企業と個人が仲良くなる!? Facebookのマーケティング活用法!!
【2019年6月13日更新】
皆さんこんにちは!今日はFacebookを使ったマーケティング活用法について、前回紹介しましたFacebookアルゴリズムの話も踏まえながら紹介していきます。
現在SNS戦国時代といっても過言ではないくらいに、様々なSNSやそれに関連するツールが登場しております。掲示板やマッチング系のアプリも含めると、その数はほんとに数えきれないほど膨大なものになってしまいますが、企業としてマーケティングでSNSを活用するのであれば、より多くの人に普及しているものを選びたいですよね?
そういう意味では、Facebookはマーケティング活動に最適のSNSと言えます。なぜなら、現在世界レベルで最も利用されているのがFacebookだからです!
日本国内で見ても、LINEについで2番目に利用されているSNSであり、ここ最近インスタグラムが追い上げてきているものの、まだまだFacebookは健在であると見て良いでしょう!
目次
1.SNSとしてのFacebookの特徴
1–1:Twitterやインスタグラムよりも文章が多い(日本国内の場合)
1–2:必ずしも投稿した時間順に表示されるわけではない
1–3:ビジネスアカウントが充実
2.Facebookを使ったマーケティング方法
2–1:プロフィール画面を整えましょう!
2–2:ユーザーから反応を得やすい投稿をしましょう!
2–3:ユーザーとの親密度を高めましょう!
1.SNSとしてのFacebookの特徴
それでは実際にマーケティング活用法をご紹介する前に、SNSとしてのFacebookの特徴への理解を深めましょう!
1–1:Twitterやインスタグラムよりも文章が多い(日本国内の場合)
比較的短い文章でツイートするTwitterや、写真が中心のインスタグラムと一線を画すFacebook。皆さんも普段Facebookに何かを投稿するときは、近況報告が多いのではないでしょうか。特に結婚や出産といった人生の一大イベントは、Facebookで投稿されることが多い印象です。
また、実名登録性且つ複数アカウントを持つことが規約で禁止されているので、Twitterのように炎上するような投稿は少ないです。つまりそれだけ、比較的まじめな投稿が多いとも言えます(Twitterが不真面目と言っているわけではありません)。
ただしこの傾向は日本で特に強いのであり、海外のユーザーはTwitterのように気軽に短い文章と写真だけで頻繁に投稿する方が多いです。
1–2:必ずしも投稿した時間順に表示されるわけではない
前回お話しました、かつて「エッジランク」と呼ばれていたFacebookのアルゴリズム。このアルゴリズムの特性上、投稿時間がTwitterやインスタグラムほど重要でないのもFacebookの特徴です。
Facebookはユーザー間の親密度が重要視されているため、たとえ新着の投稿であっても、さほど関わりのない友人には投稿が表示されにくいですし、古い記事でも親密度が高いユーザー同士であるとアルゴリズムが判断すれば、しっかりと表示されます。また投稿の内容や、それに対する「いいね」などの反応も重要視されています。
1–3:ビジネスアカウントが充実
Facebookのビジネスアカウントのページは、まるでホームページのような洗練されたデザインと充実したコンテンツになっております。
インスタグラムと異なり、写真だけでなく文章やアンケートなどその他のコンテンツでも勝負ができるのが、Facebookの強みです。
所在地など会社の概要も載せることができるので、ユーザーからの信頼も得やすいSNSと言えるでしょう。
以上のFacebookの特徴を踏まえて、ここからは実際にマーケティングとしての活用法を見ていきます。
2.Facebookを使ったマーケティング方法
2–1:プロフィール画面を整えましょう!
ビジネスアカウントのプロフィール画面は、皆さんのビジネスのことをFacebookユーザー達に知ってもらう上で、最も重要な部分です。
上述したように、プロフィール画面は会社のホームページのような役割も果たしますが、それだけでなく実際にホームページに誘導する入り口としての役割も果たします。
とにかくFacebook上では、企業の「顔」となるプロフィール画面ですので、空欄が内容どの項目もしっかりと埋めましょう!
ページ情報の欄には会社概要やミッション、公式サイトのURLはもちろん、アカウントの目的も明示しておきましょう。キャンペーンやセールの宣伝をするのか、限定クーポンの配布をするのか、イベントの開催を知らせるのか、、、目的は企業によって異なりますが、いずれにせよ明示しておいたほうがユーザーもファンになってくれる確率が高くなります。
また会社の所在地を載せることで、Facebook経由でユーザーが店の場所を把握したり、お問い合わせをしやすくなります。会社の信頼度を高めるという点でも、プロフィールを充実させることは重要です。
2–2:ユーザーから反応を得やすい投稿をしましょう!
Facebookのアルゴリズムにおいては、投稿への反応などユーザー間の親密度が大切というお話をしました。しかも最新のアルゴリズムのアップデートの結果、Facebookは公式に友人や家族の投稿を優先的に表示することを発表しました。
これは企業にとっては耳が痛い話でしょう。なぜなら普通は、企業と個人が親密な関係にあることは、有名人や政治家でもない限りあり得ないからです。だから、Facebookでマーケティングを行う際は、普通の投稿をしていても効果は出ません。
逆に、多くの人に「いいね」などの反応をしてもらえれば、ユーザーのニュースフィードに皆さんの企業の投稿が表示される機会も増えていくでしょう。
ここで、いくつかの実例を紹介したいと思います。
事例1:ローソン
まずは皆さんもよく知っているコンビニエンスストア、ローソンです。
かつてはFacebook上で「Lチキ」のクーポンを発行して、多くのファンを獲得していました。最近は以前ほどクーポンは発行していないようですが、新商品の紹介を中心にまだまだユーザーの注目を集めています。
最近ではこのように、将棋とコンビニ弁当を掛け合わせたキャンペーンもあるようです。
またこのように遊び心ある投稿で、FacebookだけでなくLINEの公式アカウントのファンも増やそうとしています。
事例2:横浜家系ラーメン大和屋
こってり系のラーメンで人気のチェーン店ですね。こちらは「開店〇周年記念セール」や「新店開店セール」といった、セールの宣伝中心の投稿をしています。
Facebookだけでなく、メルマガでも広告を出している家系ラーメンですが、とにかく文章に熱を感じます(笑)このどこか暑苦しさを感じる家系ラーメンの投稿は、まさに企業の雰囲気をユーザーに伝えるという点で非常に効果的だと思います。
事例3:コカ・コーラ
世界的に有名な炭酸水の企業、コカ・コーラです。皆さんお気づきかと思いますが、「コカ・コーラ」と言えば、新商品が出ることってあまりないですよね。また、自動販売機やコンビニなどで買うため、「コカ・コーラの割引券」なんてものも、あまり見ることはないでしょう。
ではコカ・コーラは、いったい何を投稿しているのか?
例えばこちらの投稿では、オリンピックに関連して北島康介さんと白石阿島選手の記事が載っています。
またこちらの投稿では、オリンピックに関連したユーザー向けプレゼント企画が載っています。
こちらでは、ローソン同様にLINEアカウントのファンを増やす投稿をしています。
他にもクイズや感想など、敢えてユーザーに反応を求める投稿をしています。
ここまで見てわかるように、コカ・コーラは商品そのものの紹介というよりは、ユーザーが興味を持ちそうなコンテンツを配信しています。コンテンツマーケティングの基本が、しっかり実践されていることがわかりますね。
事例4:マクドナルド
最後は皆さんおなじみのファーストフード、マクドナルドです。スマホ用アプリではクーポンを配布しているマクドナルドですが、Facebookでは全く異なる活動をしています。
例えばマクドナルドがスポンサーとなっている、全国少年サッカー大会に関連するお知らせや、エコに関する賞の受賞のお知らせ、マクドナルド商品の栄養に関する情報などを投稿しています。
それから、マクドナルドが独自に行っているチャリティー事業「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への募金についてなど、多岐にわたる活動報告として、そして募金の呼びかけとしてFacebookを利用しているようです。
商品の紹介やクーポンなどは完全にアプリに任せて、Facebookの方はコンテンツマーケティングとして活用されていると見て良いでしょう。
以上4社の事例を紹介しましたが、いずれもより多くのユーザーから読まれ、反応を得られるような投稿を作っています。
皆さんも企業の業種やスタイルに合わせて、何を投稿するから考えてみましょう!
2–3:ユーザーとの親密度を高めましょう!
Facebookアルゴリズムにおいては、ユーザー間の親密度が重要と何度もお話してきましたが、企業と個人の間でそれが可能なのでしょうか?
受動的方法にはなりますが、実はあります。
それは、皆さんの企業のページや投稿に対してコメントがあった場合、それにしっかりと返信をする、もしくは「いいね」などの反応をするのです。
特にスタートアップの事業など、まだ規模が大きくない事業にとってはこの作業が非常に大切です。
ユーザー間の親密度は、相互作用的な部分もあるので、ユーザーのアクションに反応することでアルゴリズムはユーザーと皆さんの企業が親密であると認識します。そしてそれだけでなく、ユーザーも企業から自分のアクションに反応してもらえれば自然と嬉しくなり、またその企業の投稿に反応をしたいと思うようになります。たとえそれがクレームであったとしても、無視されずしっかりと返信がもらえたユーザーは、その企業のことを信頼するようになるかもしれません。
企業としての規模が大きく、Facebook上のファンが膨大だと1件1件対応するのは大変かもしれませんが、規模がまだ大きくないうちは、絶対にその努力を惜しまないようにしましょう!
いかがでしたでしょうか?
今回紹介しましたFacebookマーケティング活用法が、皆様のお役に立てれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。