今すぐ始めるLINEマーケティング | LINE公式アカウント編
LINE公式アカウント編です
皆さん、こんにちは!今日はLINEを使ったマーケティングについてお話していきたいと思います。
国内月間アクティブユーザー数7200万人と、日本人の2人に1人以上が使っているSNSアプリのLINE。特に最近は、業務連絡をメールではなくLINEで行う企業も増え始め、プライベートの場面だけでなくビジネスの場においても、LINEは活躍しております。
また、企業公式アカウントや、公式スタンプ、さらにはLINE@の登場によりLINEを使ったマーケティング戦略の幅も広がっています。
というのも、FacebookやTwitter、Instagramと異なり、1対1のやり取りがメインなので、企業が直接ユーザーに対してアクションを起こし、ブランド認知度を高めたり、スタンプを配信してブランド力そのものを高めることができます。
また1対1のやり取りを行うことにより、企業と個人の親密度を高め、企業のファンを増やすことができるという点でも、他のプラットフォームより優れています。
こういった点から、FacebookやTwitter、Instagramを運用しつつ、LINEマーケティングを行っている企業も非常に多いです。
ということで本日から2回に分けて、LINEのマーケティング活用法を紹介していきたいと思います!今回はLINE公式アカウントについてです!
目次
1.LINE公式アカウント概要
1–1:料金
1–2:自動メッセージ機能
1–3:プロモーションスタンプ
1–4:LINEポイント
1–5:ライブキャスト機能
2.公式アカウントマーケティング事例
2–1:ケンタッキー・フライド・チキン
2–2:マツモトキヨシ
2–3:コカ・コーラ
2–4:フロムエー
2–5:乃木坂46
3.まとめ
1.LINE公式アカウント概要
ここではLINE公式アカウントの料金プランと、利用できる機能について紹介します。
1–1:料金
LINE公式アカウントにはエントリープランと継続プランの2つがあり、料金は以下の表の通りです。
エントリープラン
なお月額プランについては、エントリープランからの移行という形でのみの加入となります。
契約期間は3か月・6か月・12か月の3つが用意されており、基本料金は1年目は月額250万円、2年目以降は200万円となっておりますが、友達の数に応じてこれより料金が高くなったりもします。
1–2:自動メッセージ機能
公式アカウントでは、友達に追加された際にそのユーザーに自動でメッセージを送ることができます。皆さんもLINEスタンプが欲しくて公式アカウントを友達追加した際に、メッセージが来たことがあるでしょう。
正直スタンプ目当てで追加して、後でその公式アカウントをブロックする人も多いとは思いますが、ファーストメッセージの内容次第ではユーザーが興味を持ってくれて、その後もその公式アカウントに注目をしてくれる可能性もあります。
また自動メッセージにてクーポンを発行することもできるので、使い方次第ではLINEのメッセージを通して企業のファンを増やすことも可能です。
1–3:プロモーションスタンプ
公式アカウントでは、スタンプを制作・配信することができます。そして前述したように、友達追加を条件にスタンプを配布と言った使い方をすることで、公式アカウントの友達を増やすことができます。
また有料でスタンプを配布することもできるので、人気のスタンプを作れれば純粋に収益源を増やすことにもつながります。ちなみにLINE@には、スタンプ配布機能はございません。ただしスタンプ配信費用として2000~3000万円かかり、また制作費に200万円かかるので、ある程度資金に余裕がある企業向けとも言えます。
1–4:LINEポイント
スタンプだけではありません、公式アカウントではLINEポイントを配布することができます。LINEポイントは貯めるとギフト券などと交換でき、このポイントをフリーコインと交換して、有料スタンプを購入したりもできます。
皆さんもポイントの欲しさゆえに、企業のCMをLINE内で再生したことはございませんか?普段なら進んでみることはしない企業の広告動画も、ポイントがもらえるなら観ますよね?つまりこのポイント機能を利用することによって、企業側は強制的にユーザーにCMを見てもらえるので、確実に企業の認知度を上げることができます。その広告動画で新たなファンを獲得できる可能性もありますからね。
1–5:ライブキャスト
公式アカウントではライブキャスト機能を使って、ストリーミング配信を行えます。生中継の映像コンテンツでユーザーを魅了することができるのは、非常に魅力的な機能と言えますね。
さらにこの映像は、友達追加してくれた各ユーザーに個別で送れるので、再生してもらえる確率が格段に上がります。FacebookやTwitterのように一方的に配信するのではなく、個別にユーザーに自動的に配信できるというのは、LINEの強みを生かした機能だと思います。
2.公式アカウントマーケティング事例
ここからは、実際にLINE公式アカウントを利用した企業のマーケティング事例を見ていきましょう!
2–1:ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)
みんな大好きケンタッキーです。なんやかんや、ケンタッキーのフライドチキンって美味しいですよね。
そんなケンタッキーですが、LINE公式アカウントをバリバリ利用しております。
例えばこんな感じで、店頭で見せるだけでウーロン茶がもらえるクーポンを発行しています。
ネット上でクーポンをダウンロードしたり、チラシのクーポンを切り取ったりする手間もありませんし、LINEの画面を見せるだけで使えるなら楽ですから、気軽にお店に行く気になりますよね!
2–2:マツモトキヨシ
マツキヨでおなじみのドラッグストアですね。マツモトキヨシのマスコットキャラクターである「マツポリちゃん」が、応答するというユニークなLINE自動メッセージを利用しております。
例えば「今日は暑いね」と話しかけると、、、
このように何かしら、話しかけた内容に対して応答してくれるのです。まあまさか、「とうもろこしを一粒一粒つまんで食べるであります」って返ってくるとは思ってもいませんでしたが(笑)
あとはこんなふざけた使い方だけでなく、店舗検索に使うこともできます。例えば渋谷でマツキヨを探しているのならば、「お店 渋谷」と検索すれば渋谷周辺の店舗を教えてくれます。
ちなみに「渋谷 お店」と入力したら、なぜか勝手にマツポリちゃんの思い出を語り始めました(笑)
どうやら入力する順番が違うと、返ってくるメッセージの内容も変わってしまうみたいですね(笑)若干この辺りは不完全なのかもしれませんが、マツポリちゃんが面白いので良しとしましょう(笑)
ちなみにマツモトキヨシは、友達に追加することでダウンロードできるスタンプを、無料配信しています。スタンプにマツキヨちゃんとのチャットに、マツモトキヨシはLINEの機能を生かして面白いコンテンツを配信していますね。
2–3:コカ・コーラ
フェイスブックで面白いコンテンツを配信したり、WEB動画でバズらせたりとソーシャルメディアマーケティング界のトップを走り続けるコカ・コーラ。もちろん、LINEマーケティングだってやっております。
コカ・コーラはLINEの自動メッセージにて、無料でダウンロードできる壁紙画像を配布しております。コカ・コーラの壁紙って結構スタイリッシュでかっこよくて、ついつい使いたくなるんですよね。
またスタンプを溜めることでドリンクチケットがもらえる自社のアプリを紹介し、LINEのメッセージからアプリインストトールへと誘導したり、スタンプ配信も行ったりと様々な手法でファンとなるユーザーを増やす工夫がなされています。
コカ・コーラはこのように、直接商品の購買活動につながらなくても企業のブランド力や認知度を高めるコンテンツマーケティングを行うことで、結果としてコカ・コーラのファンそのものを増やし、最終的に消費者の購買活動につなげているわけです。
2–4:フロムエー
パン田一郎がマスコットキャラクターの、求人サイトです。まあようはアルバイト探すための会社なんですけど、LINEのトークルームにてパンダ一郎に話しかければ、彼がバイトを探してきてくれるわけですよ。
個人的には公式アカウントの中では、パン田一郎君が一番好きです。というのも、自動返信のアカウントながら自動返信とは思えない、人間味のある返事をしてくれます(パンダですけど)。
例えば、高時給のバイト探そうとするとこうなりました。
あとは、バイト探しと全然関係ない質問をしてみると、、、、
「彼女欲しい」と話しかけたら、逆に恋愛相談をされました(笑)なんか悩み事があったら、パン田一郎君に相談してみてもいいですね。
まあこんな感じでフロムエーは、ユーザーとの距離を密接にすることで企業のファンを増やそうとしています。実際にパン田一郎君を介してやり取りすることで、「企業と客」というよりは友達同士みたいな関係を築けますからね。
2–5:乃木坂46
はい、皆さん大好き乃木坂46です。実はこういった人気有名アイドルグループも、LINEマーケティングを行っているのです。
さっそく公式アカウントを友達に追加してみますと、なんといきなり挨拶動画が出てきました。動画を見てみますと、乃木坂の3人が(すみません、私はメンバーに詳しくはありません)、このアカウントと挨拶をしてくれました。
ビジュアルで売り出すアイドルのような職業は、確かにこのような動画を使った宣伝が有効そうですね。またライブキャストを利用したLIVE配信も行っているようで、かなり積極的に映像コンテンツを、LINEマーケティングで利用しているように思えます。
3.まとめ
いかかがでしたでしょうか?
クーポンやスタンプなどユーザーが欲しいと思うものを提供したり、純粋にユーザーを楽しませるコンテンツを届けたりと、とにかくユーザーに企業を好きになってもらえることができるのが、LINEマーケティングです。他のSNSプラットフォームよりもユーザーとの距離が近くなれるので、マーケティングという意味でもブランディングという意味でも非常に効果的なマーケティング手法と言えます。
ただ、1つだけ難点が。
そう、費用がすごく高いです。最初の項目でもお話ししたように、公式アカウントを運営するには資金的にかなりの余裕が必要です。それ故に、公式アカウントを利用しているのは大手企業ばかり。実際に私が紹介した事例も、大手有名企業ばかりですよね。
では、そこまで資金に余裕のない中小企業や個人事業主はどうしたらよいのでしょうか。
実は無料で使える、企業用のLINEアカウントが存在します。
それがLINE@です。
次回はこの、LINE@を使ったマーケティングについて解説していきます。
それでは本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。