスニングツール
Statusbrewではエンゲージというダッシュボードで、自社のブランド名や商品に関するキーワードの集約を作成します。それらのキーワードを広告のクリエイティブ作成時に入力し、ターゲットを設定してみませんか?
あなたの商品やサービスに関連性のあるリスニングトピックやセグメントトピックからキーワードリストをどんどん自動生成しましょう。生成されたリストをCSVでダウンロードして集計、整理すれば、実際にソーシャルメディア上にあるキーワードに基づいてより精度の高い広告やオーガニック投稿のテキストを作成できます。
ユーザーの声をリアルに感じ取り、さらにユーザーとの共通言語をソーシャル上で生み出しましょう。
それではまた!
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