今回の記事では、みなさんのSNS運用(運用代行)が少しでも上手くいくように、実際の弊社の事例を元にお話を進めさせていただきます。
目次:
◇ そもそもSNS運用とはなんなのか?
◇ なぜSNS運用が大事なのか?
◇ 大手企業の活用事例紹介:JAL・タニタ
◇ 企業のSNS運用のアイデア
◇ 運用を外注する場合の相場
◇ 外注代行のメリット・デメリット
◇ SNS運用を外注したくないユーザー・企業向け|自分で始める方法
◇ ケーススタディ|By Statusbrew
◇ アカウント運用をする前に読むべき本
◇ 無料で利用できるマーケッターや個人の味方ツール紹介
そもそもSNS運用とはなんなのか?
私たちは、普段からソーシャルメディアを目にしていますよね。
Twitter・Instagram・Facebook・Googleマイビジネス・LinkedInなど、中には聞いたことはあるけど、使ったことがないものも少しあるかと思います。これらのSNSでは、
フォロー・友達申請・コメント・投稿・いいね・Fav(お気に入り)
をすることができます。運用とは、これらのリアクションを利用してアカウントを成長させることです。
なぜSNS運用が大事なのか?
「双方的にコミュニケーションが取れる」
こちらが、SNSの醍醐味です。
普段、一方的になりがちなメッセージにきちんと反応してくれ、コミュニケーションが成り立ちます。
私たちの知らないこと、ユーザーが心に秘めていること、ユーザーの要望がリアルタイムで知れるのが、SNSです。
よく、エゴサーチと呼ばれる、自社名(プロダクト)検索をされると思います。
芸能人が自分の名前を検索し、2チャンネルを見つけるみたいな感じです。
あれも、実は大切なことで、自社のことを批判的に聞ける場所がソーシャルメディアなのです。
クレームも、褒め言葉も、新商品のアイデアも全てSNSにあります。
侮れませんね。
BtoCでもBtoBでも企業側にSNSを使用するメリットはあるのでしょうか?
また、デメリットは何でしょうか?
上記に重なりますが、
私が見る限りメリットは
・ユーザーの生きた声が聞ける
・ユーザーに新たな製品の使い方を提案できる
・ユーザーから新商品のアイデアを得ることができる
・ユーザー(不特定多数)からの商品や取り組みに関する意見を聞ける
→アンケート会社に任せるよりコストもかからず、対象が抽象的
・見込み客へのアプローチが比較的安く簡単にできる
・バズると知名度が一気に上がる
デメリットは
・自社の悪口や製品の不平不満を聞かされる
・アカウント自体が炎上することがある
・コンテンツを考えることが大変
・SNS専用の人を雇うもしくは従業員の時間が割かれる
・投稿をするのが大変
・即効性がない(場合による)
どちらも悪くないでしょう笑
皆さんも頷ける部分があるかと思います。
少し話は変わるのですが、ソーシャルメディアとSEOって関係ないってGoogleに書いてありませんでしたか?
実は、Googleは検索エンジンにブログなどを表示させる時にソーシャルメディアも表示順位選択の材料にするそうです。
絶対に運用していても損はないと思います。
特にFacebookが材料になるみたいです。
こちらの話は、Googleから直接発表されたものではないので、もちろんあてにはなりませんが、、、
では、気を取り直して、、、
これからは、成功している大手企業を例にとりみてみましょう。
SNSを運用している大企業の活用事例と理由
私たちのお空の旅を実現してくれる「飛行機」。
日本航空は1951年に設立された会社になります。(全日本空輸は1952年)
公明正大で、大義名分のある高い目的を掲げ、これを全社員で共有することで、目的に向かって全社員が一体感をもって力を合わせていくことができると考えています。
JALグループは、全社員の物心両面の幸福を追求し、
一、お客さまに最高のサービスを提供します。
一、企業価値を高め、社会の進歩発展に貢献します。
− 上記、JALグループ企業理念から引用
JALのSNS運用
2010年よりSNS運用を開始し、JALで働く社員への姿と仕事に対する思いを伝えたいという気持ちが後押しし、社内有志で運用を開始されました。
コーポレートブランド推進部 Webコミュニケーショングループ長の山名氏によると、「実名・顔出し」が一番のポイントである日本航空は、 “実名顔出し”は一つのポリシーで、Facebookページが開設された2011年から続いているそうです。
日本航空の植木社長がよく仰るという
「人の顔が見えているか」
という企業ブランドが基準で、運用方針も全て企業理念に沿って運用されています。
投稿例:
山名氏によると、航空業界は『なんとなく好き』『なんとなく嫌い』の気持ちでどの航空会社を利用するか分かれるそう。かつては
シートの品質の良さや機内食の豪華さ、マイルなどが要因になることが多いと考えられていたそうですが、格安航空券やLCCが広まってからは、価格も大きな要因になったと言われているそうです。
だからこそ、「人」=安心感・親切さを売りにしているそうです。
体重計のタニタで有名なタニタさん。
最近は、タニタ食堂や自社の社員ダイエットストーリ・タニタ開発のスイートなど、活躍の幅を広げられているこちらのTwitter運用をみてみましょう。
2011年からTwitterではなく、ニコニコ動画の運用を開始され、その後、NHKさんのTwitter利用が注目されていたのに着目をし、タニタさんも運用に参入。
数値目標は目に見えてわかるフォロワー数だったそうです。
*タニタTwitterと言えば、SHARPさんとの絡みが大変有名ですが、実は絡みに出てくるゆる〜いツイートも特に意識したわけではなかったそう。
運用さんもどこからSHARPさんと絡み始めたのかはわからないとのことをインタビューで話されている通り、ごく自然なコミュニケーションが企業アカウントとしてユニークな位置付けになれたのではないでしょうか。
今では他の企業さんとの生旅行をするなどTwitter運用者だけでは止まらずブランドアドボケーターとしても活躍されています。
#タニタ式どうでしょう
もともと、ITに詳しくなかったという「中の人」。
タニタさんがここまで有名になれたのは2つのことをしたからだとのこと
- SHARPさんとの絡み
- ユーザーの声を商品化
実はお互いに気づかぬ間に絡み合っていたというSHARPさんとタニタさんこんな感じで絡み合ってもいいんだ!といった感じで話していたらユーザーからタニタさんとSHARPさんが
いちゃついていると言われるようになって、人気に火がついたとか!
ユーザーの声を商品化
もともとは、商品開発をしているタニタさんなので、お客様の声はとても大事ですよね。
マーケットでどのような商品が売れるのか、どのようなニーズがあるのか、それがTwitterで簡単に調査(不特定多数・条件なし)できるのは企業としても大変参考になるのではないでしょうか?
*上記のブログを参考一部引用させていただきました。
企業のSNS運用のアイデア
日本航空さんとタニタさんを例にとり話を進めさせていただきましたが、 みなさん、なぜ企業のSNSアカウントをフォローしますか?
- ブランドが好きだから
- 中の人(運用者)が面白いから
- 役に立つことを発信しているから
- クーポンを発信しているから
- キャンペーンに参加するため
人それぞれ、理由は違うと思います。
では、企業側はどのようにSNSでのターゲットを抽出していますか?貴社の場合はどうでしょうか?ペルソナがきちんと決まっていても、
SNSではどのようにターゲット定めたら良いかわからなかったりしませんか?
かといって、タニタさんみたいに
はじめっからゆる〜くツイートなんかできませんよね笑(そもそもオーディエンスがいませんものね)
日本航空さん・タニタさんでは、本文にちらっと運用方法をご紹介しましたが、もう少し深く掘り下げてみてみましょう。
貴社にとってのSNSとは?
会社で運用していくと、必ず、オーディエンスのマトをついていない投稿(無難な投稿)が増えてくるかと思います。
というのも、SNSは拡散性が高いのは承知の上で運用されているわけですから、悪くも良くも噂がすぐに一人歩きしてしまうんですよね。
では、無難なものを投稿していればアカウントのロイヤリティーが上がるかといったらそうではないですよね。
そもそも、無難な投稿をしていたらよっぽど有名な会社ではない限り、フォロワーもつきませんし。
じゃあ、どうしたらいいのか?頭を抱えていませんか?急に担当者になって、
本当に何もわからない人でも
なんとか運用できるようにするのがこのブログの目的なので、安心してください。
投稿前に参考にして欲しい簡単チェックリスト1
中小企業でSNSでのブランドを確立したアカウントを例にとってみていきましょう。
ご存知の方も、そうでもない方も、タクシー会社であることはみての通りかと思います。
この、熊本タクシーさんの運用を少し例にとってお話を進めていきますね。
熊本タクシー株式会社さんも実は、タニタさんみたいに「中の人」のキャラが結構濃いです。
一日の投稿数は日によりけりですが、3件から10件ほどはツイートされている印象です。
熊本タクシーさんは、
自社の宣伝を兼ねたツイートをしたり
その時話題になっているツイートのパロディーを作ってみたりと大変手が込んでいます。
ようは、自分が獲得したいオーディエンスをどれだけエンターテイメントできるかが鍵だと思うのです。
だから、オーディエンス分析は大変重要です。きちんと画像にあるチェックリストを確認してくださいね。
2018年度のセンター試験英語リスニング問題にのっとったツイート
自社の紹介ツイート
お客様のツイートへの返信
一消費者として企業に期待することは何でしょうか?
安全な商品・信頼できる会社・迅速な対応でしょうか?
SNSでも同じことが言えます。
企業SNSでもっとも大事なのは、
自社のことについて話しているユーザーをキャッチすることです。
最近では、SNSでのお客様サポートを実施するなど、
日系・外資系企業関わらず企業が積極的にSNSを利用するようになりました。
LCCで有名なエアアジアは、Twitter・FacebookでのDM・ライブチャットを実施しています。
必ず返事をくれ、対応をしてくれることからLCCでも安心して利用できるというお客様も多いようです。
このように、SNSは1つ使い方を変えれば無限に会社の人気に貢献することができます。
また、アウトバウンド・インバウンドマーケティングで有名なHubspotはユーザーがソーシャルメディアでサポートを求めたときに期待する対応時間を以下のように期待しています。
日系企業では、「3営業日内までにご返答させていただきます」というのが一般出来ですが、海外の企業では、通常1日以内に返信を返しています。担当者にとってはとても簡単な質問でも、お客様からしたら早く返信が欲しいものです。特に、TwitterなどのSNSでは、1時間以内に返信が欲しいユーザーが全体の53%です。(Hubspot調べ)
BtoC企業は特に上記をよく理解し、通常のサポート以外にソーシャルメディアでのリプライなんかも活用していくと良いと思います。
弊社では、
ポジティブなコメントをしてくれるユーザーは「いいね」をさせていただいたり、引用リツイートをしたりなど積極的にユーザー様に絡むようにしています。
運用を外注する場合の相場
でも、うちはそんなに運用に時間が割けないし、、、
なんなら自分たちでやるよりもプロに任せたいという方も多いかと思います。
そのような方は、
こちらのブログに書いてある値段が大体の相場かと思います。
外注代行のメリット・デメリットも記載されています。
値段以外にも、運用代行会社がどこまで運用代行してくれるのかもきちんと確認しておくべきなので、実際に自分で簡単に運用してみてから細かく運用を提案し任せてみるのが良いかと思います。
SNS運用を外注したくないユーザー・企業向け|自分で始める方法
上記のブログに目を通した方ならお分かりでしょう。
運用代行って本当にお値が張りますよね。
何十万もの予算は会社から出してもらえないし、とりあえず自分でやってみないとわからなし、、という方、問題ありません!
一緒に自分で開拓する方法を考えてみましょう!
またも、チェックリストです。
1つ抜けていました。
自社の強みです。
他社競合に比べてどこが強いか・ユーザーに支持されているかご存知ですか?
もし、きちんとした結果がわからない場合は、SWOT分析をしてみてください。
自社の強みがわからないようでは
SNS運用は無駄になってしまうかもしれません。
<時間を無駄にしないようにきちんとSWOT分析してくださいね>
ケーススタディ|By Statusbrew
今回のケーススタディーでは、Statusbrewが実際に運用したECサイトを例にとって進めていきます。
私たちがお手伝いしたこと
Instagram・ペルソナ作成/SWOT分析/3C分析などの市場調査とオーディエンス調査
・ソーシャルメディア アカウントのセットアップ
→会社の特徴が明確に記載されていたので変更はあまり加えずにアカウントを個人からビジネスへと変更しました。
・オーディエンス成長
・ガイドライン作成・月次報告
・コンテンツ作成・代理投稿
・エゴサーチ/ユーザーへの絡み
・Facebook/Instagram広告
半年間運用させていただきました。
それまでは、コンサルっぽいことをお客様の要望で少しやらせていただいていた他、自社のSNS運用をしていました。(英語版)
ここではっきりしたいのが、運用代行目的。
お客様が求めていることをしっかりと把握することがこれからの運用にかかってきます。
きちんとヒアリングをし、月1でミーティングをしました。
今回の場合、SNSを通しての売り上げアップと、とても難しいご依頼でして、正直苦戦しましたし、SNSからの直接的な売り上げはあまり期待しないほうが良いでしょう。(真面目に)
また、上記の内容はきちんとお客様にご説明した上で運用をさせていただきました。
こちらのお客様のECサイトは運用を開始して10年目。(実店舗なし)
ある程度リピーターもついている状態でしたので、単純にWebサイトへの滞在時間・セッションを増やせば新規顧客のみならず、既存ユーザーからの売り上げアップが見込めるのではないかと思い、早速運用プランを考え始めました。
では、こちらにSNS運用を始める前のデータをご紹介
※直接GAのスクリーンショットではなく、自社で作成したスクショ
この時点で感じた一番の課題は、SNSアカウントからのブランド確立です。
そもそも、ECサイトからきちんと収入が確保できている状態であったので、閑散期に向けてどうしたらある程度の収入を確保できるかを考えました。
(*SWOT分析や3C分析なんかは、お客様のところにあればそれをいただき、自分たちで足りないところを補いましょう。こちらの会社さんの場合、特になかったので、私たちで作成しました。)
そこで一番初めに始めたのは、Instagramキャンペーンです。
この会社様のECサイト、ペットに関するものでして、ペット界隈のInstagramアカウントの調査を始めたところ、ペット系のアカウントは、アカウントが有名ではなくても、拡散性が高いことがわかりました。
じゃあ、ユーザー一体型のキャンペーンが作れたら自然とECサイトのことも宣伝できるし、フォローもしてくれるんではないかと仮定した上で、キャンペーン考案。
ペットマイクロインフルエンサーの投稿をリポストすることにより間接的に知名度が上がるのではないか?
それまでも、
ユーザーのペットのお写真をInstagramにあげていたということもあり、
そのまま、クオリティーをあげて再始動。
この時に使ったツールは以下です。- Google Excel シート
- Instagram DM
- Instagram ハッシュタグ
- Canva.com
キャンペーン開始:IGユーザーの投稿をリポスト
Instagramで最近始まった「#」フォローができる機能を利用し、ある程度のペットに関するハッシュタグをフォローしました。
タイムラインに流れてくる可愛い写真を眺め、素敵な画像を投稿していたり、ユニーク投稿をしているユーザーへ直接DMをし、リポストをさせて欲しいとお願いします。
この時、きちんとしたDMを送ることで、相手に怪しいという感情を与えさせないようにすることがとでも大事です。
DMの例文
キャンペーンを開催する日程やフォロワーに参加してもらうかどうかを判断した上で、このキャンペーンは以下の条件で進めることにしました。
募集日程:1週間
参加条件:ペットオーナーでこちらのアカウントをフォローした方・指定のハッシュタグ適用
参加賞:気持ちだけのささやかなクーポン(100円クーポン)
こちらでまず初めは、広告なしで呼びかけを始めました。1回目のキャンペーンDMで集まったユーザー数:27人
2回目のキャンペーンDMで集まったユーザー数:26人
(マイクロインフルエンサーを中心的にDM送信)※マイクロインフルエンサーの方々には自然と取り上げられたことをストーリーや投稿でご紹介していただくことがありました。全体の8割の方はストーリー。新規: 2回目のキャンペーン参加者数:40人 (ダブりなどがありハッシュタグ合計数は多い)
合計参加者:93人
初めてのキャンペーンの際に、一番大事にしたのは、見せる数。
ファンもいなかったアカウントへの認知度や安心感を与えるために、
お写真へのキャプションは非常に丁寧に書きました。
また、ペットオーナーの皆様は、とにかく何に対しても本当に手が込んでいます。
例えば、
お洋服をご自身で作成されたり、写真撮影のための小物を作成されたり、必ず夕日の前で撮影されたり、ペットの1つの表情ばかり上げたり、
キャプションが個性的であったりと、これら全てを確認します。
その中から、私たちは、使えそうな呼び名や特技を探したりと本当に注意深く確認しました。
ここで忘れてはいけないのは、
私たちにとってはなんともない一言がユーザー様の気に触るということ。一字一句確認をしましょう。例えば、猫ちゃんを飼っているママさんがいます。ママさんは猫ちゃんのことをにゃー子と名付けました。キャプションを作った時に、ニャー子でご紹介をすると、かならず、修正をお願いされます。固有名詞なので、本当はきちんと書かなければならないものなのですが、あまり注意を払わないと大変に失礼になってしまいます。
猫・犬・ペットにかかわらず、必ずユーザー様に関することは、きちんと表記されている通りに書きましょう。
(ユーザー様にご指摘していただいては恥ずかしいですものね。)
続いて、、、
- Google Excel シート ←次ココ!
- Instagram DM ✅
- Instagram ハッシュタグ リード用✅
- Canva.com
DMとハッシュタグの使い方はこのようにリード獲得専用に使いました。
では、続いてはGoogleExcelシート。
キャンペーンの中で1番時間がかかるのは、リード探しとそれらを一箇所にまとめること。要は、シートで管理することです。
CRMをご利用されている方は、この大変さ、多分ご存知かと思います。。
InstagramはAPI的にまとめて何かすることができないので、
どうしても作業が手動になってしまうことがあります。
これが、少ない数ならまだしも、少しでもアカウントが人気だど本当に管理が大変になりますので、自分で自動化できるところはしましょう。
私たちの場合は、2人掛りでリストを完成させ、それぞれDMとコンテンツ(キャプション)を作成しました。
先ほども書いたように、リポストをする際のキャプション作りは特に念入りに調査が必要でしたので、気を抜かずに頑張って確認をしました。
この時に、
ペット界隈の飼い主さんたちがどのような話し方をされるか、どのような文章がお好きか、コメントをするときはどのようなトーンでコメントしているかなどを初めの調査でまとめてドキュメント化すると、
あとあとコンテンツにブレがなくなると思います。
また、キャンペーン運用の全体的な流れとしては、
・アカウント確認、他社競合のアカウント運用を確認、対象アカウントのフォロワーやキャンペーンなどの大まかな投稿内容を確認
・他のアカウントを参考にし自社の強みを生かした投稿のプランニング
・キャンペーン考案・(広告予算・KPI):KGI作成
a.投稿へのいいね数を半年後に30%UP
b.フォロワー数を半年後までに50%UP
c. 自社Webサイトへの流入UP
・季節ごとのユーザー参加型キャンペーンの開催
・Instagram広告を通してのアカウント自体の認知度向上
→ ハッシュタグの数でCPEを割り出し
・投稿をしながらもユーザーへの投稿へコメント・いいね
です。
※こちらのアカウントが最終的に目指したい形:
ペットオーナー同士が繋がれる・お互いのスキが見つかるコミュニティー
この目標を達成できるように、
半年間で合計4回のキャンペーンを実施しました。
Instagram広告
実は、キャンペーンの宣伝以外ではInstagram広告は利用しませんでした。
限られた費用の中で、どれほどの費用を割いたら良いかわからなかったためです。
予算を決定するデータがなかったので、半年間で¥27,000分の予算用いてどのくらいの効果が出るか試してみました。
*この¥27,000は、IG+FBの合計15件です。
画像ではインドルピーにて表示されています。(筆者インド在住のため)
ここで意外と知られていないTipsをご紹介。
Facebook広告は最低100円から始められるのですが、いきなり高い予算をみなさん設けがちです。
少ない金額から広告を始めることが売りなので、少し設定ターゲットをいじりながら、金額もなるべく少額から初めてみてください。
私たちの場合は、広告運用画面を普段より多くみておかなければならないのですが、1日〜2日みて費用と効果が見合っていないと判断した時には、すぐに広告を停止しました。
Facebook広告は後からも編集可能!
<自動で配信してくれる機能もありますが、予算が思った以上にかかるので、自分で事細かくターゲット設定するのが良いと思います。>
*あくまでも私たちが行なった方法なので、効果を保証するものではありません。
Instagramでは、主にキャンペーン宣伝
Facebookでは、動画やオーガニックで反応のよかったブログなどを少しづつ広告に出してWebサイトへの流入につなげました。
ここでのポイントは、広告の費用対効果を確認しながら、ダメだと思ったら停止させることです。
¥27,000で54,944 リーチを獲得しました!(1万円でだいたい25,000リーチらしいので、まあまあよかったかと)
ここでのポイント:・必ず少ない金額から始める
・オーガニックで反応の良いものを宣伝する
・宣伝など、流しておけるものは低予算で長く流しておく
広告を出す前に
一番考えて欲しいのが、投稿しているコンテンツの拡散性。
取り合えず、適当に投稿を作ってそれを広告に流す人はあまりいないと思います。
でも、とりあえず広告出しておけばなんとなく集客できるのではないか?という考えをされている方、マスメディアです、それ、SNSは違いますよ。
私もこんな考え方をしていました。
でも、売れる商品・人気になる商品には必ずキャッチーなコピーが付いていたり、開いたサイトが新規リード向けにオプティマイズされていたりと、手がきちんと加えられています。
これから運用する君へ、ぜひ、一度コピーライティングなどもさらっと触れてみても良いかもです。
InstagramキャンペーンのKPI・KGIはどうなったか?
先ほど、KGIを3つ出しました。
具体的に、上記のように運用を始めてどのくらいの効果が出たのか確認してみます。
a.投稿へのいいね数を半年後に30%UP
b.フォロワー数を半年後までに50%UP
c. 自社WebサイトへのSNSからの流入UP
ざっくりこの3つを目標とした時に、
半年間運用して、フォロワー、250から合計428まで成長!30%超えました。
ランダムなフォロワーではなく、全てオーガニックでアカウントを素直を良いと思ってくれた方のみ。
(ランダムなハッシュタグを使用せず、マトをついたもののみ。英語は使っていません。)
投稿へのいいね数の平均23件から80件まで上昇!最高、1225いいねをもらえました!
自社Webサイトへの流入率は、ダイレクト・ソーシャルからの流入が14%上がり、全体的に売り上げも 16.06%あげることが出来ました。
地道な運用でしたが、これらを実践してみてある程度形ができたと思います。
もともと、Facebookでのいいね数は6000近くありました。
しかし、オーディエンスはいるはずなのに、投稿しているコンテンツ(この時はクーポンのみ)へのいいねが3−4件のみと、非常に勿体無いエンゲージメントでした。
私たちがお手伝いしたこと・投稿内容の見直し
→ 反応の良い投稿を例にWebサイトへの流入を増やし、インダイレクトにコンバージョンへと繋げる(コンバージョンは商品購入)・ページへの口コミ増加
・ブログを元にした教育用動画作成
今まで投稿していた内容というと、
クーポンやキャンペーンのプロモーションだけだったので、初めは、どのようなコンテンツが受けるのか調べるために、可愛いペットの写真と一言・為になるブログのシェアをしました。
また、この中で反応のよかったコンテンツ(Instagramキャンペーンやブログ)を広告にだしたり、ブログと連動した動画を作成。
その上、クーポンの広告を出したりと、Webサイトへの流入をコンバージョンとして考え、結果、Facebookからの流入は37.26%増加させることができました。
口コミも自分たちで出来る限り回答することにし、初めの母数を獲得し他の人が口コミしやすいように環境作りを実践したところ、1ヶ月に3件のレビューをいただけ、既存いいねユーザーにもメッセージを送り口コミを書いてもらうなども実践しました。(ペット関係は、ペットが亡くなっている場合があり、少し思うようにはレビューがもらえなかったのが予想外でした。)
自分の会社にあったソーシャルメディア運用戦略とは
皆さん、自分の会社にはどの運用戦略が良いのか悩んでいませんか?
いきなり運用しろっていうのも無理がありますものね。
ここまでブログを読んでいれば、何となく基本的なことをやっていればある程度は形になるのがわかったかと思います。
こちらのインフォグラフィックをみていただき、アカウントのセットアップ(はじめの一歩)や運用フレームワークを書き出してみましょう。
Canva.com
このブログで使われるデザインは、ほぼこのキャンバというアプリケーションから作成しています。
無料で使えるこのアプリは、ある程度かたができているので、簡単に素人でもデザインを作成することができ、SNS運用者の時間短縮をしてくれます。
インターフェースは英語ですが、直感で操作できるので、おすすめです。
ぜひ、参考にしてみてください。
◇アカウント運用を始める前に読むべき本
運用を始める前に読んでおいた方が良い読み物ををご紹介
・Twitterのフォロワーを1ヶ月で5000人増やした「やまけん」さんnote
→このノートでは、Twitterでのコンテンツのアイデアの見つけ方、フォロワーが増えない理由、どのようなコンテンツがウケるのか、をやまけんさん本人が実践し結果を出したTipsのみをご紹介しています。
5000円とお値段はかなり強気ですが、内容も匹敵するほどのものです。
読んで損はないと思います。
「ブランディング」をよくわからない人にとっても、わかっている人にとってもさらっと読める良書となっています。
読んでみてください。
結構知っていることばかりなのですが、SNSあんまり詳しくないって方は、本当におすすめです。
丁寧に1から記載しています。
無料で利用できるマーケッターや個人の味方ツール紹介
先ほど紹介したcanva.com以外にも、素敵なツールがたくさんあります。
Statusbrew
全てのSNSのAPIに100%沿って運用されているアプリケーションです。
予約投稿機能・アカウント一元管理機能・ほとんど全てのSNSを網羅しているアプリケーションになります。
エゴサーチをするなら、絶対にこれ!
Twitterと同じインターフェイスで指定したキーワードを検索できる優れもの!
他にもどこから投稿しているかわかったりと、競合観察にも使えます。
Twitter公式アプリケーションなので、とても安心です!
TweerDeckに関する記事
Statusbrewを使ってみませんか?
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