誰がツイートを見てくれてるの!?Twitterに投稿するべき最適な時間帯とその分析方法
こんにちは、Statusbrewです。Statusbrewはもともと2011年にUnfollowersという名前で注目を集めたTwitterマーケティングに特化したアプリケーションでしたので、その経験を生かして今回は書きたいと思います。
まずTwitterマーケティングの大前提としてお伝えしなければならないことがあります。多くのTwitterユーザーやTwitterマーケターが口を揃えていうこと、それは、あなたが思っているより誰もあなたのツイートを見ていないということです。
こちらの記事では、ツイートが見られない理由と、フォロワーや他の人にツイートを見てもらう方法について説明します。
1.Twitterというプラットフォームの特性とアルゴリズムを理解しよう
よく「この業界は朝の通勤時間帯がよし」などの情報もありますが、「完全な間違い」とは言えませんが、
すべてのユーザーはそれぞれ投稿すべき時間帯は異なります。
Twitterはご存知の通り活字ベースの非常にスピード感のあるソーシャルメディアなので、何を書くかだけではなく、いろいろなことを考えなければなりません。
ツイートするのに最適なタイミングを見極めることで、大量の投稿をするのではなく、1日のうちに戦略的に散りばめられた質の高い投稿に力を注ぐことができ、スマートにマーケティング活動を進めることができます。
ここで一つ、大事なポイントがあります。Twitterのアルゴリズムが更新されたことで、ツイートのタイミングがこれまで以上に重要になっています。
ユーザーは、トップトレンドのツイートや最新のツイートなど、自分の好みに合わせてツイートを見ることができます。そのため、エンゲージメントベースのフィードではなく、時系列のフィードに切り替えることも実際に可能です。
このことを念頭に置いて、すべてのTwitterユーザー、特にビジネスでTwitterを使用しているユーザーは、自分だけの最適なツイートのタイミングを見つけなければなりません。
2.Twitterの最適な投稿時間を見つけるためのデータドリブンなアプローチ
ツイートするのに最適な時間を見つけるためにStatusbrewが最もお勧めするアプローチの一つです。Twitterに投稿するベストなタイミングを見つけるのは非常に難しいです。自分で実験を行い、オーディエンスが最も受け入れやすいタイミングを見つけていきましょう。
2-(1)現時点であなたのフォロワー(オーディエンス)がアクティブな時間帯を調べよう
Twitter分析ツールStatusbrewを利用してデータを取得してみました。
オンラインの指標となる最もインプレッションを得た瞬間を<<曜日>>と<<時間帯>>ごとで表します。
このデータ結果は、私たちStatusbrewの公式アカウント(@statusbrew)のものです。最も濃い青色の箇所、つまり火曜日の朝7:00時〜お昼12:00ごとがピークです。
しかし、ツイートするのに最適な時間を決める際に重要なのは、露出だけではありません。シェアするアップデートの種類によっては、視認性よりも積極的なエンゲージメントを優先することもあります。
2-(2)潜在的リーチの数も必ず調べよう
オーディエンスの性質も一緒に見るようにしましょう。あなたのアカウントのオーディエンスは、
- 既存のフォロワーなのか
- 潜在的リーチ(今後フォロワーになってくれる可能性がある)なのか
を見てみましょう。現在のフォロワー数と比較して、フォロワー数よりも多い場合はあなたのアカウントがより外に広まってきている証拠です。またその時系列も下記のように表示できます。
2-(3)フォロワー獲得の時間帯も欠かさずチェック
実際のフォロワー獲得に結びついた時系列も一緒に見ると、一回目のインプレッション(コンテンツ)の閲覧から2、3回目をみた後に復帰してフォロワーになってくれた傾向などを追うことができますね。
これらの「オーディエンスの質と特性」に特化した分析についてのブログはこちら
3.Twitterへのベストな投稿時間帯は常に変動します
常に変動する「ベストな投稿の時間帯」を見逃さないように、様々な角度からデータを分析しましょう。
下記は直近1ヶ月とその先月を前後比べたものです。この通り、投稿へのベストな時間は日々変動します。
変動する理由は
コンテンツの内容と種類によるから(Ex: リンク付きか、動画付きかなど)
です。
ですので分析ツールで最もアクティブだった時間帯を調べる際は、その時の平均の数を出すようにしましょう。ベストな投稿時間帯をぶん
StatusbrewのTwitter分析ツールは、フォロワーが最もアクティブな時間帯を様々な角度から測ることができます。Statusbrew分析機能には、
メトリクスやディメンション、フィルター機能だけではなく様々なビジュアライゼーションがありますが、時系列ヒートマップは、数値(この場合だとProfile Impressions)を色の強弱でつけることで表現し、さらにそれを時系列に並べることで、時間の経過に伴う変化を表しています。
「どの曜日が全体的に良かったのか」という視点と「直近の日付別」という視点、2つのウィジェットを並べることで、
オーディエンスのアクティブ度が時間帯によるもの、つまり時間さえハマればエンゲージしてくれるのか、それとも時間帯だけが重要ではなくその投稿の内容との因果関係を導き出すことができます。
だからこそ、>(2)へ続く
3-(1)エンゲージメント別でベストな時間帯を把握しましょう
フォロワー数が多いからといって、メンションやリプライが多いとは限らないので、この2つのグラフを確認することが重要です。
分析データを見ると、一定のタイムゾーン間は、ユーザー数が少ないにもかかわらず、多くの返信やコメントが寄せられていることがわかります。またフォロワーの数は増えますが、Twitterへのリプライやメンションはあまりない、のようなデータも満遍なく取得できるようになります。
本当に投稿したほうがいい時間帯は、線がグラフの最上部で重なる時間帯です。
4「自分たちの」マーケティング活動の時間帯も比較する
Statusbrew分析機能やTwitterのネイティブのアナリティクスはあなたがTwitter上で最も活発に活動している時期も表示してくれるので、グラフの比較をすることができます。
フォロワーが最も多い時間帯に、私たちStatusbrewも最も活発にTwitterを利用するようにしています。
このような情報は、自分がいつツイートすべきかという貴重な指針にはなりますが、実際に投稿したツイートについては何もわかりません。そのためには、自分のTwitterアカウントのアナリティクスページにアクセスする必要があります。
このページでは、最新のツイートのデータが表示されます(下の写真のように、過去のデータを詳しく調べることもできます)
自分のツイートを他のツイートと比較したい場合は、リストを下にスクロールすればよいのですが、特定のツイートをクリックすると、以下のようにあらゆる種類の貴重なデータを提供してくれます。
まず、Twitterはあなたのツイートのインプレッション数を上記のように数字表示します(インプレッションとは、ユーザーがあなたのツイートを見た回数のことです)。
この上のグラフを見ると、ツイートが実際にどのくらいの期間、オーディエンスに表示され続け、関連性が保たれているのかを確認することができます。上の例(私個人のツイート)では、10/13に送信されたツイートのインプレッションは、最終的に7,056です。このインプレッションはどの時点で、最高潮に獲得されたかを見る必要があります、またその時間帯こそが本来投稿すべき時間帯だったともいえるでしょう。
13日の時点では3,710と半数以上を獲得した可能性が高く、その翌日では5,174とよりインプレッションが引き継がれているのがわかります。ちなみに私はこの13日の前後はほとんどツイートしていません。ここで注意しなければならないのが、現在のネイティブアナリティクスでは、特定のツイートごとのインプレッションの獲得期間、持ち具合は表示できなくなっています。
ツイートの成長傾向を追う際には、どの時点で半数以上のインプレッションを獲得し、24時間以内には誰にも見られなくなっているのか、それともツイートは2日3日伸び続けているのかのパターンを少しずつ掴むようにしましょう。
このグラフの下には、タイムラインだけではわからない、そのツイートのデータが表示されます。
4-(1)全体のインプレッションに加えてエンゲージメントにも注目
ユーザーがツイート内のリンクを何回クリックしたか、何回リプライが送られたかなどがネイティブアナリティクスでわかります。またエンゲージメント率も教えてくれます。
例えば、ある日のある時間帯にツイートが最も効果的になると予測した場合、その予測が正確だったかどうかは、このエンゲージメント率というデータを使って確認することができます。ただし、数回のツイートだけで判断することはお勧めしません。数回のツイートだけで判断しないで、しばらくデータを蓄積してから全体像を見るようにしましょう。 そして、必要に応じて、投稿時間を調整したり、特定の時間帯に投稿するコンテンツの種類を変えたりしてみましょう。
5.ベストなTwitterの投稿の時間ラインの構築方法
様々な方法を持って試すことができますが、Statusbrewを利用した一例をご紹介します。まずStatusbrewにサインアップしたのちに、Twitterアカウントを接続することから始めましょう。
5-(1).ツイートする時間を5つほど分けて設置する
テストする回数は自由に決められますが、最初は4〜5個が理想的です。少ない数であれば、実験を始めたばかりの頃は、追跡しやすいためです。
このツイートする時間は、先ほど上記で説明した、「最もインプレッションを獲得した時間帯」を過去30日間のデータからいくつかピックアップします。
5-(2). 上で決めた投稿時間帯のカテゴリーを作成する
Statusbrewのダッシュボードからカテゴリーを開き、先ほどピックアップした曜日と時間帯の組み合わせを設定します。
カテゴリー名、タイムゾーン(日本のユーザー向けの場合はTokyoにする)、投稿時間を決めてカテゴリーを作成します。
カテゴリーとはあらかじめタイムゾーンと投稿日時をセットアップする予定表のことです。カテゴリー投稿をすることで、投稿時間の設定だけではなく全体の予約バランスも俯瞰してみることができます。
上記のように、「平日の特定の時間帯」に繰り返し投稿ができるようなカテゴリーももちろん設定できます。
カテゴリーをたくさん作成すると、このように一覧化できます。
5-(3). ベストな投稿時間帯に予約投稿をしてテスト開始
Statusbrewのダッシュボードにアクセスし、コンポーズをクリックします。エディターウィンドウが表示されるので、ツイートの詳細をすべて追加します。
キャプションを書き、画像/動画/リンクを追加し、ハッシュタグを入れます。その後、「予約投稿(Schedule For Later)」のボタンをクリックし、予約方法を選びます。
この時点で、先ほど設定したカテゴリーを選択して保存するだけで予約投稿が開始されます。
5-(4). 効果測定する
すべてのツイートが公開されたら、1日待ってからアナリティクスを確認します。毎日のツイートのグラフ、ツイートの頻度、オーディエンスのエンゲージメント、ツイートのパフォーマンスをチェックしましょう。
エンゲージメントが最も高いツイートを見つけ、そのツイートがアップロードされた時間を確認します。これが理想的には、ツイッターに投稿するのに最適な時間になります。
5-(5). 繰り返し投稿しましょう
Twitterに投稿する最適なタイミングをより明確に把握するために、テストを十分に続けてみましょう。もしツールなどお持ちではない場合、スプレッドシートを用意し、投稿した各ツイートのパフォーマンスを記録します。
いいね!の数、コメント数、投稿した時間、ツイートの種類(リンク、画像、動画)などを記録して見てください。ちなみにこちら、TwitterではないですがInstagramの分析レポートを、私たちStatusbrewもスプレッドシートで例として作成して見ました。
時間帯や曜日を変えてテストを行います。3~4週間のテストを実施すると、自分だけのベストなTwitter投稿のタイミングがはっきりとわかるようになります。
5-(6).アプローチの改善
これらのデータを収集した後は、データに基づいて投稿方法を修正し、磨きをかけることができます。Statusbrewのカテゴリー機能を利用すれば、いつでも簡単にスケジュールを変更することができます。
フォロワーが今後どんどん増えてきたら、このテストを定期的に行うことで、フォロワーの行動を把握し、新しいフォロワーに向けて常に最適なタイミングでツイートを投稿することができます。
新しいフォロワーたちの増え方やそのフォロワーの質の分析もすべてStatusbrewで行なうことができます。
またStatusbrewでは過去のツイートに寄せられたエンゲージメントを調査し、オーディエンスがTwitterで最もアクティブな時間帯にツイートをスケジューリングするまでのプロセスを一括で行います。