Meta Business Suiteインサイト(Facebook)を用いて強力なターゲティングを行う方法

こんにちは、Statusbrewです!Facebookは膨大なユーザー情報を所有することから、広告やオーガニックとわず最高のターゲティング付きのソーシャルネットワークであることは周知です。

しかし、このようなソーシャルエンゲージメントを最大限に活用するためには、目指している結果を生み出すインサイトを分析し、それらに向けて継続的に最適化する必要があります。

ポイントは一度きりではなく、継続してインサイトを分析し続けることです

そこで便利なのが、Facebook、つまりMeta Business Suite提供のオーディエンス・インサイト Audience Insights)です。すごく便利な機能なのにオーディエンス・ターゲティングがまだまだ使われていないように感じます。

こちらの記事ではMeta Business Suiteインサイトを使ってよりターゲットを絞り込み、適切なコンテンツマーケティングができるようなガイドにしています。

1. 企業にとってのオーディエンス・インサイトの重要性
1-1. オーディエンスをより深く知ることができる
1-2. データをもとに想定することができる
2.Meta Business Suireのオーディエンスインサイト(Audience Insights)とは何か?
3. Meta Business Insightへのアクセスと使い方
・現在のオーディエンス
・ポテンシャルのあるオーディエンス
4. 新しいMeta Business Suiteのインサイトのちょっとした欠点
5. ネイティブに劣らない高機能ソーシャルメディアアナリティクスツールStatusbrew

1. 企業にとってのオーディエンス・インサイトの重要性

これまでオーディエンスインサイトを使っていなかった場合、ターゲットオーディエンスを簡単に見つけ、潜在的な顧客を理解するのに役立つ豊富な情報をすでに逃しています。

また目標を設置し、オーディエンスにとって有益なパートナーシップのための新しいリソースを発見することもできません。

オーディエンスインサイトでは、ターゲットとなるオーディエンスやフォロワーの概要と、彼らがコンテンツとどのように関わっているのかを知ることができます。

Statusbrewの分析レポートより抜粋

ブランドや企業が知っておくべき、最も重要な情報の一つです。ブランドがその業界に関心を持つ人々を理解するために使用できる、不可欠なデータです。

このデータがあれば、ブランドがオーディエンスを限定・厳選する際に非常に有益です。また、オーディエンスインサイトは、オーディエンスに対してパーソナライズされたメッセージやコンテンツを作成するために使用することができます。

いくつかのオーディエンスインサイトツールには、特定のデモグラフィックや教育レベルなどの驚くほど深い選択肢を合理化するためのオプションが付属しています。ここでは、オーディエンスインサイトの分析で得られるメリットをまずご紹介します。

1-1. オーディエンスをより深く知ることができる

広告マネージャー(Ads Manager)でオーディエンスを入力していて、特定のオーディエンスの関心が自分のビジネスとどの程度関連性があるのか疑問に思うことがあるかもしれません。

もちろん、広告のターゲットに追加してパフォーマンスをテストすることができます。しかし、オーディエンスのインサイトを掘り下げて、オーディエンスをより詳細に分析することがより有益な場合があります。

1-2. データをもとに想定することができる

基本的に、ソーシャルメディアマーケティングに限らず、マーケティングを行う際に、特定のオーディエンスの興味関心に特定の人口層がより多く含まれていると仮定します。例えば、ある特定のトピックについて、高齢者より若年層が多い、男性より女性が多い、ある都市より中小規模の都市に住んでいる人が多いと仮定します。

オーディエンスインサイトを使えば、その仮定が正しいかどうかを確認することができます。

Statusbrewのオーディエンス・センチメント分析

オーディエンスインサイトの重要性を認識したところで、Facebookオーディエンスインサイトとは何かを知っていきましょう。

2.Meta Business Suiteのオーディエンスインサイト(Audience Insights)とは何か?

Meta Business Suiteは、FaceboomとInstagramのビジネスに関わるすべてを管理・分析するためのハブのようなプラットフォームです。ブランドがFacebook広告キャンペーンの結果を高めるために必要な知識を得るために使用できる無料ツールの1つです。このツールを使用すると、FacebookとInstagramのプラットフォーム間でオーディエンスのインサイトにアクセスすることができます。オーディエンスデータだけでなく、FacebookページやInstagramのビジネスプロファイルのパフォーマンスに関するトレンドや指標を確認することができます。

Facebookは無料でターゲットオーディエンスとより深く関わり、彼らの興味、つまりオーディエンスが求める情報を満たすために使用することができる多くのツールを提供しています。

このツールを使って、フォロワーの性別、年齢、最もよく買うもの、好きなもの、オンラインで購入する意思のあるもの、興味などのハイレベルな情報を得ることができるのです。

参照:The LeadSync

このツールは、広告のターゲットを絞り込み、顧客化する可能性が高い適切なオーディエンスにアプローチするのに役立ちます。

それだけではありません。

Facebookでファンとのつながりを深めるために、適切なコンテンツを適切なタイミングで公開するよう、投稿を調整するために役立ちます。取得したデータは、より洞察に満ちた競合調査やより強力なバイヤーペルソナなど、Facebookマーケティング戦略全体の改善に役立てることができるのです。

Meta Business Suite Insightsで表示できるオーディエンスインサイトは以下の通りです。

・ページの「いいね!」数(Facebookのみ)
・フォロワー数(Instagramのみ)
・年齢
・性別
・上位の都市と国
・所在地
・趣味・関心
また、オーディエンスをフィルタリングして保存し、広告マネージャーで使用することも可能です。Meta Business Suiteにアクセスする前に、ビジネスアカウントにログインしていることを確認する必要があります。

Statusbrewのカスタマイズ性インサイト

3. Meta Business Insightへのアクセスと使い方

Meta Business Suiteには、"インサイト "というツールがあります。Audience Insightsはそのサブセクションにあります。まだFacebookのビジネスページをお持ちでない場合は、作成する必要があります。

Facebookのビジネスページにアクセスするために使用しているFacebookアカウントにログインしていることを確認してください。

あなたのFacebookアカウントにログインし、左上にすでにMeta Business Suiteメニューがあるのでクリックすると、Meta Business Suiteのページが表示されます。

Meta Business Suiteを開くと左リストメニューにインサイトが発見できます。

現在のオーディエンス

左のメニューから「オーディエンス」を選択すると、Meta Business Suiteで選択したページのオーディエンスの内訳が表示されます。このビューには、年齢と性別のセグメントの内訳が表示されます。また、両方のプラットフォームにおける上位都市と上位国の詳細が、パーセンテージとともに表示されます。

このツールの真の強みは、FacebookとInstagramのプラットフォーム全体のオーディエンスを表示し、特定のセグメントを詳細に調査できることです。

ポテンシャルオーディエンス

現在のオーディエンスの横にある「ポテンシャルオーディエンス」タブをクリックします。

このセクションの推定オーディエンス規模と各セグメントを表示します。推定オーディエンスサイズの範囲の下には、このアナリティクスに適用されたフィルタの説明が表示されますが、最初に表示されるフィルターは、デフォルトのプラットフォーム(FacebookとInstagram)と地域がセットされていますの。

どんなフィルターが適用されているか調べるには、"2 other filters selected "とこの記述にマウスを合わせると、選択されているフィルターが全て表示されます。

これらのフィルターを管理・変更するには、右上の「フィルター」オプションを選択します。

そこから、様々な興味や視聴者セグメントを設定し、推定オーディエンス数へのリーチをより理解することができます。

データ範囲を上から変更したり、PNG、PDF、CSVの形式でデータを書き出すことも可能です。

4. 新しいMeta Business Suiteのインサイトのちょっとした欠点

Meta Business Suiteは、複数事業や支店に連なるFacebook/Instagramを管理するトップギアとしては素晴らしいツールですが、アナリティクスとなると旧式のオーディエンス分析と比べてすこし劣る部分があります。

4-1. 旧式Facebookオーディエンスにあったデータがなくなった

旧バージョンでは、交際ステータス、学歴レベル、プラットフォームアクティビティなどの詳細な比較ビューが提供されていましたが、これらは現在では利用できなくなりました。現在のFacebook Audience Insightsツール内でこの情報にアクセスする手動の方法はないようです。これらのデータポイントは、オーディエンスをよりよく理解するための興味深い考察であったため、少し残念な改善と言えるでしょう。

参照:Savyy Business Goals

4-2. FacebookとInstagramでオーディエンスが重複するう

こちらはオーディエンスインサイト自体の制限ではなく、Facebookがオーディエンスの推定規模を全体的にどのように扱うかに起因するものです。

ユーザーがMeta Business SuiteというアカウントセンターでFacebookとInstagramのアカウントを接続している場合、広告の見積もりのために両方のアカウントが1つのアカウントとしてカウントされます。アカウントセンターでFacebookとInstagramのアカウントを接続していない場合、そのアカウントは広告の見積もり上、複数アカウントとしてカウントされます。

5. ネイティブに劣らない高機能ソーシャルメディアアナリティクスツールStatusbrew

Statusbrewのアナリティクスは、従来の「あらかじめ用意されたテンプレート」上のダッシュボードは用意されていません。

Statusbrewの高機能アナリティクス

Facebookなどのソーシャルメディアマーケティングを行う場合、

・この指標とこの指標を組み合わせることで、本当にパフォーマンスが上がっているかみたい
・このデータとデータを比較したい、視覚化のビジュアライゼーションは自分で決めたい

など、常に変化するマーケティング活動や方向性、結果などに応じてみたいデータや欲しいデータ常に変わるものです。

このすべてのマーケターに応えるためにStatusbrewではすべてのレポートはカスタマイズ性です。

Statusbrewのレポート機能は、ほぼ全てのアクティビティ、成長、デモグラフィック、エンゲージメント、インプレッション、リーチなど、様々なインサイトを提供します。

例えば上記は、
・エンゲージメントとインプレッションを特定のFacebookとTwitterごとで比べたい
・データの見方は某チャートにしたい
というリクエストの元、データを作成した様子です。

日付ごとにディメンションを合わせることもできます。

5-1. 180以上の指標、Statusbrewオリジナルの分析指標

Statusbrewは、あなたが常に望んでいたタイプのソーシャルメディアレポートを作成するために活用できる、180以上の分析指標を提供しています。これらの指標を活用することで、ビジネスプロフィールや見込み客を把握することができます。完全にカスタマイズ可能なレポートを作成し、ステークホルダーやクライアントに対して、誰もが納得する形式でソーシャルメディアの価値を示すことができます。

Statusbrewのオーディエンスインサイトでは、フォロワーが誰であるか、フォロワー対非フォロワーのグラフはどのようなものか、フォロワーの世界分布はどうなっているか、などの情報を得ることができます。得られたデータは、より効果的な有料コンテンツやオーガニックコンテンツに反映させることができます。Statusbrewがデータを取得できるFacebookとInstagramの指標のカテゴリは以下の通りです。

ソーシャルメディアでは、アカウントの成長や方向性、事業ごとに見たいデータが常に変容します。まずそこに対応するためが一つの理由です。
二つ目の理由は、データや各メトリクスを比較したり、違った角度から見たいなど、「こうだったら良いのに」を詰め込むために、欲しいデータを一つ一つ手作りできるようにしています。

これに対応するために私たちはStatusbrewオリジナルのジェネリックなメトリクスを開発しました。

ソーシャルプロファイル・メトリクス(Social Profile Metrics)と投稿メトリクス(Post Metrics)というものです。

これはFacebookだけではなく、例えばFacebookとその他のリソース(複数のFacebookページがある場合、複数のソーシャルネットワークがある場合)を横刺しで比較したいときにデータをすべて取得するためのメトリクスです。

5-2. Facebook&Instagramの広告vsオーガニック分析データにも対応

まずStatusbrewはネイティブにはない大量のFacebookオリジナルの指標を用意しています。

得られたデータは、あなた次第でより効果的な有料コンテンツやオーガニックコンテンツに反映させることができます。Statusbrewがデータを取得できるFacebookとInstagramのメトリクスのカテゴリーは以下の通りです。

Facebookページメトリクス
Facebookカスタマーアクションメトリクス
Facebookコンテンツ消費メトリクス
Facebookチェックインメトリクス
Facebookカスタマーフィードバックメトリクス
Facebookフォロワー数
Facebookページリーチ&インプレッション
投稿のリーチ&インプレッション
Facebookページ投稿の反応
Facebookページファン数
Facebookページ動画
Facebookページ閲覧数
Facebookページコンテンツ指標
Instagram Email メトリクス
Instagramフォロワー数
Instagram オーディエンスデモグラフィー
Instagram カスタマーアクション
Instagramプロフィールなど100種類以上

Statusbrewは、先ほどの分析ビルダーでメトリクスを選ぶ際に、下記のように広告なのか、オーガニックなのか、バイラルなのか、様々な視点からFacebookレポートを作成できます。

Statusbrewはオーディエンスの活動を監視することも、投稿に最適な時間帯を推定することもできます。

Statusbrewのレポートビルダーを使用すると、ビジネスのニーズや要件に応じてカスタマイズ可能なレポートを作成することができます。カスタマイズや並び替えが可能なウィジェットを追加して、要件に応じた指標を表示することができます。

今回の記事は、Meta Business SuiteのAudience Insightsツールを使ってレーザーターゲットとなるオーディエンスを構築する方法をご紹介させていただきました。

ターゲット層について知り、レーザーターゲット方式でターゲティングすることで、より多くのトラクションを得ることができ、また、貴重なマーケティング費用を節約することができます。

Statusbrewのレポートとモニタリングツールを使用すれば、幅広いオーディエンスデータを得ることができ、フォロワーが最も好むコンテンツを作成するのに役立つため、より効率的に目標を達成することができます。

カスタマイズの自由度が高いStatusbrewは、ソーシャル施策が良い結果につながったかどうか、マーケティングキャンペーンを強化するためにはどこに調整が必要かを、すぐに判断することができます。