大量アカウント管理術!全国展開する多店舗運営企業のソーシャルメディア管理方法
こんにちは、ソーシャルメディアマーケティングのエキスパートStatusbrewです。
本社・本部・本店だけでなく、支社・支部・支店・加盟店など複数の拠点を持つ多店舗運営企業でも、Facebook、Instagram、Twitterなど10種類のソーシャルメディアのアカウント及び500以上を超えるSNSアカウントを様々な方法で一元管理することができます。実際、全国に展開するある企業では800人以上がStatusbrewを用いソーシャルメディア投稿や現状分析を行い、また別の企業では750店舗以上のソーシャルメディアアカウント管理を行っています。
この記事では、多店舗運営企業におけるソーシャルメディアアカウント管理の必要性について述べた後、全国展開する中古車販売企業を例に、ツールの導入方法からコンテンツ整理、指標の抽出、分析、レポート作成など、ソーシャルメディアアカウント管理に必要な機能の使い方をできるだけわかりやすく説明します。この記事を参照することで、ソーシャルメディアアカウント管理の方法が明らかになり、すでにソーシャルメディアマーケティングを行っているマーケターの方々や、今後複数店舗でのソーシャルメディアマーケティングを導入しようと考えている本部マーケター担当者の方々など、全ての方々にとって役立つ情報となることを願っています。
目次
[1].多店舗運営企業ソーシャルメディアアカウント管理の必要性
[2].Statusbrewツールを用いた管理方法
1.ツール導入
2.アカウント連携 (プロファイル追加)
3.チームメンバーを招待(ユーザーを追加)
4.ユーザーグループの管理
5.プロファイル整理(プロファイルグループ化)
6.コンテンツ整理 〜タグを作成しよう〜
7.投稿スケジューリングの最適化
8.承認・権限付与
9.ソーシャルメディアマーケティング分析指標の抽出
10.ソーシャルメディアマーケティングレポートの作成
[1].多店舗運営企業ソーシャルメディアアカウント管理の必要性
多店舗運営企業がソーシャルメディアアカウント管理を行う必要には主に2つの側面があります。
1つ目の側面は、リアルタイムな情報共有、データの一元管理、投稿スケジューリングの最適化など運用の効率化を図り、時間を節約しながらより深い戦略構築を立てられるようになり、効果的なソーシャルメディアマーケティングを行えるようにするためです。
2つ目の側面は、承認・権限フローやコメント一元表示、コメント分析を行うことによりブランドイメージの維持や向上を図ると共に、現状のソーシャルメディア管理脆弱性を解消し、未然に炎上や規制違反、SNS乗っ取りを防ぎ、安全にソーシャルメディアアカウントを運用できるようにするためです。
以下に、多店舗運営企業がソーシャルメディアアカウント管理を怠る場合に起こりうる問題について、上記2つの側面から記します。
効果的ソーシャルメディアマーケティングに関わる問題:
1.情報共有の不足:
同じキャンペーンを行なっている場合、どちらの店舗アカウントでも投稿し、告知すべきところ、片方の店舗では投稿できていなかったというような問題が起こり得ます。
2.複数SNSアカウント・他店舗状況を把握できない:
データの一元管理を行えないことにより、Instagram,Facebook,Twitterといった複数のネイティブアプリの投稿結果を統合したデータを見られなくなり、どのような投稿をどの媒体でどの時間にどのような人をターゲティングにコンテンツを投稿するのが効果的か把握できなくなります。
3.複数アカウント同時運用継続の難しさ:
一元管理ダッシュボードを用い一元管理できないことで、投稿スケジューリングの最適化やソーシャルメディアプラットフォームごとの特性に合わせた投稿を行うのが難しくなり、マーケターは1つ1つのソーシャルメディアアカウントに多くの時間を費やさなければいけなくなり、複数アカウントを同時に運営するのが難しくなります。
ソーシャルメディアアカウント安全運用に関わる問題:
1.責任の所在が明確でない:
ソーシャルメディア投稿をアルバイトや経験の少ない社員に任せている企業も多いかと思います。管理者を設けず承認なしで投稿を行うともし問題が発生した場合、責任を追及されるのはソーシャルメディア担当者ではなく、上司や企業全体にも及ぶ可能性があります。問題を起こさないためにも管理者を設け承認プロセスを設定する必要があります。
2.企業イメージに影響を与える可能性: ソーシャルメディア担当者が管理者の承認なしで投稿を行うと、企業イメージに影響を与える可能性があります。投稿内容が不適切だったり、企業の方針やブランドイメージにそぐわないものだった場合、企業の信頼性や評判が損なわれる可能性があります。また、コメント分析が行えないことにより、ネガティブコメントがどのような事が要因で届いているか正確に分析しづらくなり、企業イメージが悪くなり、アカウントの人気の低下とともに企業イメージまで悪くなってしまう事があります。
[2].Statusbrewツールを用いた管理方法
[1]では、2つの側面に分け、多店舗運営企業がソーシャルメディアアカウント管理を適切におこなかった場合起こりうる問題について述べました。以下、ソーシャルメディアマーケティングツールStatusbrewを用い多店舗運営企業がツールを導入し、機能を活用しながら適切にソーシャルメディア管理を行う方法について説明していきます。
全国に500店舗ほど運営する中古車販売店RippleRideを例とし、具体的に示していきます。
1.ツール導入
まず、初めにStatusbrewのツールを導入を行ってみましょう。下記の料金表では、明らかに自分の管理するアカウント数よりも少なすぎる場合がほとんどでしょう。ご安心ください。まずはクレジットカードや口座登録なしに7日間無料で機能を確認しつつ、Statusbrewのセールスチームへ直接カスタムの見積もりを依頼ください。このカスタム見積もり作成時点で、どのような店舗展開とアカウント構築をしているのか詳しいヒアリングを行います。プラン内容だけではなく、大量のアカウントを一括管理していくためのステップを一緒に構築します。
トライアルは無料なのでEssentialとProfessionalどちらの登録でも構いません。どちらのプランが良いかわからないと迷われた方は、真ん中のProfessionalsを選んでください。
無料お試し開始をクリックした後は、実際に基本情報を入力しましょう。情報を入れ、同意してサインアップをクリックします。次にあなたのワークスペースをセットアップしましょうと表示されるため、ビジネス名、業界カテゴリー、チーム規模を入力し次へを押してください。これで、ステップ1ツール導入の完了です。
2.アカウント連携
次に早速、自社のソーシャルメディアアカウントを連携させます。まずは、少なくとも1つ連携させてみましょう。その後、ホームのプロファイル追加から、最大10つのネイティブアプリを連携させる事ができます。※インスタグラムを連携させる
連携させる事ができたソーシャルメディアアカウント1つ1つのことをプロファイルと呼びます。最初に出てきた、さっそくソーシャルプロファイルを接続しましょうの他に、ホームのソーシャルプロファイルを接続または、設定からプロファイルをクリックし、プロファイルを追加する事ができます。
Statusbrewにソーシャルメディアプロファイルを接続することで、
・ソーシャルメディアコンテンツのプランニングと投稿公開
・エンゲージメントの管理
・分析データの取得を開始 > ソーシャルプロファイルを接続してからのデータを取得
ついにこれらのことが一元にできるようになります。
以下の中古車販売店RippleRideの例を見てみましょう。下の図のみで少なくとも25のプロファイルが追加されている事がわかります。
3.チームメンバーを招待(ユーザーを追加)
ホームのチームメンバーを招待または設定のユーザーからチームメンバーを追加しましょう。参加するチームメンバーに応じてユーザタイプ(アカウントタイプ)を分けて招待し、権限を与える範囲を決める事ができます。ちなみに、初めの登録者は決済管理権限も有する、全ての権限を持つプライマリーオーナーとなっています。ユーザタイプ分けに関する詳細な説明は、チームメンバー追加画面を開いた際、右上に存在するクエスチョンマークをクリックし、Statusbrewにおけるユーザの種類を確認しましょう。
追加した全てのユーザーは、設定からユーザーを開くことで確認する事ができます。以下の図のように、ユーザー欄から名前、メールアドレス、アカウントタイプなど、ソーシャルメディア運用に関わる追加した全てのメンバーを確認する事ができます。
ここまではどの企業にとっても必ず必要な基本的登録となります!ここまでの登録で、Statusbrewという1つのソーシャルメディアツールで複数のソーシャルメディアの複数アカウントを複数の人数で運用、管理できるようになりました。
4. ユーザーグループの管理
3で、招待されたソーシャルメディア担当者(ユーザー)が、一覧となり表示されると述べました。多店舗運営企業ともなると、ユーザーの数が何百人にもなります。その場合、同様の責任を持つユーザーごと、タスクごとと言ったように、ユーザーをグループ分けすることができます。例えば、マーケティング担当、カスタマーサクセス担当、管理者用、承認者用というように分けることができます。一度ユーザーグループを作成すれば、各ユーザーを管理する代わりに、ユーザーグループを使用してアクセス権を付与したり、アクティビティの中で誰かをアサインしたり、その他多くのことを一括ユーザーグループを選ぶだけで可能になります。
ユーザーグループを使ってStatusbrewでできること:
1. 新しいユーザーを追加する
2. 投稿の承認者の選択
3. 会話を割り当て
4. グループ単位でメンションする
5. モデレーションルールで一括監視の自動化
6. 公開範囲の設定
7. カスタマーサポート分析のチーム単位の分析への結果の反映
以下の例、中古車販売店RippleRideでは、全国店舗店長、エリアマネージャーと言ったように、同等の責任を持つユーザー同時のグループや、デザイナーチーム、カスタマーサポートチームというように同等のタスクを持つユーザーグループがあります。
ソーシャルメディア管理になると、
・投稿の作成者(提案者)
・画像提供、グラフィックデザイナー
・承認者(コンテンツチェッカー)
等、ソーシャルメディア特有のユーザーもグループ化するとより効率的に管理を行えるようになります。
ユーザグループの中に、ユーザーを新たに招待したり、逆に退出させることもできるため、入社、退職に合わせたユーザーグループの管理を行うことができます。担当者が変わっても、すぐにユーザーグループを最適化できるため、引き継ぎをスムーズに行うことができます。
5.プロファイル整理
次に、多店舗運営企業にとって、大量アカウントを管理するのに非常に役立つプロファイル整理という機能に関する説明と、プロファイルグループを実際に追加しプロファイル整理を行う方法について記します。
多店舗運営企業でアカウントを大量に運営している場合、一元管理ができると言っても、500ものアカウントが1つの場に連なると何が何だかわからなくなるかと思います。わかりやすく砕いて説明すると、企業が部署ごと支部ごとに別れるよう、ソーシャルメディアアカウントもビジネス拠点の地域別、事業目的別、ソーシャルメディア別(全国のInstagramアカウントのみを集めたグループ)というようにグループ分けする事ができます。
中古車販売店RippleRideの例を見てみましょう。
ソーシャルメディアアカウントを、関東グループ、東北・北海道グループというように地域別のグループや、買取専用アカウント、カーケア専用アカウント、EV車専門店というように事業目的別にグループ分けをしています。
このように、全てのアカウントを追加した後(プロファイルに全てのアカウントが存在)、プロファイルグループを作成することによりプロファイルが整理されます。
こうすることにより、
投稿の予約、コンテンツプランナー(カレンダー)のフィルタリング、エンゲージ機能のカスタマイズ、さらに見やすい分析機能、ルールの設定、ユーザーのアクセス制御の付与などがプロファイルグループごとに行えるようになり、アカウント運営の連携強化と効率化を同時に実現し、作業が一気に容易になります。
このプロファイルグループに関する説明の詳細をもっと知りたい場合、設定からプロファイルグループを開き右上に存在するクエスチョンマークをクリックし、プロファイルグループを管理するを確認しましょう。機能の詳しい説明を知りたい際は、その項目においても画面右上、クエスチョンマーク詳細はこちらを確認してください。(3.チームメンバー追加での詳細説明確認方法も完全に同じ方法です。)
それでは、プロファイルグループを実際に追加しプロファイル整理を行ってみましょう。設定からプロファイルグループを開き、プロファイルグループ追加を選択します。そこからプロファイルグループ名やそのグループ説明を入力し、そのグループに関連するプロファイル(ソーシャルメディアアカウント)を選択し、プロファイルグループを作成しましょう。
ここでのポイントとして、1つのプロファイルが複数のプロファイルグループに所属する事ができます。(例:渋谷本店RippleRideのインスタグラムアカウントが2つのプロファイルグループ、関東グループと広報に所属)
これにより、多店舗運営企業で複数種類のソーシャルメディアを活用し、大量のアカウントを運用していたとしても、Statusbrewという1つのソーシャルメディアツールのみで一元に管理する事ができるようになりました。
6.コンテンツ整理 〜タグを作成しよう〜
次に実際に多店舗運営企業が、コンテンツを投稿する際に必要となるコンテンツ整理について述べます。複数アカウントで、さまざまな投稿をする際にその投稿がどのような種類の投稿かタグ付けを行い、コンテンツ整理を行う必要があります。
コンテンツ整理を行うためには、まずこのタグ作りを行いましょう。設定からタグを選択すると、タグ作成を行うことができます。
タグ作成には主に以下3つの理由があります。
1.コンテンツ整理を行うことができるようになり、どのような種類のコンテンツを投稿しているか一目でわかるようになり、種類の偏りを意識することができるようになる。
2.すでに連携したソーシャルメディアアカウント全てに送られたメッセージを集約して管理されたエンゲージ受信箱内で、どのような種類のメッセージか分類することができ、自分自身の目的に応じた受信箱に変更することができる。例)ネガティブなコメントのみ見るため、ネガティブなメッセージタグを選択し、ネガティブコメントのみ読む。
3.レポート作成の際に、タグ別に分析することができ、より確かな分析を行えるようになる。
Statusbrewでは特に、細かく分類していくフィリタリング機能に強みを持っており、企業が自由に作成でき、細かく分類できるタグは、Statusbrewの強みであるフィルタリング機能の一部となっています。多店舗運営企業では、プロダクトも店舗も多いことが多く、それゆえ大量コンテンツを有する企業が多く、その分マイクロな部分まで把握することが難しくなります。
まずは、コンテンツに関するタグを作成し、細かなところまで管理できるようになりましょう。
とはいえ、自由にタグをつけられると言われてもイメージが湧かない場合があると思います。
例えば、中古車販売店RippleRideでは以下のようなタグが考えられます。
・大きなカテゴリーに分けると、
1.中古車
2.輸入車
3.カー用品
4.買取専用
・メーカーで分けると
1.TOYOTA
2.レクサス
3.ホンダ
4.日産
5.三菱
6.マツダ
7 メルセデスベンツ
8.BMW
9 TESLAなど
・地域で分けると
1.各都道府県
2.都道府県内の地域ごと
・価格帯で分けると
1.100万以下
2.101万〜150万..
3.300万円以下
・車のタイプで分けると
1.セダン
2.軽自動車
3.コンパクトカー
4.ステーションワゴン
5.SUV
6.クーペ
・機能性で分けると
1.電気自動車
2.アラウンドビューモニター
3.自動運転
4.未使用車
5.衝撃防止
このように無数のタグを作成することができます。タグを作成することができれば、以下の図のように、予約プランナー→カレンダーをクリックし、プランナーボードからコンテンツを作成し、タグ付けを行いコンテンツ整理、さらには実際に投稿や予約を行なってみましょう。
タグづけされ、カラーごとに投稿の種類が一目でわかるようになります。
7.投稿スケジューリングの最適化
コンテンツ投稿を行う際、事前予約することができ、視聴者が最も多い時間を狙い投稿するなど、投稿スケジューリングの最適化を行うことができます。
この事前予約投稿機能(コンポーズ)とともに、Statusbrewを用い、最適投稿時間を分析することにより、より効果的に投稿スケジューリングを最適化することができます。
まずは、投稿を行い、データを集めることが大事なので、投稿予約を行いどんどん投稿するコンテンツを作成していきましょう。
8.承認・権限付与
プライマリーオーナーやオーナー、管理者でないレギュラーユーザーの場合、権限を与えられない場合、何も見れない、何も作業できないという状態になっています。投稿作成(Create Post but Needs Approval) - 投稿を作成する権限をユーザーに提供しましょう。
個々のプロファイルごとにアクセス権限を付与するために、設定→プロファイルをクリックし、アクセス許可を変更したい特定のプロファイルの隣にある3点ドッドメニューをクリックして詳細を開きます。そして権限の追加(Add Permission)をクリックして、その特定のプロファイルに対して、投稿作成の権限を与えましょう。
直接、投稿するのではなく、一度承認プロセスを経ることで、ミスや炎上を大幅に削減することができます。それと同時に、管理者が作成者にフィードバックを行いやすくなり、新人教育も行いやすくなります。
9. ソーシャルメディアマーケティング分析指標の抽出
アカウント連携、グループ分け、コンテンツ整理、投稿を終えると、次は、分析指標の抽出を行い、より良いコンテンツ作成、投稿に向けて実際に分析を進めていきます。
Statusbrewでは、190ほどのメトリクスがあり、業種や企業の状況により必要となる指標は異なってきます。Statusbrewでは、必要に応じて企業が必要とする数値を抽出することができます。
レポート→新しいレポートを作成をクリックします。レポート名とレポート概要を簡単に記載した後、データの取得元となるソーシャルプロファイルを選択します。そしてその後、メトリクスを選択肢、実際に分析したい指標を抽出します。その後可視化するためのグラフも選択することができます。
この記事を読んでくださっている皆様は、先ほど投稿を終えられたところで、まだ分析できるほど指標が溜まっていないかと思われます。そのため、ここでは、より簡易的に分析指標の抽出について述べさせていただきました。
10.ソーシャルメディアマーケティングレポートの作成
Excelなどの表計算ソフトにデータを記入し、グラフの作成も全て自力で行いレポート作成している方も多くいらっしゃると思います。
Statusbrewではその必要はなく、先ほど行なったように分析指標の抽出を行い、いくつかの指標を一つの画面に表示させ、ダッシュボードレポートを瞬時に作成することができます。
これによって、クロス分析を容易に行えるようになります
この記事では、Statusbrewツールの導入方法からレポートの作成まで、大量アカウントを有する多店舗運営企業が実際にソーシャルメディアアカウントを管理する方法について述べました。
実際にStatusbrewを用いて、ソーシャルメディアアカウント管理を行なってみませんか。
相談もお待ちしております。お気軽にご相談ください。